土日が、臨床歯周病学会で、新宿の京王プラザホテルでした。
非常に面白かったし、考えさせられる内容でもあった学会でした。
現在の歯科治療では、審美的な結果が何よりも重視される時代になってきています。
そうすると、必然的に歯茎の治療、歯周病の治療がその足枷になります。
歯周病に罹患してしまうと、治癒した後の、歯と歯の間の隙間が生じてしまうことも多々ありますし、それへの対応をしようとすると、また手術を重ねることになり、治療期間が伸びてしまいます。
更に、現代歯科治療では、治療期間短縮化、浸襲の軽減は避けて通れません。
となると、歯周病治療するよりも手っ取り早く抜歯してインプラント、と言う治療方法へ傾倒してしまう輩も出てしまう訳です。
インプラントは、時に魔法の杖のような影響を与えてくれることがあります。
従来の歯周病治療では有り得なかったような、しっかりとした歯応えで噛める治療が可能になっているからです。
そう言う強い咬合力が発揮される状況の中で、歯周病の歯がどれだけ持つのか、ここに非常に難しい問題が又一つ出て来ます。
尚更の如く、経験の浅い、歯周病治療を余り得意としない歯医者はインプラントに邁進しがちでしょう。
インプラントと言うモノは、麻薬のような、と言えるかも知れません。
歯医者側には、従来の歯科治療では有り得なかった高い成功率と、噛み応えを手軽に提供出来る、従来ほどの修行を要しない(ように見える)。
患者さん側からは、入歯で人生を過ごさないで済む、痛くも何ともなく噛める、非常に快適で楽である、そのまま何事も無く長持ちしてくれそう(に感じられる)。
一度インプラントの快感を知ってしまった歯医者、患者さんは、その後の人生でも、歯がなくなった後インプラントすれば入れ歯に苦しめられることはない。
しかし、その後の人生で、予防治療、メインテナンスに真剣に取り組まれないと、時間経過と共に次々とインプラントになってしまう、と言う可能性もあるのです。
これではいけません。
私は、(即時荷重)インプラント治療は、あくまでも歯を残す為のもの。
歯に掛かる過剰な咬合力を減らし、守ってくれるもの、歯茎の状態を維持する切っ掛けになり、歯列、お口全体を守る為のもの、としなければならない、と願っています。
このことを強調しなければならない程、今の時代は安易なインプラント治療が蔓延しています。
歯周病絡みになると、尚更その傾向が高まって来るようです。
結局、歯周病を治すのよりも抜いてインプラントにする方が、歯医者側は楽だからです。
勿論、そこには患者さん自身も早く治せるから良いや、と言う考えもあるでしょう。
私が危惧するのは、こう言う安易なインプラント治療が蔓延ると、歯周病に係るインプラント含む歯列の患者さんが増えるだろうな、と言うことです。
多分、このことは表に出る現象としては、インプラント治療終了からタイムラグがあり、5~10年後に大きな問題となるだろう、と思っています。
今が、テレビとかの影響もあって、インプラント不況と言われますが、本当のどん底は実は5年後位に来るだろう、と感じて仕方がないです。
私がクリニックを大きくして、やたら目たら本数をやることを追わないのは、メインテナンス、リカバリーをすることが大変になってくるのが目に見得ているからです。
患者さん方は、大きな所、何人ものDRがいて手広くやっている所が安心出来ると考えて、治療受けに行かれる方が増えているようです。
しかし、インプラント周囲炎とか上部冠の破折とか、物凄く沢山起きるであろうと予測される、治療後何年もしてからの治療で考えると、大変な事態になるであろう、経営的に危険であろう、と予測出来ます。
あまりに手広く、大きく、安い治療費でやっている所は、早ければ5年後位から、経営状況が厳しくなるであろう、と私は予測します。
ある程度の初期費用が掛かるのは、リスクヘッジで考えると、その医院の経営安定化に直結しますから、真逆の薄利多売戦略は、やがて頭打ちになり、患者集めに限界が見えて来た時に破綻するであろう、と。
ですから、今彼らは必死なのです。
今出来る限り稼いで、資産を形成しておかないと、負債が増えてくる事態に対応出来ず潰れる、つまり医院としてなくなる、と言う最悪のことも起きてくるでしょうから。
話が横道にそれたので、元に戻しますが、今後長期的な安定を願うなら、歯周病治療を根底に置かないといけないことは自明の理です。
こんなことは、入歯の大家、歯を入れる補綴の大家達が,昭和の30年代に気が付き、幾ら高級な被せもの、入歯治療しても、歯茎の問題を解決しないと駄目だ、長持ちしない、と言うことで明白になった事実です。
しかし、それがインプラントと言う麻薬、魔物が出て来たが為に、又振り出しに戻ってしまった、そんな感じが漂って来るのです。
今回の集まりの中でも、歯周病治療した上でのインプラント治療でなければ、長期的予後は危ない、と言う見解が強調されていました。
それが、本末転倒で、歯周病治すと時間も手間も掛かるからインプラントにと言う、異常な風潮まで出始めているのです。
インプラントはそう言うものではいけないと思います。
