たすくの空中散歩

千葉県我孫子「石臼と麦」店主、相澤たすくの農作業や工作や
日々の一喜一憂を記録していきます。

11月のおやき販売について

2019年10月30日 20時57分12秒 | 出品情報

11月のおやき販売について、順にお知らせさせていただきます。

まず、今週末2日(土)・3日(日)は、水の館にてバードフェスティバル開催につき、駐車場での移動販売はできません。
つきまして、2,3日は、あびこん店内への納品のみとさせていただきます。ご了承くださいませ。

尚、振替え営業として、4日の月曜日に水の館あびこん駐車場にて販売の予定です。

その翌週、9日(土)・10(日)も、ガス展の会場となるために、出店ができないとの連絡を先程いただきました。
つきまして、9・10日は、ひとまず移動販売の出店は中止とさせていただきます。

また、11月後半の予定につきましても、諸事情により、変更がある場合があります。
その場合、こちらのブログ、ツイッターなどでお知らせさせていただきます。

重ね重ね申し訳ございません。ご了承下さいませ。

おやき移動販売スケジュールhttp://mugioyatsu.com/schedule.html
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ハウス倒壊→意外な展開に<2>

2019年10月25日 22時34分10秒 | 一喜一憂

前回

農地は農業以外の目的に使用することを禁じられています。
なぜなら、農地の方が固定資産税がはるかに安いから!悪用されてはこまるのです。
農地に無断で小屋を建てて、撤去を命じられたケースをいくつか知っていたので、ここは慎重に…。

というわけで、我孫子市の水の館2階にある農業委員会に問い合わせにいきました。

これこれこういうわけで、台風でやられてしまって頑丈な小屋をつくりたいのですが、農地に建てる小屋のガイドラインのようなものはありますでしょうか?

と、あまりそういうものはないらしく、よくわからない感じでした。そこから

→どこの農地?→誰に借りてるの?→耕作者扱いになってる?、という話になって
→私「いえ、今話を進めているって前に言っていましたけど(実話)」
→農地の使用権がなきゃ話がすすめられないねー、まずは使用権とってね

という話になって、これまで折に触れて農政課には農地(使用権)取得の相談をしにいっているのだが、「農家じゃなきゃ農地は使えない、でも農地がなきゃ農家にはなれない」
という、どうしようもない矛盾を突きつけられてどうしようもなかった、ということなど、
今までの10年間に渡る農政課とのやりとりの経緯を説明。

ちなみにどんな感じだったか簡単に振り返ると…

10年前、東京から我孫子に引っ越してくるよりも前、はじめて農政課に農地の相談に行ったときは、そもそもまだ新しく農業をはじめる人への対応の体制自体整っていない感じで、専業でなければ農地は貸せないということ、狭い面積からはじめてだんだん広げるという方法は無く、いきなり5反とかからはじめるんでなけりゃ貸せないとのことで、農家の大部分が兼業の時代に何を言っているんだろう?と、憤りを感じながら、その場を去りました。
(今はかなり軽減されていて、各自治体の判断で1反とかからでもはじめられる。
農林水産省の、農地の取得に関するホームページも、いつの間にか、とてもわかり易くなり、農地取得に必要な要件が「農家であること」ではなく、「農地として活用すること」であることも明言するようになった。)

途中から「新規就農ガイダンス」というのができたのだけれど、そのガイダンスによれば、農業大学に行ったり、認定された研修先で研修期間がなくてはいけない、とのことで、「独学で(麦を)はじめたからだめだ」とか、「もうすでに農業をやっているから新規就農として認められない」とか、「じゃあ麦の研修先を探してみますよ」と言ってそのままずっと放置したり、お話にならないくらいのめちゃくちゃ対応で、結局自分で調べてみたところ農林水産省の言っていることはまともなのに、現場の農政がそれを理解していない、ということがわかったのだけれど、もう関わりたくなかったし、特に農家として認めてもらう必要もなかったのでそのままにしていたのです。

事情を説明すると、その場の空気がしばし沈黙したあと、状況を把握した農業委員会のAさん、すぐさま農政課に問い合わせてくれました。
「新規就農以外にも新たに農家になる方法ってあるでしょ?」(おおっ!わかっていらっしゃる!)→「今呼んだんで、私も付いていってあげますよ。」(おおっ!!心強い!!)→3階の農政課へ

農業委員の方の後押し+畑自体10年近くやってきたこと+広い農地(と言っても2反未満ですが…)での営農もできた、という自信などなど
これまでとは全然、場の流れが違う!!これはいけそう!!

