大森インプラントクリニック松元教貢歯科医院腫れ痛みなく早く、骨不足でも骨ができて直ぐに歯が入る幸せのブログ

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インプラントは歯周病を治すことに意味がある

2012年06月19日 | 日々のインプラント臨床の話

昨日に引き続きですが、インプラントと歯周病のお話を書かせていただきます。

歯周病治療は、歯を支えている骨と歯茎の病気を治すものです。

当然、骨と歯茎は歯を支えるために、出来るだけ健康でいてくれないといけません。

神様から与えられた天然歯が、歯茎と骨の健康で長持ちするものなのですから、人の発明したインプラントが神様の作った歯を超える、という思い上がりはとても危険なのです。

そんな筈がない、神様のルールに従って、漸く我々もインプラントを安定させられるのだ、と知って欲しいのです。

ここらへんの感覚がズレている、何か人の力を過信している、そんな気がしてなりません。

インプラントは所詮人工物である、と言う感覚は必ず持ち続けてもらいたい、と思うのです。

機械には失敗の3兄弟というものがあるそうで、疲労、腐食、摩耗だそうです。

これは全くそのままインプラントに当て嵌ります。

過剰な力が掛かれば疲労して折れたり壊れたりするでしょうし、お口の中は湿っていて温暖な環境ですから金属は腐食とまでは行かないまでも変性はするでしょうし、摩耗も使い続けていれば当然起きてくるでしょう。

こう言う一般的な原則は、インプラントと言えども例外はないのです。

それを、何故だか過信して、やたら目たらインプラントにしたがる風潮こそがおかしいのです。

ですから、私はラスベガスのレオン・チェン先生のような治療は大嫌いです。

歯周病への配慮もへったくれもない、インプラントの乱立としか言えないような本数の植立。

上顎に18本もインプラントがある症例を私は見たことがあります。

こんなのは歯医者じゃない、インプラント屋だ、と私は腹立たしく思いました。

振り返って、国内の状況は如何なのでしょう?

歯周病の配慮、インプラントの適正配置、本数、色々とまだまだ論争中ではありますが、見識を疑うような治療も散見されます。

今はまだ、ゴールデンルールとされているものは歯周病を治してからインプラントです。

私も、基本的には賛成です。

しかし、歯周病を治すことを諦め、何でもかんでもインプラントにする、と言うやり方を好む歯医者、患者さんがいるのではないでしょうか?

私もインプラントは使います。

しかし、いち早く即時荷重することで咬合負担してくれる部位を増やし、歯周病になっている歯を救うためにインプラントを使うのです。

このような考え方は、異端児です。

それは自覚しています。

それでも、そうしないとかなりの歯が厳しい状況に追い込まれ、非常に治療が難しくなり、時間も掛かる、と言う患者さんが現実にいるのです。

私のスタンスは、どうしても残せない歯を抜歯してそこに即時植立即時荷重して、綺麗に歯があるし、咬合の負担域も増えて、歯の負担が軽くなる、それによって歯周病治療の効果が得やすくなり、成果も上がり、治療期間も短くなる、と言うものです。

何でもかんでも抜歯して、やたら目たらインプラント立てて噛めるようにして終わり、と言う治療とは全く違います。

それでも世間では同一視され、色々と言われてしまうのも事実です。

でも、誰かが新しい道、患者さんを本当に救う道を探し出し、築き上げ、整地して、次代に手渡さなければならないのです。

そのお役目の一端が、私にあるのだとしたら、私は逃げる訳にはいきません。

今の世の中は、歯周病を治した後にインプラントでないといけないと言います。

それは全く正しい。

しかし、私は即時荷重を使いこなすことで、歯周病の歯を救う、並行して行えるところはしてあげないと救える患者さんも救えない、と言いたいのです。

大変に生意気ですが、セミナーとかでプレゼンを拝見していて、私ならそんなに遠回りしない、ダイレクトに歯を救う為にインプラントで支えさせる、と感じることが非常に多いです。

せめて、今の世の中、暫時的インプラントもあるのですから、それを用いて歯を咬合負荷から出来る限り開放し、歯周病治療をすべき時代になっているのではないでしょうか?と言います。

暫時的インプラントなら細いですし、その分骨とか歯茎とかの損失もそこまで起きてこない期待が持てますから。

実際に私も、実は極最近導入して、本当に手術直後から普段通りに噛める、リアルな即時荷重インプラント治療を始めています。

これなら行ける、と感触も得ています。

即時荷重インプラントに否定的な先生方も、暫時的インプラントによる即時荷重での歯周病治療への応用なら、抵抗感は少ないのではないでしょうか?

今、患者さんは直ぐに噛めることを切望されています。

その上で、歯周病も治して欲しいのです。

確かに我がままな要求です。

でも、、考え方発想を切り替えれば、出来る時代になっているんだ、と私は強調したいです。

インプラントは歯周病を治すことに意味がある、と言う言葉が一般的になり、そんなの当たり前だろ、と言われる時代こそ、患者さんが望んでいる世界です。

そこから、業界全体が持っている即時荷重へのアレルギーも治っていくのではないでしょうか?

患者さんの願いを叶える為に医療は発展してきました。

その原則に則って、即時荷重インプラントが当たり前の時代の到来を私は願っています。

 

 

 


6月18日(月)のつぶやき

2012年06月19日 | Weblog
00:02 from web
これはタバコの害を口の中の関連できちんと書いてくれている。見ろこのタバコの害。synapse.ne.jp/~iichiki/index…こんな体に悪いことしてて、歯や口の病気を治せって言うのは無理。まず、禁煙することから。

00:40 from gooBlog production
映画ミッドナイト・イン・パリ見ました。 goo.gl/WXYKd

14:16 from gooBlog production
インプラント治療に患者さんが抱く幻想を正し本当の姿を伝える! goo.gl/zjrZi

17:55 from gooBlog production
歯周病治療の上の(即時荷重)インプラント治療とは、歯を救うためのものです。 blog.goo.ne.jp/noritsugumatsu…

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