たすくの空中散歩

千葉県我孫子「石臼と麦」店主、相澤たすくの農作業や工作や
日々の一喜一憂を記録していきます。

2013年5月の振り返り~麹箱制作日記

2014年05月27日 21時32分26秒 | 一喜一憂


「わが家でつくるこだわり麹」を参考に、麹を育てる部屋=『麹室(コウジムロ)』のコンパクト版、『麹箱』をつくってみました。表紙写真左下の↑これです。


途中まで写真を撮っていなかったようで、制作過程がかなりはしょられていますが、まずは杉板を張り合わせて箱をつくります。
写真は表面を磨いた後、塗料を塗っているところです。
塗料には、父所有の『キヌカ』という、米ぬかを使った自然塗料を使わせてもらいました。
なるべく菌達に住み心地の良い環境を、ということで、なんとなく箱の内側は無塗装にしました。

杉材は安くて、軽くて、加工しやすく、匂いも良くって好きなのですが、「反り」がどうしても出てしまいます。
しかしながら、麹箱は保温効果が無くては困るので、隙間ができないようにきれいな箱をつくるのには随分と苦労しました。
ちなみに、木と木の繋ぎ合わせには、基本的にダボ(木の釘みたいなもの)を使っています。
金物は時間と共に弱くなるし、後でばらして捨てる時にもかさばるので、特に必要無い場合には、なるべくネジや釘には頼らない方向で、ものづくりしています。


麹を育てる容れ物、『麹蓋(コウジブタ)』の制作です。
こちらも杉材ですが、箱をつくった時のよりかはいくらか値の張るものを使ったので、綺麗に製材されていて使いやすかったです。


加熱にはこたつのヒーターを使います。春にこたつを買う客もめずらしいでしょう。リサイクル屋で1000円程でした。
もともとこたつに付いているサーモスタット(温度調節つまみのところ)につながっていた配線を、今回オークションで手に入れた、温度が細かく設定できるサーモ(ロバートショウ製)に繋いでいます。


直接だと、麹蓋の温度が急激に上がってしまうので、すのこを敷いて…


麹蓋を置きます。
最大5枚入る計算です。


箱の蓋は、一度に全部開くと温度が下がってしまうので、3つに分かれています。
温度計は爬虫類飼育用のもので、ホームセンターで2000円くらいでした。
センサーがコードで伸ばせて、温度と湿度と、それぞれ最高値と最低値を記憶してくれます。


サーモスタットは端子が丸出しで危なかったので(100V電流通ってます!)…


木をくりぬいて蓋をつくりました。


試運転。
サーモを30度にセット。
すると温度計が30度を差した瞬間に、ヒータのスイッチが切れました!
正確な動作にびっくり!!

この後、麹箱は麹づくりだけでなく、酒まんじゅうを発酵させる為のホイロとしても大活躍してくれて、今の生活には無くてはならないものになっています。

麹箱の作り方について、詳しくは永田十蔵さんの本をご覧くださいませ。


<余談・使用上の注意?>

この箱を使って甘酒も作れないかな~と思って、わざわざ高い温度設定のできるサーモを買ったのですが、温度設定50度(甘酒は55~60度くらい必要)にしたら、しばらくして、箱から煙が出てきました…。
今はファン付きのヒーターにしてあるので大丈夫かもですが、ご利用の際には設定温度は30度前後にして、慣れるまでは箱から目をそらさないようにしてください。



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2013年5月の振り返り日記

2014年05月17日 21時37分34秒 | 一喜一憂
(5/3)
田植え無事に終了!5人での手植えです。

(5/4)
新農地に、農家さんのとこでもらったもみ殻を撒きます。
もみ殻は微生物の宝庫。きっと土をふかふかに発酵させてくれるはず。

(5/12)
たわわ麦畑。


ホームセンターで格安で売っていた、食用の大豆。
種としては使えないのだろうか?
発芽実験↓

(5/14)
おおっ!!生えてきた!!

(5/15)
新農地に麦を植えるまでの土質改良もかねて撒きまくってみます。

(5/20)
苺!!

(5/25)
大豆が元気に生えてきました!

(5/28)
柏のマリアチャペル。
式場選び、ではなくて、食品衛生責任者の講習会です。
豪華なお食事付き!!とかでは残念ながらありませんでした。

(5/31)
麦が色づいてきました。
いよいよ来月収穫!!


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れんげまつり2014終了!

2014年05月05日 21時24分13秒 | 一喜一憂


お蔭さまで無事に終了致しました。
ご来場いただきました皆様ありがとうございました。


その場ではちみつ絞り!はじめて見ました。
ハーブみたいな香りがして、とっても美味しかったです。


一面に広がるれんげ畑。子供もたくさん来て、れんげ摘みを楽しんでいました。
お祭り終了後、土にすき込んでれんげ米の肥料になるそうです。


お蔭さまで、今回もたくさんおまんじゅうをお届けすることができました。


五月限定よもぎまんじゅう!



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2013年4月の振り返り日記

2014年05月01日 22時46分43秒 | 一喜一憂

4月の振り返り日記ですが、なんと「去年の」です。
全く月日が経つのは早いもので、浦島太郎な気分です。

茨城に引っ越してきた最大の目的(加工所の完成と、まんじゅうの納品)が、ようやく実現しましたので、大変遅ればせながら、振り返り(思い出し)日記を再開させていただきます。
願わくば、現実の時間に追いつきますように…。

というわけで、2013年4月の分の書きかけの草稿が残っていたので、そこに追記しながらはじめてみようと思います。

前回の振り返り日記→3月の振り返り~はじめての醤油づくり

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オリジナルまんじゅうづくりの参考に、まんじゅう屋をめぐってみることに。
まずは、竜ヶ崎の保健所に行った時に、教えてもらった、筑波の酒まんじゅうを売っているというお店に。
残念ながらこの日は、酒まんじゅうの販売は無し。売っている日と売っていない日があるようです。

<4/5>
まんじゅう巡り二軒目↑
かわいい色のまんじゅうや「岩田製菓」結構有名なようです。
小さい売り場ですが美味しそうなおまんじゅうが沢山並んでいます。
店主のおやじさんがとっても素敵でした。


あんこに塩がきいてて美味しい!

<4/6>
なんと、またも新農地!
当時のうちのアパートのすぐ裏の、同級生の土地を、使わない間だけお借りできることになりました。


常磐線がすぐ横を通ります。なかなかよいロケーション。
沿線に桜の木があって、花びらが舞ってたので「さくら農園」って呼ぶことにしました。
天王台駅から取手方面に向かう途中に小麦畑があったらたぶんうちの畑です。

<4/9>
農家さんのとこで毎年恒例の籾蒔きのお手伝い。
そしてこの日、ヤフオクで落札した一条刈りバインダーがお目見え!父とOさんが昨日軽トラで取りに行ってくれていたのでした。
見た目かなり綺麗だったのと、発送元が千葉県(かなり珍しい)で直接取りに行けるので、ジャンク品でしたが賭けてみました。
普通に買うのの20分の1くらいの超破格!動けば儲けものです。

<4/10>
まんじゅう屋巡り、今度は取手の田中酒造に行った時に教えていただいた、茨城県境町の「まんじゅう花家」です。
大人気店らしく、日によっては午前中には売り切れてしまうそうで、売上でまんじゅう御殿が建ったとか!?
不定期な休みの日も多く、マイペースというか、余裕すら感じさせます。

そしてこれが美味かった!!!!
あんこが飛び出てボコボコで、お世辞にも綺麗とは言えない武骨なまんじゅう。
だけど、見たこともなく、食べたことも無い。世界にひとつだけの花家。

すいません、食べるのに夢中で写真撮り忘れました…。「まんじゅう花家」で画像検索してみて下さい。

<4/12>
畑にカメがいました!


カメってどうしてこんなにかわいいんでしょう。


藤野に引っ越した友人の家でスタジオ完成パーティー!
酒まんじゅうをつくってもっていきました。
今見ると、やっぱり100%うちの粉でつくったまんじゅうは、色も雰囲気も全然違いますね。
いつか販売できるようになると良いのですが…。


うちの粉とうちの卵でさーたーあんだぎー。

<4/16>
もうすぐ田植え。苗も元気です。
(って、まるで今現在の写真を見ているようです…。)

<4/17>
これは何でしょう?
こたつのヒーターと、オークションで落としたサーモスタットを使って麹箱(麹をつくる箱)づくりです。


畑に落ちてた、去年(2012年)の夏のナスのミイラです。
種をほぐして蒔いてみます。


くさもち!畑の脇の用水路に生えていたヨモギを摘んでつくってみました。
僕なんかは、この色を見ているだけで幸せな気持ちになってしまいます。
(酒まんじゅうに使っているヨモギは国産の天然乾燥品を購入してます。念のため。)

<4/23>
麦がこんなに大きくなりました。

<4/25>
巨大たまご!

<4/26>
実が入ってきました。


たけのこ!


庭に蒔いておいたクローバーが、ものすごいことになっています。







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