大森インプラントクリニック松元教貢歯科医院腫れ痛みなく早く、骨不足でも骨ができて直ぐに歯が入る幸せのブログ

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噛む力が歯の色々な問題を引き起こす!インプラントも例外ではありません。

2012年06月07日 | 患者さんの知らないンプラント業界の話

インプラントと言う従来の常識からは考えられない、固定されていて痛くも何ともなく噛める人口の歯が復活させられる時代が来ています。

それを歯がなくなったらインプラントにすれば全ての問題が解決する、何も問題がなくなる、と言うことと受け止める患者さんが、今増えて来ているような気がして仕方がないです。

しかし、それは全くの誤りです。

人と言う動物は非常に厄介な動物です。

どう言うことかと言うと、歯応えのある食物、歯に過剰な負担を強いてでも食べたいものがある、と言う動物ですから。

つまり、食べる欲望によって、負担能力を無視してでも食べてしまって、問題が起きてからどうしましょう、となる動物である、と言うことです。

そこに、インプラントと言う過剰なほどの用心棒が現れてしまった。

これが、今後更なる色々な問題を今後起こすであろう、と私は心配しているのです。

現実に起きている問題としては、インプラントの隣の歯とか噛み合っている歯が次々と問題を起こす。

時には、残せない状態に成り、又インプラントですか、と言う状態に追い込んでしまう。

そんなことも起きてしまいかねない事態が始まっています。

これは相当に由々しき問題です。

人の体が変わり行くものである、と言う問題が根本的にある訳ですから、そう言う問題も特に考えるべきではない、と言うご意見もあるかも知れません。

しかし、私はやはりその個人の体での性能、能力の見極め、安全運転の勧めを言わずにはいられません。

インプラントなら好き勝手に何でも噛んで、食べて良い、と信じている患者さん達が多過ぎるのでは、と思うのです。

食の欲望への強さ、深さ、とでも言えるでしょうか。

高い金払って、食事指導までされなきゃいけないのか、と言われてしまったこともあります。

でも、好き勝手に飲み食いしていて、体壊して糖尿になったり、血がどろどろになって血栓になったりしたら、生涯かけてもっともっと高い支払いをする羽目になります。

又、もしインプラントのない時代に生まれていたなら、幾らお金掛けたとしても総義歯になって苦労する羽目にもなっていたでしょう。

歯を大事にしない習慣は、必ずその患者さんの体に強烈なしっぺ返しをして来ます。

体に異変が起きたら、医師は歯のことは放って置いて、体の治療ばかりになります。

それが悪いというのではありませんが、歯の大事さを見落としていませんか、と言う疑問は大きくあります。

 

インプラントの登場は、まだ日が浅く、業界内でもしっかりと足に地が付いて理解している方は少ないと思えます。

そんな中では医師、患者さんの理解の程度、チャンとした療養の仕方など説く方が、早過ぎるのかも知れません。

しかし、インプラントは魔法の棒、ネジではない。

そのことだけは理解していただきたい。

 

インプラントが入ろうと、インプラント自身も動きますし、歯も動くし、体も縮む、変わり続けるでしょう。

話が変わりますが、そんな変わる体の中で、インプラントの被せ物をセラミックを選択するのはおかしい、と思われるかも知れませんので、私の考えを補足しておきます。

今現状では、人、生態の変化にチャンと追随できるものは何一つない、と考えている訳です。

その中、変わらないセラミックを採用する理由は、インプラント同様変化が極端に少ないものを使うことで、体の変化に気が付くのが早期に出来ないだろうか、と考えているのです。

変わり続けるものを観察するのに、基準となるものまで変わってしまっては判断し難くなります。

何か起きたら、外れたり、欠けたりして教えてくれるものが良いのでは、と私は思っています。

総義歯治療が非常に良い例で、義歯は変形とか普通はしませんが、体の方が変わる時に、少し空いて来たねとか、緩くなったねと判断出来て、直ぐに手をうった方が良いか、そのまま見ていった方が良いのか、診断がし易いのです。

その経験上、私は変化に追随するものではなく、変わらないものが良いだろう、と考えるようになったのです。

途中経過ですが、どうやら私の考えは正しかったようだ、との見解が色々と出始めています。

 

変わり続けるものだからこそ、ナイトガードとかも使っていただいて、出来る限り変化を押さえ込む、吸収する、それが正しい道ではないか、と考えています。

インプラントすらも、写真のように噛む力で時に5年で動いてしまうのですから。

この方の再治療は今日完了しました。

これからはナイトガード毎日します、と患者さんも言ってくれました。