たすくの空中散歩

千葉県我孫子「石臼と麦」店主、相澤たすくの農作業や工作や
日々の一喜一憂を記録していきます。

酒蔵まつりありがとうございました!

2014年03月19日 22時32分22秒 | 一喜一憂

先日の神崎酒蔵まつりでの出店は、お蔭さまで無事に終了。
落花生まんじゅう約180個、完売いたしました!ありがとうございました!!

9時頃から売り始めて、13時には完売したので、お祭りもたっぷり楽しむことができました。

あと、現地に行くまで勘違いしていたのですが、今回のお祭りは、寺田本家の『お蔵フェスタ』と、鍋店(なべだな)酒造の『仁勇蔵祭り』の合同開催で、『発酵の里こうざき酒蔵まつり』だったようです。
寺田本家の方のチラシしか持っていなかった為に、前回のブログで、寺田本家が今回のお祭り自体の主催者であるような書き方をしてしまいました。失礼致しました。

僕達が出店スペースをいただいた、天然酵母「福ちゃんのパン」は、パンを焼くたびにすぐに売り切れてしまうほどの大盛況でした。

お店の御夫婦とは、酒ダネのパン屋と酒ダネのまんじゅう屋というだけでも話すことが尽きなかったのですが、自然農法で、自家製粉、小麦と大豆の輪作で、などなど話せば話すほど共通点だらけ!
今までどこで出会っていてもおかしくないくらいの御縁ありすぎっぷりで、大興奮してしまいました!

そもそも御主人の福士さんは、不耕起農法の研修で岩澤信夫先生のところに来ていたのが、神崎に移り住むきっかけになったそうなのですが、実は僕が畑をやろう!と思ってはじめに農業に触れたのも、神崎での岩澤先生の研修だったのです。

残念ながら、岩澤先生も、一昨年亡くなってしまったそうです。ご冥福をお祈りします。

帰リは、福ちゃんのパンからすぐのところにある、神崎駅のロータリーを通って帰りました。
そこには、あの日研修を受けたみんなで、岩澤先生と一緒に一時間に1本くらいしかこない電車を待っていた階段がありました。
今でもそこに岩澤先生が座っていて、酒蔵まつりを楽しんだみんなと一緒に電車を待っているような気がしました。



いそいそ開店準備中。
この後、僕らの他には手づくりの燻製屋さんが御一緒でした。
炭火で燻製をあぶっていい匂い!!


焼けては完売していく福ちゃんのパン。なんとか一個だけ入手「サバサンド」!
これがもう触った瞬間に「おおっ」ってなるくらい他には無い生地!もっちりしっとりしててコシがあってすんごい美味しい!!
是非次回は他のパンも食べてみたいです。


酒蔵まつり探索。
それにしてもすんごいお店の数!!
どこに行こうか何を食べようか迷ってしまいます。


まずは神崎神社で今日のお礼と、今後の祈願。
ほんとに寺田本家の敷地のすぐ裏にあるんですね。


遂にやってきました寺田本家。
会場では各種お酒を持ったスタッフさんがたくさんウロウロしており、自由に試飲ができます。
と、そのスタッフの中に竜ヶ崎の海老原商店のマスターが!
実は今回の出店は、海老原商店に、お借りしていた本を返しに、お礼におまんじゅうをもって行った時に、たまたま寺田本家の先代の奥様がいらしていて(海老原さんのお店は、日本で一番寺田本家のお酒を売っているそうです!)、しかもそれがたまたま竜ヶ崎の保健所に許可の申請申し込みをしにいく途中だったために、検便などの条件もちょうどクリアしていて…、などなどの、話すともっと長くなる偶然の重なりで出店に至ったのでした。
このたびは大変お世話になりました。ありがとうございました。


寺田本家裏フェスタ会場。
お祭りに参加してるスタッフもお客さんも、みんなほくほくいい顔!


なんと蔵の中を蔵人が案内してくれるお蔵ツアー!
寺田本家の酒造りを、工程に沿って案内してくれます。


感激!!本物の麹室だー!!!
いつか大きい麹室、発酵部屋が欲しいなー。


さようなら神崎、さようなら福ちゃんのパン、また会う日まで。ありがとうございました!


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3/16、寺田本家「お蔵フェスタ」への出店が決まりました

2014年03月10日 09時07分15秒 | 一喜一憂


というわけで、タイミング良くイベントへの出店が決まりました。

以前酒税法について調べたとき、現在の日本酒が、本来の酒造りからかけ離れた酷い有様だということを知ってびっくりしました。
しかしながら、法律上日本では、今のところ個人でお酒をつくることはできないので、日本人が「百薬の長」たる本来のお酒を飲むには、蔵人の中から気付く人が現れるのを待つしかない。
そんな「いつかこんな酒蔵ができたらいいのにな~」という僕の願望の、まさにそのまんまな酒蔵が、他ならぬ千葉にあったのでした!

それが、今回のお祭りの主催者の「寺田本家」。
23代目当主は、とあるきっかけから、それまでの工業生産の日本酒づくりをやめて、手間とコストのかかる自然酒造りを始め、さらには「微生物に学ぶ発酵(=発幸)の生き方」で、周りの人も町も発酵させてしまったのです。

僕が寺田本家のことを友人に教えてもらったのは昨年の4月。ちょうどお蔵フェスタが終わったところで、いつか酒まんじゅうで出店できたらな~とか、やんわり思っていたら、いろいろと偶然が重なって、本当に実現してしまいました。

23代目当主の寺田啓佐(けいすけ)さんは、惜しくも一昨年(※去年ではありませんでした。失礼致しました。)に亡くなってしまいましたが、24代目当主はじめ、数限りない人にバトンを渡して、その想いは確実に生き続けています。

寺田本家のある香取郡神崎町は、「発酵の里」として町おこしをしていて、当日は町中がお祭りになるらしく、何万人だか、ものすごい数の人が来て芋洗い状態だそうです。
僕らの出店スペースも、「福ちゃんのパン」という酒ダネのパン屋さん(!)の駐車場だそうです。

以前から是非行ってみたいと思っていた神崎町と寺田本家に、ベストな形で行けることになってとってもうれしいです!
当日は新宿から「特急 こうざき酒蔵まつり号」も出るそうです。
是非足をお運び下さいませ。

←チラシ裏面、クリックで拡大、さらにクリックでさらに拡大


今回は、新作の「落花生まんじゅう」を販売しようかと思っています。
千葉の名産、八街落花生の美味しさをおまんじゅうにしてみました。


食べ物も人も社会も「発酵していれば腐らない」。
発酵と腐敗。そのシンプルなしくみが教えてくれた自然の生き方、お酒と人の本来の姿。
毎日をワクワク発酵(発幸)して生きていくためのバイブルです!

寺田本家ホームページhttp://www.teradahonke.co.jp/

発酵の里こうざきホームページhttp://www.hakkou.org/

空中散歩ブログ、関連記事→酒税法の矛盾に異議有り!!



コメント (2)
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