これまでの記事
・<放射能、食糧難対策>玄米一粒の革命~白米は粕~(1)
・<放射能、食糧難対策>玄米一粒の革命~白米は粕~(2)
<玄米正食ならガンも放射能も怖くない!>
さて、以前のブログの記事で、東洋医学の話をしました。→無肥料栽培<4>
西洋(現代)医学では、病気の種類を何万種類にも分類しますが、東洋(伝統)医学では病気には大きく分けて二種類しかありません。
それは、体のバランスが陰に傾いて起きる病気か、陽に傾いて起きる病気かの二種類です。
さて、その考え方において、ガンとは極陰の状態です。そして実は、放射線による被爆も同じく極陰なのです。
よって、がんの食養療法は、そのまま放射能被爆に対する食養療法ということになります。
ではここで、前述の石塚さん、桜沢さんの正食療法を伝統医学や最新医学の裏付けでさらに統合発展させた「生命医学」を提唱実践している、忠 宣叡(ちゅう のぶあき)さんの著書『がんは食事療法で完治させなさい』をご紹介させていただきます。
この著書では、冒頭に玄米を中心とした正食生活でガンを完治させたアメリカ人医師の話の後に、玄米正食が放射能による被爆を防止した例として以下の例を挙げているので、そっくりそのまま引用させていただきます。(ご本人からの了承をいただいております。)
「玄米正食は原爆病および原爆症をも防止した!」
玄米を中心とする正食療法で果たしてガンまで治るって???と右の引例をも半信半疑で戸惑っている読者にもう一例を紹介しましょう。それは原爆の被爆者が必ず発症する原爆病や原爆症が玄米正食によって阻止されたという驚くべき事実です。
昭和20年8月9日、米軍は長崎に二発目の原爆を投下した。当時、爆心地より1800メートルのところに浦上第一病院があり、そこで院長をしていた秋月辰一郎医師も診療中に被爆した。同医師のその体験録は昭和41年に『被爆医師の証言――長崎原爆記』のタイトルで弘文堂より出版され、その後、昭和47年6月に増補版が『死の同心円――長崎被爆医師の記録』という題名で講談社より出版されています。それによると、同病院は秋月医師の方針により入院患者58名および看護師ら医療スタッフは玄米食を実践していました。そこに長崎への原爆投下がなされたのです。同書130頁で秋月医師は、「爆弾をうけた人には塩がいい。玄米飯にうんと塩をつけてにぎるんだ。塩辛い味噌汁をつくって毎日食べさせろ。そして甘いものを避けろ。砂糖は絶対にいかんぞ」と主張し、「職員に命じて強引に実行させた」と書いています。
その後どうなったか、この病院では原爆病になった者は一人もなく、その後、原爆症にかかった人も一人も出なかったのです。この病院は爆心地にありましたが、それでも病者を出さなかったのです。ところが、それに反してこの病院よりも爆心地から遠くにあった長崎の公立病院では、被爆による犠牲者の続出を防げず、大量の死亡者を出したばかりか、その後、今日に至るも原爆症の発症で年々大勢の人が苦しみ落命しています。
玄米正食の偉功はこれで明々白々ではありませんか。それでもガンに効くのか、という人たちのためにさらに付言しておきましょう。それは原爆病、原爆症もガンも共に極陰におちいった疾患だということです。原爆投下後に恐れられる死の灰の正体は放射能ですが、それに大量に含まれているストロンチウムとセシウム235という二元素は強烈な遠心力、拡散力すなわち極陰性のパワーを有しています。被爆によって強烈な焦熱による火傷を被るが、同時に放射能による極陰のパワーの害を体に浴びてしまう。実は即死をまぬがれ生存した者のその後は、放射能による極陰の害にほかなりません。これは極陰に偏した身体が発ガンにおちいるのと結果において同じなのです。
