←前回
前にもこちらで書きましたが、ユニットバスの組み立てなどは、メーカーさんでなくては組めないことになっています→七草セルフリフォーム日記3~全体のリフォーム&修繕プラン②
なので、今のところ唯一、リフォーム業者さんにお願いした箇所です。
ではまずは、元の状態から
浴槽手前の四角いスペースが謎だったのですが、よく見ると階段の天井になっていました。
なので、ここは邪魔でも壊せないので、この形のままうまく利用することにしました。
ここに新たに洗面台を設置して、脱衣所兼洗面所にする計画です。
ちなみにお風呂&洗面所のリフォームの日程の流れは。
一日目:破壊(リフォーム業者さん)
二日目:下地構造材とか、ユニットバスを入れるための場所づくり(大工さん)
三日目:電装、配管設備(電気屋&水道屋さん)
四日目:ユニットバス組上げ(組み上げ業者さん)
五日目:洗面所壁面などの部屋づくり(大工さん)
みたいな感じです。
実に多くの業種の職人さんたちが、入れ替わり立ち代わり、日をまたいで連携プレーすることによって作られていくわけです。
やり始めてみなければわからないことも沢山あるわけですから、そのプランをまとめ上げて、指示を出していくリフォーム業者さんは大変なお仕事です。
では、順を追ってみていきましょう。まずは一日目
すさまじい音をたてて、ハンマードリルなどで破壊の限りを!!タイルの下の構造材が顔を出しました。
実に壮絶な。筆舌しがたい重労働…。何が大変って、壊すのも大変だけど、そこから出た大量のがれきを下まで運ぶのが超大変です!!
友人にも言われましたが、なまじ自分でできるようになってなくてよかったと思います。ホントに。
この後、すっかり綺麗に片づけて、大工さんによる置き場所づくり。
この日に大工さんとの親交を深めさせていただきました。
→七草セルフリフォーム日記15~右側柱補修+大工さんとの交流
ユニットバスが届きました!!
ユニットバスは、一番小さいサイズのものが、ギリギリなんとか入りました。
ユニット化されているとはいえ、現場によって寸法も、レイアウトもバラバラ。リフォームプラン上で指定されたレイアウトも、実際やってみると具合が悪かった、なんてこともあるので臨機応変に現地対応です。
日程上、必ず一日で仕上げなくてはならないので、失敗は許されません。実に気の張る仕事です。
たった一日で、浴室が組みあがってしまいました!
コーキングが乾くまで、立ち入り禁止です。
それまで、奥さんがユニットバス、ユニットバスって騒いでいたのをピンときてなかったのですが、目の当たりにしてみて、そのしくみに感動しました!
お風呂、という極めて気密、防水性の求められる空間を、まるごとパッケージングした、理にかなった素晴らしいシステムだと思います。
もともとは1964年の東京オリンピックの時に、ホテルに効率的に導入するために考案されたものらしく、それまで一部屋につき何人もの職人さんの手で、一カ月とかかかっていたものが数時間でできるようになったそうですから驚きです!
その後、日本で一気に普及した一方、アメリカでは「職人の仕事が減ってしまうから」と、あえて規制をしているそうです。
うーん、どちらの考え方も捨てがたい…。
その後、再び大工さん登場。脱衣&洗面所スペースがあっという間にできあがりました。見違えるように綺麗になりました。
部屋のないところに、突如新しい部屋が誕生したことに、息子はえらく感動したらしく、その後しばらく大工さんごっこにはまっていました。
まだ壁が石こうボード丸出しで、洗面台の影すらありませんが、ここから先は私の仕事です。
今回お世話になったリフォーム業者の担当さん、元ジ〇イフル本田の店員さんだったそうなのですが、「なるべく自分でやりたい」との私のわがままにも嫌な顔ひとつせず、DIYでやる場合のアドバイスを、来るたびに細かく教えてくださいました。
そして待望の浴室内は…
うわーーーー!!!未来だーー!!!
築50年は経とうという住まいの中腹に、突如未来空間が誕生!!まだセルフリフォームも全然なので、他との落差が激しい!