というわけで、必要な書類の作成が一通り終わってひと段落したところです。
これからまだしばらく(何ヶ月も!!!)かかるらしいです…トホホ。

しかしながら、畑をはじめて以来の長きに渡る懸案事項が、ひょっとしたら解決するかもしれません。

まさか、ハウス倒壊のショックを乗り越えた先に、こんな光明が待っていようとは…。

まだまだどうなるかわかりませんが、とにかく農政課の方との意見の衝突や、すれ違いが無いのが本当に嬉しいです。とても尽力してくださっています。このまま、審査の農業委員の方とも、お互いにストレスなく進むことを祈ります。

また、進展がありましたらお知らせさせていただきます。


続く…
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今週末のおやき販売予定

2019年10月24日 19時47分13秒 | 出品情報

今週末のおやきの販売ですが、26日(土)は、台風がそれたようなので、通常通り、水の館あびこん駐車場にて10時頃より直売致します。
27(日)は、手賀沼エコマラソン開催による、交通規制の為、出店、納品、共にお休みさせていただきます。ご了承くださいませ。

おやきの味は、かぼちゃあんに変わりまして、自家栽培のサツマイモを使用したさつまいもあんが新登場しております。
お越しをお待ちしております。

移動販売スケジュールhttp://mugioyatsu.com/schedule.html
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ハウス倒壊その後→意外な展開に<1>

2019年10月16日 20時38分59秒 | 一喜一憂

台風15号によるハウス倒壊後、さすがに途方にくれました。 →前の記事「台風15号の被害報告」
さて、これからどうしよう…。

次に建て直すとして、今後同クラスかあるいはそれ以上の台風が来ても(→来た)、不安のないようなものにしなければ意味が無い。

でも、ものすごく頑丈なハウスを建てたとしても、ビニールの耐久性の無さは相変わらずなのです。

特に、うちは野生動物が天井に登り(裏の太陽パネルから降りてくるのか?)爪で穴をあけてしまうので、2年前に建ててから台風のたびに破かれてもう3回変えてるのです(涙)。
そのたびに出る大量のビニールゴミも気持ちのいいものでは無いし…。

それで前回からはビニールの素材を「農業ビニール」から「POフィルム」という材質に変えてみたところ、これがかなり耐久性UPで、穴が開いてもそこから裂けていかないのでよいなーと思っていたら…
「強くなる分骨からやられる」の前評判どおりのことになりました。

つまり、破けないようにビニールを強くすれば、その分骨を頑丈にしないといけなくなるわけで、結局そうするためには太くて高価なパイプを使うか、通常のパイプを2本束ねて使ったり、骨自体の数を増やしたり、いずれにしても建設コストは高くつくわけです。

あと、今回のハウスの倒壊の理由が、おそらくどこかの接合部からパイプが外れたために、そこから全体が崩れたのでは、と思っているのですが、それを防ぐには、通常オス・メスの「はめ込み」、あるいは「ネジの圧力」だけで止めている接合部に穴を開け、ビス留めする手間が必要になります。これは全体の作業工程で言うとなかなかのものになります。

ようするに、ビニールハウスの最大の利点である「安く簡単に建てられる」のメリットがあまり無くなってしまうのです。

一方、ハウスのデメリットは天井も壁もビニールであることで、デリケートで穴が開きやすいこと。
壁がアーチ状で垂直でないので、壁面の使い勝手があまりよくないこと、などがあります。(→だからこそ細く少ない骨でも強くなる。すばらしい発明!)
道具置き場などとして使うには空間をあまり有効に使えず、デッドスペースができてしまうのです。

あと、建てた後からのカスタマイズがちょっと苦手なところがあります。
ビニールは基本張ったら張りっぱなしなので(時間が経ってから張り直すと、留め具の当たっていた部分が弱くなってそこから穴があく)張ったままの状態での作業になり、やりにくかったり回りくどくなったりしてしまうのです。


いろいろ考えて、そもそもうちの場合、使用目的は収穫物を干すことと道具置き場なので保温効果は必要ない→ハウスである必然性は無い。

だったら好きなように、木造でがっしりとした小屋を建ててしまったほうが総合的に良いのでは?

前々から欲しかった「休憩所」+「道具置き場」+「屋根付きの作業場」+「干し場」を兼ねたものを建てる良い機会ではないか?

木造の小屋なら設計も自由だし、後からのカスタマイズ(棚をつくったり、扉や窓をつけたりつぶしたり)も簡単かつ自由。

なにより、最大の気持ちは。
「木造建築に挑戦したい!!」

木造建築はDIYの最高峰!なんて大げさなものではないけれど、「自分でつくる、自分でやる」のが大好きな人にとってはやはりひとつの頂点なわけで、今まで学んだことの集大成的な存在なわけです。

もはやこの湧き上がる衝動を抑えることはできない!

というわけで、農地に建てられる小屋にはどんな決まりがあるのか、我孫子市の農業委員会に聞きに行ってみました。すると、意外な展開に…


続く… →<2>へ


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台風19号の被害報告

2019年10月13日 20時47分01秒 | 一喜一憂

このたびの台風19号により被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。

今回の台風では、私の畑は特に被害もなく、残ったハウスも無事でした。
しかしながら、利根川の遊水地は完全に水没しており、遊水地の農家の皆さんにはかける言葉もみつかりません。

昼過ぎの段階で利根川の水位は、かなり堤防の上までせまっており、決壊するかどうか、ではなく、決壊した場合のことを想定しながら行動していこうと思います。

皆様も、くれぐれもお気をつけ下さいませ。






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