インプラント、歯周病の治療には外科は欠かせないものになっています。
しかし、患者さんにとって外科手術します、と言うのは大変な恐怖であり、どんなことをされるのだろう、と恐れおののくのも無理はないでしょう。
患者さんは外科手術自体を強く怖がりますが、実は手術自体は局所麻酔とか、鎮静法による深い眠りで行われるのが可能な時代になっていますので、それほど怖いものではないのです。
本当に怖いのは、麻酔が切れた直後の知覚であり、特に最も怖いのは手術した後の24~48時間後の術直後の炎症反応がどれだけ出るのか、であり、その後に続く治癒期間の術野の炎症による痛みとか腫れとかなのです。
ここの所をどれだけチャンとコントロール出来るのか、が患者さんが本当に楽に治る、辛くなかった、と感じられるようになる鍵を握っているのです。
これらに対して、私は歯科用CTによる精密な計画立案をし、10倍のライト付き拡大鏡による最少手術を実践し、最低侵襲のインプラント治療、歯周再生外科治療を行っています。
ここの所が、私の最大限の特徴であり、これ以上の小さい手術を見たことはない、と自負出来るものです。
そして、本日の題名になっている超音波治療器の活用なのですが、最近導入していただける方がかなり増え、本当に凄いですね、と感謝されることが増えて来ています。
私自身は、2004年明けに導入し丸8年以上使って、その成果、効果は凄い、と実感して、友人、知人に一所懸命にお勧めして来ています。
これは、治癒期間を短くし、患者さんの苦労を早く取り除くのに、物凄い効果が間違いなくあります。
元々、超音波治療器は骨折治療、骨の治癒を促進するのに非常に効果がある、と分かっています。
昔のワールドカップでイングランドの名選手ベッカムが足の骨を折って、出場が無理だ、と報道されたにもかかわらず、間に合って出場を果たしました。
その時に活躍したのが超音波治療器なのです。
歯科の世界では、世界的に有名な歯周病治療の専門家である福岡の船越先生が肩の骨をベルリンで骨折され、緊急帰国されて治療に当たられました。
その時にも、活躍したのが超音波治療器だったそうで、先生から超音波は骨に効くね、と直接証言をいただいています。
インプラントにしろ歯周病にしろ、骨を相手の外科手術です。
ですから、超音波は必ず効くのです。
その成果は、従来半年以上掛かるだろう、と思われるものが3~4か月で治癒してしまう、骨造成GBRでも緻密化が早い、それによって半分位の期間に短縮出来ると分かっているのです。
治る期間が短いと言うことは、その分問題を起こす可能性が半分近くに減らせる、と言うことになるのです。
ここが、何気ないように思えていても、凄く大きな所になるのです。
出来る限り危険性を減らす、それが、そのまま成功率を上げることに直結するのです。
更には、使い始めて分かったことなのですが、超音波には、お肌を綺麗にする、出来る効果、美肌効果があるのです。
実際、エステなどでは超音波美顔器はごくありふれた治療器です。
そのお肌に効く、軟組織に効果がある、と言うことが、インプラントとか歯周病とか親知らずの抜歯とかの外科手術の歯茎の治癒促進に、とても効果があるのです。
簡単に言うと、傷口の治り方が早くて綺麗である、と言うことです。
これは当然、患者さんにとって、楽になるのを早める、いち早く綺麗に治る、と言うことを意味しています。
傷口が早く治れば、その下の骨の組織は当然保護をされ、問題を引き起こす危険性がグッと下がるのです。
超音波治療器は、治癒期間に週に1~2回、出来れば手術後1週間から開始して毎日午前午後30分ずつで合計1時間を1週間当て続ければ最大限の効果があります。
それによって治癒期間をほぼ半分位にすることが可能なのです。
更に、超音波治療器は、治癒期間中作用させ続けることが可能です。
どう言うことかと言うと、一時的に動揺が生じてしまったインプラントを救う、インプラントトラブルのリカバリーにすら使えるのです。
私自身、初期の経験ですが、ぺリオテスト値で25と言うもう駄目だ、と思われるインプラントを、患者さんと良くお話して、患者さんの協力の元、毎日来ていただいて、しっかり当て続けたら2か月で生着した、と言う凄い経験を持っています。
通常、ぺリオテスト値で20を超えたものが助かると言うことは有り得ないことです。
そんな状態に陥ったインプラントですら救えたので、当院では超音波は必須のものとして使っていて、そのお蔭で、うちのインプラントの脱落率は0.1%以下と言う驚異的データになっている、と思われます。
治癒期間中作用させ続けられる、これも超音波治療器にしかできない素晴らしい成果です。
最近、使って下さっている先生が増え出して、骨だけじゃない歯茎も綺麗に早く治る、厳しいインプラントまでくっ付いてくれた、と感謝のお声をいただけるようになりました。
勿論、超音波治療器は、GBR骨造成に対しても、物凄い効果があります。
つまり、インプラントを手掛けている歯医者の全員がルーチンワークとして使用しても良いものだ、と私は明言します。
ダメ押しの追加ですが、超音波治療器は歯科器具としては比較的に入手しやすい価格です。
何百万をする機械ではありません。
せいぜい40万程度です。
勿論、40万でも大きな金額ですが、比較対象が何百万ですから、ご容赦願いたい、と思います。
患者さんのことを心から思うなら、治癒期間のストレスから早く逃れたいのでしたら、綺麗な早い治癒を得たいなら、超音波治療器は必須です!
これだけお願いしても、まだ先生は買わないのですか?