「稲刈り2011!!」後半の巻でございます。
<9月30日>
乾燥させた稲を、足踏み脱穀機でバリバリ脱穀します!
この写真だと脱穀機がよく見えないので…
(6/20撮影)
6月の小麦の時の写真です。農家さんの家で眠っていたのを父たちが綺麗に掃除して、油を差してみごと復活させました!
滑車の部分が結構重いので、回り出した後は軽い力でバリバリ脱穀できます。
足踏み脱穀機ができたのは意外にも明治末期だそうで、それまでは江戸時代に普及した「千歯こき」で、それ以前(300年程前)は「こきばし」という、ようは竹等の”箸”で稲を挟んで引っ張る、という太古からの同じ方法だったそうです。
電気を1ワットも使っていないことを考えるとこの効率の良さは驚異的!自給農業でなら今だって大発明です。
あと、この日は午前中に、我孫子産小麦の「全粒粉ピザ作り」にも行ってきました。
以前から手賀沼の傍で小麦をやっている人たちがいることは知っていたのですが、ようやくご本人にお会いすることができました。
自分たちも我孫子で小麦をやっていることを伝えると、いたく喜んでくれて、(なにしろほんと~に、食用の小麦を育てている人は少ないのです。こちらこそ感激!なのです。)企画の食農倶楽部のみなさんや、市の農政課の方々にも大々的にご紹介していただきました。
一年前、右も左も解らずに農政課に足を運んだ日のことを思い出すと感慨深いものがあります。→
もちもちピザ美味しかったです!
<10月4日>
今度は、脱穀した籾わらから大きなごみを取り除き、脱穀しきれなかった分をふるいの上で擦ってはずします。かなりの量ですが、千里の道も一歩から!
小麦の時も大活躍した、業務用扇風機でゴミを飛ばしながらの作業です。文明の利器ありがたや~。
<10月5日>
明けた10月5日、ついに唐箕(とうみ)の登場です!
農家さんの家の倉庫に眠っていたのを父たちが発掘して、きれいに掃除して修復しました!
はたしてうまく動いてくれるのでしょうか?
↓発掘現場
(2011/6/15撮影)
ためしにやってみたところ、思いっきりまわし過ぎたらしく、米もごみも全部前から出てきてしまいました。
コツをつかむと、うお~!!一堂歓声!!出てくる出てくる、みごとに米は横の口から!ゴミは前から!
まわす力は大して要りません、もちろん0ワット。ご先祖さまの叡智ありがたや~!!
ビニールハウス×2を埋め尽くしていた稲がこれだけになってしまいました。…と言っても、それぞれ相当重いのですが。
<10月7日>
そして、後は農家さんちのモミすり機であっという間に玄米になりました!というか、本当にあっという間で機械のスピードに追いつくために皆必死で働きました!機械に働かされました!写真を撮る暇がありませんでした!
というわけで、今年は約30キロ×7袋で無事210キロほどとれました。とはいえ、例年が250キロほどなので随分減収?
実は乾燥をさせすぎてしまったらしく、通常水分14%位のところが10%程度だったのでした。
つまり、あれがいいのか、これがいいのか、といろいろやってみても、結局毎年穫れる量はたいして変わらないようです…(^_^;)
相澤家(実家とうちら)の取り分105キロ。充分すぎるほどの収穫です!
粒は、やや小さめ…?
つまり、その、凝縮されているんですね。
今年もお陰さまでいただきま~す!!
<+畑近況>
(10/2)
にんじんは今秋はあまりうまくいきませんでした。小さかったり、欲張って土に置いておいたらダンゴムシのご飯になってしまったり。これはかなりいいやつです。
(10/7)
畑をやらないに人には、ただ雑草が生えているように見えるかもしれませんが、大根、かぶ、たまねぎが生えています。(左上は作物じゃなくて鶏です)
(10/7)
なると金時とれました!とても甘くて美味しかったです。
(10/7)
これは成田山に伝わる大浦太牛蒡(おおうらふとごぼう)。枝のようなゴツゴツした見た目とは裏腹にとても柔らかくて美味しいです。
(10/7)
普通のゴボウと違い、根にス(空洞)が入っても美味しく食べられます。
むしろこの中のフカフカが美味しいのです。
(10/7)
それにしても収穫は死にました。地下60cm以上?
不耕起栽培ですが、むしろ地下深くの土の方がやわらかくてびっくりしました。
(10/8)
ごぼうの葉っぱがフキにそっくりだったので食べてみました。(今、種の袋を見たら「葉牛蒡としても美味」って書いてありました。)
(10/9)
クローバーに囲まれた小松菜も元気!
(10/10)
そして、ついに手前味噌解禁!
な、なんて美味しいんだー!!
出汁がなくてもうまみたっぷり。豆がでかくて食べる味噌汁!
今年は自分の大豆で作ってみたいです。
(続く…)