小麦がたわわに実りました。
鳥よけにテグスが張ってありますが…
このとおり…
はじっこはどうしても鳥にくわれてしまいます。
第二農園もたわわ
昨年(2012年)は、干している最中にだいぶ鳥に食われてしまいました。
後、刈り取った麦を紐でくくるのが大変めんどうでした。
というわけで、鳥に食われずに、一番楽で、場所をとらない干し方を考案。
これでもうゼッタイ鳥にくわれない!
今年こそばっちり!!?
ついに出番だ!一条刈り!
一発でエンジンスタート!!
発進!が…
次の瞬間川の中に…。
いきなり小麦を刈るのもアレだったので、水路沿いの道に生えていた雑草で試し刈りをしようとしたら、うまくコントロールできずに仲良く川までゴロゴロ。
いやーやってもうた。トホホ…。
その後紆余曲折あって、なんとかエンジンはかかったものの結束はできず。紐の通し方がわからーん!
本体横の説明が不親切すぎ!!途中までしか書いてないのです。
それにしても早い!てか、早すぎてコントロールできねー。(その後タイヤの空気を抜くことでスピードの問題はある程度解決しました。)
結局手刈り
無事刈り取り終了、一安心。
の数日後…
はうあ!重さで崩れてる!
今年こそ無事に収穫と思ったら、アクシデント!
とある人が、雨が降ってきたからと、よかれと思って、干している小麦の上にブルーシートをかけてしまい、雨に濡れた小麦が、雨上がりの日差しに照らされて、中は蒸し風呂状態!
翌朝ブルーシートをどかした時にはすでにカビが発生、さらに悪いことに、その後まるまる一週間、止むことなく雨が降り続けて回復する隙も無く、ただただ悪化していくのを見守ることしかできませんでした。
みなさんも良かれと思っても、人の畑を無断で手伝うのは極力避けましょう。
解らない人にとってはちょっとしたことでも、一年間の苦労を水の泡にしてしまったりすることがあるのです。
しかしながら、この失敗を、もっと大規模にやっていて、生活がかかっていて、という状況の前に体験していてよかったです。
日本では小麦の収穫期に、一週間雨が降り続けるようなことが事実起きるんだということ、
つまり、日本で小麦を干すのには屋根が必須だということです。
今の日本では、小麦の栽培法に関する書籍や情報が非常に少ないのが現状です。
しかもプロの農家さんは、巨大な乾燥器を持っていたり、巨大な保冷庫を持っていたりと、水呑み百姓とはスケールがトカゲとティラノサウルスくらい違うので、あんまり参考にならなかったりします。
さらに自分達は、周りに相談できる小麦農家さんもいなかったために、一つ一つ試しては成功と失敗を繰り返して、三歩進んで二歩下がって、一年一歩づつの前進です。
自分の親世代の方は、子供の頃の原風景には小麦畑があった、と、みなさん口をそろえて言います。
そんなかつてあたりまえだった日本の地粉が、真っ白な輸入メリケン粉にとって代わられたのは、決して日本の小麦の品質が劣るからではありません。日本の小麦料理には、何といっても日本の小麦粉が一番なのです。
いつか自分達の体験談をもとに、日本で小麦を自給するためのまとめ資料をつくれたらと思っています。
そうして、今後同じ失敗をする人が減ってくれるなら、失敗もする価値があったというものです。
過去の失敗を笑い飛ばすためにも、まずは思い描いている夢を実現させたいです。
発芽してしまったものもありました。
カビがひどいところは土に還しました。
足踏み脱穀機で脱穀です。
脱穀した小麦を篩いの上でゴリゴリやって、穂に残っている実を外し、風で選別します。
またよ~く天日干しして、米袋に入れてからも、まめにしつこく干します。
今年こそ、打倒コクゾウムシ!!
さて、小麦を刈り取った後には土を良くするために大豆を植えます。
と、言っても引っ越しの準備も同時にやっていたので、ギリギリ間に合わせな感じになってしまいました。
新農地に定植した大豆がパタリ…
周りを掘ると、出てきた!こいつが世にも憎いあんちくしょう!ネキリ虫です!
何のために?何が楽しくて切るの?謎は深まるばかり。
第二農地の小麦跡地の草をマドホーで刈って
草をどかして溝を切って雑穀を撒きます
アワ、ヒエ、ゴマ、タカキビ、雑穀達が生えてきました。
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すいかかわいい。
大根の種とり。
「ソラマメ」「スナックエンドウ」「ハクサイ」「ネギ」「島大根」「キャベツ」
種が沢山採れました。