今日は、父たちの稲とは別で、僕らが自分たちで育てた「タカキビ」「もちあわ」「金ごま」の雑穀三人衆を一度に刈り取りました!
…で、台風になぎ倒されたタカキビ氏。
というのも、雑穀なんて周りでやってる人はいないし、図書館で借りた本にもあんまり詳しく載ってないし、6月に収穫した小麦もそうだったのですが、「とりあえずやってみよう!」というノリなので、要はいつ収穫したらいいのかわからなかったのです。
それで、「もうそろそろかなー?」「いや、もうちょっと育つかなー?」とかやってるうちに台風将軍がやってきて僕らより先に刈り倒して下さいましたので(もちあわは、前回の台風ですでになぎ倒されてたのが止めを刺された)、「期は熟した!!」とばかりに刈り取りをおっぱじめたわけです。
↑前回のなぎ倒されたもちあわ氏。実はタカキビがこんなに高く成長するとはつゆ知らず、もちあわはすっかり日陰になってしまったのです。(そういうことのないようにタカキビを遅らせて植えたにも関わらず…)
すっかりやせ細ってしまったもち粟に比べて、このタカキビの激しい2段根張り!!ところで日本語の「ねばり(粘り)」の語源は「根張り」からきていたんですね、なるほどー。
タカキビごっそり採れましたー!!
刈り取った雑穀を車に詰め込み作業場へ移動。鶏たちにはごちそう食べ放題のVIP待遇です。
先日拾っておいたタカキビは、車の中に置いておいたらたちまち発芽してしまいました。発芽玄米ならぬ発芽タカキビで栄養UP!?
画像じゃ伝わりませんが、ずしりと重たいのです。
雑穀の栽培が日本で廃れた理由に”収量の低さ”があるのだそうなのですが、一体これのどこが収量が低いのか今はまだ解りません。タカキビももち粟も米の何倍も実っているように見えるのですが。(ちなみに無施肥です)
長さを揃えて…
2本一組で結わえます。
写真で見た田舎のタカキビ干しも藁で結っていたので、僕もやってみました。
クイクイっとやってキュっと…できた―!!
と、言っても完全に自己流(適当)ですが。
やってみると、ワラはヒモと違い、一本の中で、固い部分と柔らかい部分の両方を自分で調節することができると解りました。
なので、必要に応じてなめしながら(指でつぶしながら)やると上手くいきました。
あと、刈りたての時(6月)より随分しなやかになっている気がしました。あと、少し湿っている藁の方がやりやすかったです。
特徴が解ってくると、わざわざ編んだ紐を使うより、ずっと手早く便利かもしれません。
というわけで、一日にして藁のことを随分勉強できた気がします。わらじとかすんごく編みたい気分です。
できたー(泣)!!画像じゃ伝わりにくいですが、50セットは軽くありますよ。きっとたぶん。
お次はもちあわです。
どうやって干すか、この時点ではまだ考え中なので…
とりあえず葉っぱをとって、さわやかな感じを演出してみました。
(ブルーシートの上で天日干ししてみることにしました。)
雑穀跡地。カオスすっきり!奥に試験用のタカキビを少し残して、11月の小麦の種まきまでお休みです。
こちらはお隣さんの綿花!台風で随分とやられてしまったと聞いていたので見るのが怖かったのですが、これからもまだまだ収穫できそうで一安心しました。
捨てられていたのをもらってきちゃいました。
稲刈りの残りの分も無事に終わったようで、先日干しておいた分は、もうこんなに乾いて色が変わってます。ひっくり返して湿っている部分を上に向けます。この単純な作業でもこの量(×2)あると、なかなかしんどいです。
家に帰ってきて、タカキビを干すための竹を組みます。
そして、つたない藁結いのタカキビをひとつひとつ掛けて…
できたーー!!見よう見まねで憧れのタカキビの天日干しができましたー(泣)!!
そしてさりげなく金ごま氏です。
9月23日の早朝から日暮れまでの出来事でした。