大森インプラントクリニック松元教貢歯科医院腫れ痛みなく早く、骨不足でも骨ができて直ぐに歯が入る幸せのブログ

松元教貢歯科医院は骨が不足で骨造りしても腫れ痛みのとても少なく早く治せる方法をしてる即時荷重インプラントパイオニアです。

インプラント即時荷重治療、奇跡の系譜

2006年11月17日 | Weblog
いやな事を書いてると、神経がおかしくなりかねないので、良い事を書いて行きたいと思います。
これからは出来るだけ、患者さんとの協同で前例のない治療に挑み、如何に乗り越え、成功を勝ち得てきたかの系譜を書いて行きます。

一番初めにインプラントで書きたい方は、今はもうしないGBR骨造成絡みの逸話です。
勤務医時代の話なので、もう14年以上前に成ります。
当時GBR骨造成と言う概念が、日本にも入って来ていて、インプラントを勉強しているDR達は皆色めき立っていました。
元々GBRは15年位前に紹介され、それなりのセミナーではその事で持ちきりでした。
簡単に言えば、GBR骨造成ってなんなんですか?
骨は本当に造れるんですか?
インプラントをそこに入れて大丈夫なんですか?
こんな感じでした。

その頃、私の元に一人の患者さんが来られました。
進行性の歯周病で、全顎的に揺れ、特に左上顎の歯はもう全然駄目だろうという状況です。
何とか凌いで、他部位の歯は残せるように頑張りましたが、そこは抜くしかありません。
左半分が入れ歯になるのです。
抜歯した後の骨の状況は、薄く高さもなく、とてもインプラントできる状況ではありませんでした。
当時からITIを用いていた私は、何とか最低でも10mmの高さと6mmの幅があれば出来るのにと説明していましたが、全くないんです。
その時にGBR骨造成に話が進んで、その患者さんはもし出来るならして欲しいと強く望んだのです。

私は、大変悩みこんでしまいました。
GBRで骨の高さを8mm以上、幅を3mm以上増やすしかないと分かっていたからです。
3ヶ月悩みました。
必死で勉強しました。
それこそ寝食を忘れて、答えを求めました。

そして、私は答えを夢で観ました。
物凄く鮮明で、全てをそこに映画のように観たのです。
私は飛び起きて詳細をすぐにメモしました。

そして、それを患者さんに説明し、その通りに行いました。
祈るような気持ちでした。
GBR骨造成をしてGOREの膜でテントを作り、インプラント2本で支えました。
縫合も完全に閉じて、見事に出来ました。
後はただただ祈りました。

3~4ヶ月が無事に過ぎました。
2次オペの時が来ました。
ドキドキして開いた時、そこには骨しかなくインプラントの頭も見えない状況でした。
凄い、自分で感動してしまいました。
高さで10mm幅で8mm以上の見事な骨でした。
そこからインプラントを見つけ出し、頭出しをして終えました。

更にそれから半年後本場のセラミックが入りました。
患者さんは、物凄く喜んで下さいました。
その笑顔は、夢で観た笑顔でした。
この方がフローラルインプラントチームで症例で出している方です。
ご興味ある方はご覧下さい。

因みに、この方に続けて右下顎にインプラントを2本入れ、ブリッジで治すのを、僅か4週間でやるという、早期荷重治療を始初めてさせて頂いた、即時のきっかけに成る思い出の方です。
この早期荷重も、完璧です。

詳しくは、以下をご覧下さい。
http://www.km-implantcenter-matsumotoshika.com/
http://www.mp119.jp
http://www.implantcenter.or.