なにしろ部屋の中に部屋がある状態なので、冬場の脱衣中も、入浴中もあまり寒くない。床も冷たくない。お湯の温度も自由に調整できる!以前のお風呂からしたらリアル「楽園」です。
今まで住んでいた元祖父の家では、旧式のお風呂を、そのままリフォームもせずに、妻には長いこと我慢してもらっていたので、なんとか妻の希望をかなえられてよかったです。
どんな寸法の洗面台を置くのかも決まっていないような、雲をつかむようなリフォームプランに付き合っていただきましたリフォーム業者さん、また施工業者の皆さん、そして、お風呂のリフォーム資金を提供してくださいました両親に、この場を借りて改めて感謝の言葉を述べさせていただきたいと思います。
おかげ様で、家族全員、毎日大変快適な入浴ライフを過ごさせていただいております。ありがとうございました。
ーーーーー
<実際にLIXIL「アライズ」を使ってみて>
今回購入したユニットバスはLIXILのアライズというものです。他メーカーとも迷いましたが、ショールームで実物を見て回りながら決めました。
全体としては感激の快適さなのですが…いくつか首をかしげるような問題点もありました。
・床のカビ、汚れ
ショールームで実物を触ってみて、それほど差がなく感じたので、3万円安くなる下位グレードにしたのですが、これが国内トップシェアメーカー?と首をかしげる粗悪品でまいりました。
汚れが落ちにくい、という次元を超えて、汚れやすい!カビが出まくる!!掃除しても掃除してもたちまちカビが出てしまうし、放っておくとさらにどんどん落ちにくくなるから、風呂に入るたび、毎日床磨きなわけですよ。上位グレードじゃないからって、日常使いに困るようなクオリティのものを安くはない値段をつけて売るのはどうかと。
・浴槽横の謎構造カバー
こちらはグレードに関わらない標準仕様だと思いますが
浴槽横のカバーみたいなもの(ココ↓)
が、構造上、隙間にお湯が入るので、放っておくと当然カビがルンルンなわけですよ。
使い始め間もない頃に開けて、赤カビだらけでびびりました。
しかも、それだけマメな清掃が必要な場所なのに、掃除のしやすい形状ではないし、カバーの付け外しが不可解なほどやりづらいのです。奥さんはギブアップ。私も随分苦労しました。
で、今回再挑戦してみて、やりづらかった理由がわかりました。
この、浴槽横についている説明の絵の矢印の位置が、我々は「矢印方向に回すことで閉まる」だと思っていたのが、どうやら「矢印方向に回すことで開く」だったようです。まあ、感じ方は人それぞれかとは思いますが…。うーん。
で、改めて説明書を読み返してみると…
説明書の絵はちゃんとなっていました!やっぱり!正しくはこう↑です。あーすっきりした。
ちなみにこの部分は週一で清掃することになっていました。
→カビ対策
結局、床も浴槽横の蓋の中も市販のコーティング剤を奥さんが自分で塗って、それっきりカビに悩まされることはなくなりました。
自分でやれば、たったそれだけで解決することなのに…。
・鏡が曇りまくる
初日から、いきなり鏡がくもりまくって全く使い物にならない!!
前のお風呂では、お湯をかけたり、石鹸をつけたりすることで解決していたのですが、それもダメ。
さてはお前さん、安物の鏡だな!…とずっと思っていたのですが、今回調べてみて、どうやら他のメーカーでも新品でも状況は同じようで、原因は鏡の方ではなく、「気密性が上がって暖かくなったお風呂」にあったようです。なんとも恵まれた不満でした…。
説明書を読みなおし、鏡をよーく温めてから使ったら、ばっちり解決しました。あーすっきりした。鏡よ鏡、ごめんなさい。
以上、現場からのリポートでした。
(※この記事の内容の一部を、LIXILに伝えてみようかと思っています。
→2020年11月2日追記:メール送信から一週間後、LIXILよりメールで返事が来ました。お詫びの文面と、然るべき部署に伝えて、今後の製品開発、サービスの向上に努めていく、とのことです。)
ーーーーー
<洗面所&浴室にかかった費用(業者リフォーム)>
合計 1,330,000円
※給湯器は、元々備え付けのものを流用、ユニットバス本体価格は40万円くらい。
かかりましたね…
これまでの記事のものとは文字通りケタが違います(しかも2桁)。
もし、今後セルフリフォームをお考えの方は、どこか一部分でも業者に見積もりを出してもらってからでも遅くないと思います。
なぜなら… その後、ものすごく活力になるからです。
やってもらった場合これだけかかるものが、自分でやるとたったこれだけの金額でできるの!!?
