朝、6時半頃バンコック中央駅に着いた。バスではなく列車にしてよかった。出発前の数日はまともな食事をしていない、体力が落ちていた。車内で冷たいビールを味わい、寝台で寝る前にバリウムを合わせ飲むと列車に揺られながら少し眠った。途中下車ではなく終着駅だから安心したのだろう。
バックパックをかついで人通りの少ない朝の通りを歩く。中央駅には地図を買いに歩いて行ったことがあり、道は頭に入っている筈なのに途中から迷ってうろ々する。何でそうなるのか、無能で無意味だ、疲れと重い荷物とそうした自分に腹が立つ。やっと宿に着く、ACのある部屋がとれて一安心だ。今までの腹立ちはもうない。ぼくに必要なのはこのホテルと歩いていけるラッキューの1階にある北京飯店の安い日本食なのだ。
8時過ぎ、お目当ての北京飯店へ行き目玉焼き、沢庵、味噌汁の朝食だ。どうだい、とぼくの胃袋に話しかけると有り難いことです、との返事。これから暫らくぼくの仕事は食べることだ、食べて食べて健康な身体を取り戻すこと。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます