たすくの空中散歩

千葉県我孫子「石臼と麦」店主、相澤たすくの農作業や工作や
日々の一喜一憂を記録していきます。

今シーズンおやきありがとうございました

2019年11月30日 19時55分44秒 | 一喜一憂

本日をもちまして、2019年秋おやき販売は終了いたしました。
お買い上げいただきました皆様、ありがとうございました!

かねてからお知らせしていましたように、12月以降、加工所の移転に伴う長期休業をさせていただきます。
春頃には、店舗としての営業をスタートできることを目標に、セルフリフォーム、開店準備を頑張ります。

進展状況など、またこちらのブログやホームページなどで、お知らせさせていただきます。
今後とも七草をよろしくお願いいたします。

七草 相澤 翼・琴美


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カミングアウト中学生時代

2019年11月25日 19時51分54秒 | 一喜一憂

←前の記事「シビアウェザーと農業」

中学生になって、授業で環境問題というのを人類が抱えていることを知りました。
気になって調べていくうちに、すでに現時点で、人類のこの大量消費のライフスタイルは行き詰まっていて、先が見えている。どのみち、いつかどうにかしなくてはいけない状況であることがわかってきました。

その時のメモや参考文献などを振り返ってみると、今言われていることと驚くほど変わっていません。
「今動かなくては取り返しのつかないことになる」は、20年以上も前、その時すでに言われていて、こうなることはわかっていたのです。

そんな「未来の無い未来」の事実を知った当時の私は
「これは大変だ!テストのための役にもたたない勉強なんてやっている場合ではない!
何よりも最優先で、みんなで考えて行動しなきゃだめだ!」と大騒ぎ。
ところが不思議なことに、同級生も先生も世の中の大人たちも、その事実を知らされておきながら平気な顔をしているのです。
これは、私にとって全く理解のできないことでした。

「きっと誰かがなんとかしてくれる
新しい技術が出来てなんとかなるだろう
そういう難しいことは、頭のいい人達が考えてくれるから自分には関係ない」

そんな空気が、確かにそこにはありました。
これは環境問題だけでなく、あらゆる物事に対して、社会全体が自分の未来を人まかせにしているのです。

みんな切り立ったガケに向かって突き進む暴走列車に乗っている。なのに楽しそうに”変わらぬ日常”を送っている。
知らぬが仏、どころか知っているのに仏状態。
自分はそんな境地になれるほど「大人」ではありませんでした。
そしてまわりがそんなだから、より一層危機感は募るわけです。自分が何とかしなきゃ!!

と、思いつめていた矢先、世界各地で、自然保護を訴える人たちのテロが起き出します。
あまり知られてはいませんが、その時期、日本で起きた、世界を震撼させた大事件も、同じような考え方の人たちが起こしたものだったのです。

それらを見て、急速に冷めていく部分がありました。自分がこのまま進もうとしている方向は、なにか違う。

そして卒業アルバムに、想いを込めた一言を書き残し、高校に入ってからはぴたりと口に出さなくなりました。
世間に対する諦めの気持ちと、結局はすべて自然のやることだ、という気持ちと共に、自分の中でしまっておくことにしたのです。

そして、結局はあの時思っていたとおりになったのです。
そして、今や私は、家族を持ち、息子を授かり、次世代の暮らす社会を作っていくべき、責任ある年齢に達しているのです。
自分は、やっぱりこの事実に向き合わなくてはいけないんだ。もう一度向き合う時期がきたんだ!

と、思っていた矢先、あるニュースが飛び込んできました。
グレタ・トゥーンベリさんの国連気候行動サミットでの演説のニュースです。

続く…

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シビアウェザーと農業

2019年11月20日 16時12分00秒 | 一喜一憂

さすがに昨今の異常気象続きは、「気のせい」や「思い込み」を越えている。
おそらく多くの方がそう感じているのではないでしょうか?
移動販売で、屋外での販売をやっていると、季節の移り変わりや、変化を肌で感じます。
「日本が二季化している?」一緒に移動販売をしている方とも話していました。
気候の変動をもろに受ける屋外での販売ではなにしろ売上に直結するので、過ごしやすい(購買意欲が上がる)春と秋が無くなることは、それこそ骨身に染みて感じるのです。

そして、この度のハウス倒壊を受けて、私も異常気象について調べました。
どうやら「異常な日常」はこれからも続く、どころか、まだまだこんなものではない可能性の方が高いのです。

ただでさえ、ハイリスク、ローリターンな部分の多い農業にとって、この状況はこれからさらにしんどくなっていくことも想定しておかなくてはなりません。
この極端すぎる気象現象のことを「シビアウェザー」というそうです。

これからのシビアウェザーの時代の農業がどうあるべきなのか、非農家が大部分を占める社会で、食べ物がスーパーにいつでも並んでいるのであまり実感がわかないかもしれませんが、シビアウェザーの危機とは、農家が食べていけなくなる「農業の危機」ではなくって、みんなの食べ物が穫れなくなる「農耕の危機」なのです。

シビアウェザーの原因については、「確実に絶対」とは言えないとはいえ、人間の活動が関連しているとみてまず間違いないだろう、ということで、世界的に見解が一致しているようです。
温暖化や寒冷化などの地球規模の気候の変動自体はいつでも起きているのですが、ここ最近(近代化以降)の気候の変動は、そういった長い期間かけて起きる穏やかな変化とはあきらかに一線を画しているのです。
※「地磁気の変動」との関連については、それこそ成す術が無いので、ひとまず置いときます。

我々の、短期的な「もっと便利に楽に」を求めるライフスタイルが、結局は自分たちを長期的には「不便に苦しく」している。
向き合わなくてはならないのは、現世代の「楽」が、次世代の「苦」になっていく、という事実です。
アメリカインディアンは、ひとつひとつの行動をとる時、七世代先のことを考えて選択する。と言われています。
それに比べて、たった二、三世代後のことすら考えられない我々「先進国人」は、なんて視野が狭いことでしょう。

なんだか、結局ここに帰ってきたなー、という、懐かしさのような、腑に落ちるような気がしました。
実は、中学生の頃、私は環境問題について、かなり思いつめていたのです

続く…

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加工所の移転と、長期休みのお知らせ

2019年11月07日 14時53分58秒 | 出品情報

いつも七草の商品をご愛顧いただきありがとうございます。
この度、七草は加工所を我孫子市内へ移転する運びとなりました。
つきまして、誠に勝手ではございますが、残りの11月の平日おやき納品販売と、12月以降の営業をしばらくの間お休みさせていただきます。

次の加工所は、住居と店舗を兼ねる予定なのですが、リフォーム(リノベーション?)をほぼ全部自分たちでやることになりそうなので、今のところ再開の目処は全く見えていない状況です。

春には店舗としてのオープンができればと考えております。

ご不便おかけいたしますが、何卒ご了承くださいませ。
また進展がありましたら、こちらのブログなどでお知らせさせていただきます。

以下、今後の七草の販売予定です。

<納品販売:あびこん店内>
11月9(土)、10(日):水の館にてガス展開催につき、店内への納品販売のみです。

<移動販売:水の館あびこん駐車場>
16(土)農業まつり、17(日)
23(土)・24(日)新そば祭り
30(土)

販売スケジュールhttp://mugioyatsu.com/schedule.html





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