力みなぎります。
というわけで、セルフリフォームはまだまだ続く…
→七草セルフリフォーム日記 目次
→七草セルフリフォーム日記20~二階DK床剥がし
前にもこちらで書きましたが、ユニットバスの組み立てなどは、メーカーさんでなくては組めないことになっています→七草セルフリフォーム日記3~全体のリフォーム&修繕プラン②
なので、今のところ唯一、リフォーム業者さんにお願いした箇所です。
ではまずは、元の状態から
浴槽手前の四角いスペースが謎だったのですが、よく見ると階段の天井になっていました。
なので、ここは邪魔でも壊せないので、この形のままうまく利用することにしました。
ここに新たに洗面台を設置して、脱衣所兼洗面所にする計画です。
ちなみにお風呂&洗面所のリフォームの日程の流れは。
一日目:破壊(リフォーム業者さん)
二日目:下地構造材とか、ユニットバスを入れるための場所づくり(大工さん)
三日目:電装、配管設備(電気屋&水道屋さん)
四日目:ユニットバス組上げ(組み上げ業者さん)
五日目:洗面所壁面などの部屋づくり(大工さん)
みたいな感じです。
実に多くの業種の職人さんたちが、入れ替わり立ち代わり、日をまたいで連携プレーすることによって作られていくわけです。
やり始めてみなければわからないことも沢山あるわけですから、そのプランをまとめ上げて、指示を出していくリフォーム業者さんは大変なお仕事です。
では、順を追ってみていきましょう。まずは一日目
すさまじい音をたてて、ハンマードリルなどで破壊の限りを!!タイルの下の構造材が顔を出しました。
実に壮絶な。筆舌しがたい重労働…。何が大変って、壊すのも大変だけど、そこから出た大量のがれきを下まで運ぶのが超大変です!!
友人にも言われましたが、なまじ自分でできるようになってなくてよかったと思います。ホントに。
この後、すっかり綺麗に片づけて、大工さんによる置き場所づくり。
この日に大工さんとの親交を深めさせていただきました。
→七草セルフリフォーム日記15~右側柱補修+大工さんとの交流
ユニットバスが届きました!!
ユニットバスは、一番小さいサイズのものが、ギリギリなんとか入りました。
ユニット化されているとはいえ、現場によって寸法も、レイアウトもバラバラ。リフォームプラン上で指定されたレイアウトも、実際やってみると具合が悪かった、なんてこともあるので臨機応変に現地対応です。
日程上、必ず一日で仕上げなくてはならないので、失敗は許されません。実に気の張る仕事です。
たった一日で、浴室が組みあがってしまいました!
コーキングが乾くまで、立ち入り禁止です。
それまで、奥さんがユニットバス、ユニットバスって騒いでいたのをピンときてなかったのですが、目の当たりにしてみて、そのしくみに感動しました!
お風呂、という極めて気密、防水性の求められる空間を、まるごとパッケージングした、理にかなった素晴らしいシステムだと思います。
もともとは1964年の東京オリンピックの時に、ホテルに効率的に導入するために考案されたものらしく、それまで一部屋につき何人もの職人さんの手で、一カ月とかかかっていたものが数時間でできるようになったそうですから驚きです!
その後、日本で一気に普及した一方、アメリカでは「職人の仕事が減ってしまうから」と、あえて規制をしているそうです。
うーん、どちらの考え方も捨てがたい…。
その後、再び大工さん登場。脱衣&洗面所スペースがあっという間にできあがりました。見違えるように綺麗になりました。
部屋のないところに、突如新しい部屋が誕生したことに、息子はえらく感動したらしく、その後しばらく大工さんごっこにはまっていました。
まだ壁が石こうボード丸出しで、洗面台の影すらありませんが、ここから先は私の仕事です。
今回お世話になったリフォーム業者の担当さん、元ジ〇イフル本田の店員さんだったそうなのですが、「なるべく自分でやりたい」との私のわがままにも嫌な顔ひとつせず、DIYでやる場合のアドバイスを、来るたびに細かく教えてくださいました。
そして待望の浴室内は…
うわーーーー!!!未来だーー!!!
築50年は経とうという住まいの中腹に、突如未来空間が誕生!!まだセルフリフォームも全然なので、他との落差が激しい!