原爆症患者の実態は白血病です。ガンの中でもより陰性の強いのが白血病です。秋月医師は若い時からの無双原理および正食医学の実修者でしたから、前述しましたように玄米に極陽の塩を強くして食べさせ、水や砂糖の陰性を摂ることを厳禁したのです。一方、水を飲んだ者や砂糖その他の甘いものを口にした者はまもなく口唇が紫暗色に変化し、次々に息絶えていったといいます。口にする飲食物がこれほど人体に絶対的影響力を有していることが如実に証明されているのです。この事実はガンにもそのまま当てはまるということを読者には大悟せられたい。
ここで右に述べてきました極陰、極陽のことにつき解説しておきます。
生命医学の基盤である無双原理(=宇宙法則)によると、宇宙の万物万象は遠心力と求心力の相反する二大エネルギーによって形成されています。遠心力を陰性、求心力を陽性という用語で呼んでいます。正食法は無双原理に基づくものです。右の陰・陽の作用はもちろん人体をも支配しています。その観点から健康とは、陰陽の秩序が調和している肉体の状態、病気とは同秩序が敗れた肉体の状態をいいます。病気は陰性過多による陰性病か陽性過多による陽性病かの2つに分類されます。当生命医学の病気治療は正食療法によって肉体の陰陽バランスを正常に回復させることにあります。ところで食物にも陰性を帯びた陰性食物と陽性を帯びた陽性食物がありますから陰性病には陽性食物、陽性病には陰性食物を配合して陰陽を回復させるのです。ガンは陰性病であり放射線は極陰のパワーそのものです。
【肉体に及ぼす、陰性の作用:緩める、拡げる、軟らげる、冷える
陽性の作用:緊める、縮める、硬くする、温める】
~以上、忠宣叡著『ガンは食事療法で完治させなさい』(徳間書店)p10~13より引用。太字は原文による。
…という訳で、僕が書くことは何もなくなってしまいましたが、そういうことです。
「そんなことでガンや病気が治るなら、誰でもやっているはずだ」
ごもっとも。
事実、少し前までは誰でもそうしていたからガンが存在せず、病人も少なかったわけです。
*明治7年に政府の政策により、西洋医学を学び、試験に合格しなければ医師と名乗ることが出来なくなり、二千年以上の歴史を持つ日本の伝統療法が切り捨てられました。現在でもこの規程は有効だそうです。
*4/3追記:戦後まもなくの昭和27年には「栄養改善法」が公布・施行され、カロリーベースの西洋栄養学の観点から、欧米食が「豊かで先進的」であるとされ、国の方針としてパンや肉や牛乳などが積極的に導入されるようになりました。
さらに、同著に、ガンが治る人・治らない人という図表があったので転載させていただきます。
これはそのまま、病気になりにくい人・なりやすい人でもあるし、人生を笑いと楽と喜びの中で過ごす人と、怒りや苦しみや悲しみの中で過ごす人とも言えるのかもしれません。(p153より)
*クリックで拡大
さらに同著から、医療現場で実際に使われている放射線治療の被ばく量の数値です。(p93、94より)
【人間の年間最大許容放射能:50ミリシーベルト(国際放射線防護委員会勧告)】
レントゲンによる胸部撮影1回:約1ミリシーベルト(DNA破壊による短縮寿命目安:約1日半)
同、胃透視1回:15ミリシーベルト(同:22日半)
CTスキャン1回:20ミリシーベルト(同:約1年半)
対ガン放射線療法(患部への直接照射)1回:5000ミリシーベルト(同:???)
そして現在の日本全国の放射能濃度がコチラです→http://atmc.jp/
通常の10倍の数値を示す茨城県でも(3/24)一時間あたり0.3マイクロシーベルトつまり、0.0003ミリシーベルトに過ぎず、年間計算(×24時間×365日)したとしても、2.6ミリシーベルトに過ぎません。
これでは原発30km圏内の方と、病院でガンの治療を受けている方と、どちらが避難した方がよいのか解りません。
一番の病気は『常識』という名の、人間の無知なのかもしれません。
「あらゆる苦しみは無明(無知)より生ずる」
~ゴータマ・ブッダ
(続く…)