なにしろ部屋の中に部屋がある状態なので、冬場の脱衣中も、入浴中もあまり寒くない。床も冷たくない。お湯の温度も自由に調整できる!以前のお風呂からしたらリアル「楽園」です。
今まで住んでいた元祖父の家では、旧式のお風呂を、そのままリフォームもせずに、妻には長いこと我慢してもらっていたので、なんとか妻の希望をかなえられてよかったです。
どんな寸法の洗面台を置くのかも決まっていないような、雲をつかむようなリフォームプランに付き合っていただきましたリフォーム業者さん、また施工業者の皆さん、そして、お風呂のリフォーム資金を提供してくださいました両親に、この場を借りて改めて感謝の言葉を述べさせていただきたいと思います。
おかげ様で、家族全員、毎日大変快適な入浴ライフを過ごさせていただいております。ありがとうございました。
ーーーーー
<実際にLIXIL「アライズ」を使ってみて>
今回購入したユニットバスはLIXILのアライズというものです。他メーカーとも迷いましたが、ショールームで実物を見て回りながら決めました。
全体としては感激の快適さなのですが…いくつか首をかしげるような問題点もありました。
・床のカビ、汚れ
ショールームで実物を触ってみて、それほど差がなく感じたので、3万円安くなる下位グレードにしたのですが、これが国内トップシェアメーカー?と首をかしげる粗悪品でまいりました。
汚れが落ちにくい、という次元を超えて、汚れやすい!カビが出まくる!!掃除しても掃除してもたちまちカビが出てしまうし、放っておくとさらにどんどん落ちにくくなるから、風呂に入るたび、毎日床磨きなわけですよ。上位グレードじゃないからって、日常使いに困るようなクオリティのものを安くはない値段をつけて売るのはどうかと。
・浴槽横の謎構造カバー
こちらはグレードに関わらない標準仕様だと思いますが
浴槽横のカバーみたいなもの(ココ↓)
が、構造上、隙間にお湯が入るので、放っておくと当然カビがルンルンなわけですよ。
使い始め間もない頃に開けて、赤カビだらけでびびりました。
しかも、それだけマメな清掃が必要な場所なのに、掃除のしやすい形状ではないし、カバーの付け外しが不可解なほどやりづらいのです。奥さんはギブアップ。私も随分苦労しました。
で、今回再挑戦してみて、やりづらかった理由がわかりました。
この、浴槽横についている説明の絵の矢印の位置が、我々は「矢印方向に回すことで閉まる」だと思っていたのが、どうやら「矢印方向に回すことで開く」だったようです。まあ、感じ方は人それぞれかとは思いますが…。うーん。
で、改めて説明書を読み返してみると…
説明書の絵はちゃんとなっていました!やっぱり!正しくはこう↑です。あーすっきりした。
ちなみにこの部分は週一で清掃することになっていました。
→カビ対策
結局、床も浴槽横の蓋の中も市販のコーティング剤を奥さんが自分で塗って、それっきりカビに悩まされることはなくなりました。
自分でやれば、たったそれだけで解決することなのに…。
・鏡が曇りまくる
初日から、いきなり鏡がくもりまくって全く使い物にならない!!
前のお風呂では、お湯をかけたり、石鹸をつけたりすることで解決していたのですが、それもダメ。
さてはお前さん、安物の鏡だな!…とずっと思っていたのですが、今回調べてみて、どうやら他のメーカーでも新品でも状況は同じようで、原因は鏡の方ではなく、「気密性が上がって暖かくなったお風呂」にあったようです。なんとも恵まれた不満でした…。
説明書を読みなおし、鏡をよーく温めてから使ったら、ばっちり解決しました。あーすっきりした。鏡よ鏡、ごめんなさい。
以上、現場からのリポートでした。
(※この記事の内容の一部を、LIXILに伝えてみようかと思っています。
→2020年11月2日追記:メール送信から一週間後、LIXILよりメールで返事が来ました。お詫びの文面と、然るべき部署に伝えて、今後の製品開発、サービスの向上に努めていく、とのことです。)
ーーーーー
<洗面所&浴室にかかった費用(業者リフォーム)>
合計 1,330,000円
※給湯器は、元々備え付けのものを流用、ユニットバス本体価格は40万円くらい。
かかりましたね…
これまでの記事のものとは文字通りケタが違います(しかも2桁)。
もし、今後セルフリフォームをお考えの方は、どこか一部分でも業者に見積もりを出してもらってからでも遅くないと思います。
なぜなら… その後、ものすごく活力になるからです。
やってもらった場合これだけかかるものが、自分でやるとたったこれだけの金額でできるの!!?
力みなぎります。
というわけで、セルフリフォームはまだまだ続く…
→七草セルフリフォーム日記 目次
→七草セルフリフォーム日記20~二階DK床剥がし