あくまでも、天然歯を救う強力な助っ人、支え。
その概念の定着、正しい広がりが今強く求められるものでしょう。
私の唱えている即時荷重インプラント治療は、今一般的に言われているものとは違う概念であり、歯周病治療の歯を即時荷重することで救う、要となって、守り続けるものです。
そうすることで、歯周病治療の成果の出方も早くなり、効果的になり、劇的に治癒期間を短く出来る。
それが、私の即時荷重歯周病再生インプラント治療です。
私は今は、抜歯即時植立即時荷重インプラント治療だけなら、上顎の場合でも2ヶ月でセラミックの歯まで治せるのが当たり前になってしまっています。
因みに、先日、昭和の勉強会で出して、びっくりされてしまいましたが、嘘は一切ありません。
今私が燃えているのが、歯周病のある患者さんで即時荷重インプラントを用いての、従来の概念を遥かに超えた短い期間で、綺麗に早く確実に治せる治療方法です。
従来なら4年以上掛かりそうな患者さんを1年で治す。
そう言う治療をやり始めています。
かなりの手応えを得ていますが、まだまだ数が少なく、キチンと出せる程の数には中々行かないのが悩みの種です。
ユニット3台しかない、しがない個人開業医なので。
でも、しがない個人開業医だからこそ、大きな法人とかみたいに流れ作業ではなく、深く、細かく、丁寧に、精密に全ての治療を手掛けられ、チーム全体で当たって出来ることなのです。
歯周病で困っている、でも、出来るだけ歯を残したい、インプラントは要所要所だけにして欲しい、痛くない手術をして、早く、綺麗に、直ぐに歯があるように見た目にもこだわって治して欲しい。
そう言う患者さんを心からお待ちしています。
私には出来ます。
証拠も、許可をいただけている患者さんのレントゲンとかの口腔内写真で、幾らでも見せられます。
従来の常識の半分以下の速さ、手術浸襲2~5分の1、痛みも腫れも劇的に少ない、全く新しい概念に基づく歯周病再生治療と(即時荷重)インプラント治療、手術直後から綺麗な歯を入れる治療し始めて12年以上になります。
歯周病再生治療と(即時荷重)インプラント治療を、私はもっともっとチャンと極めて、正しく広め、患者さんを救いたいのです。
学会に関して少し不満を言えば、相変わらず即時荷重は全く出て来ない、今尚超先端医療である現実が腹立たしいです。
救える筈の患者さんが救われていない。
命に関わらないから、軽視されている、そんな現状が不満です。
病気なら、やはり早く楽に綺麗に治してあげたいのが医療人の性ではないのでしょうか。
一人、未来に生き続ける者には、現代は孤独です。
患者さんはインプラントに幻想を抱いているようです。
1回チャンと治してしまったら、その後は何ともないのは当たり前、と言う捉え方をされている方がとても多いのです。
これは、とても困った誤解です。
インプラントは確かに、骨としっかりくっ付いてしまったらかなり頑丈なものです。
しかし、インプラント本体は骨とくっ付いて頑丈でも、アバットメントと言う被せものと繋ぐ中間構造物は、極小さいネジで留められているものでしかないし、被せものもセラミック始めとする人工物で作られているものに過ぎません。
ですから、物理的な強く噛む力が掛かり続けることで、時には壊れてしまいますし、インプラント本体も折れたり、ヒビが入ってダメになることすら、本当に稀ですが起きることもあるのです。
インプラント治療は、半永久的であり、凄いものだ、というのは、従来のブリッジ治療とか、義歯治療と比較しての話であり、やはり作り物ですから、色々なトラブルとか問題がないものではないのです。
患者さんの中には、インプラントは高額であり、だから半永久的でないとおかしい、と言われる方もいますが、高額であっても車にしろ、装飾品にしろ、壊れるときには壊れ、作り物はいつかは壊れるものである、とご存知の筈です。
特に最近インプラントの大きな問題として考えられているのが、インプラント周囲炎、いわゆるインプラント周囲の歯茎に起きる歯周病です。
インプラント治療を受ける患者さんは、歯を失う原因があった方が殆どです。
その原因を解決していないでただインプラント治療だけをしている場合、かなり高い確率で、歯周病が起こりますし、噛む力が強過ぎる方の場合でも、壊れる可能性が高くなります。
インプラントも所詮作り物、人工物なのです。
残念ながら、そのことをチャンと広報しているところも余りないですし、どこを見てもインプラントの良い話ばかりで実態は伝わっていないようです。
本当の姿は、ブリッジ、義歯にするのに比べたら、取り外したりしなくて良いし、動かないし、噛んでもしっかりと固定されていて痛くも何ともない、と言う治療方法の一つ、作り物、借り物の歯に過ぎないのです。
ですから、定期的なメインテナンスは欠かせませんし、ナイトガードと言うものも欠かせない、と私は断言します。
患者さんにとっては酷な言い方になるのでしょうが、自分自身の日頃の努力、定期的なメインテナンスが必須であり、治療終了後のこれらのことに関しては、自己責任になるのです。
怖いところは、直ぐに痛んだり張れたりの異常な症状は出ず、出る頃にはほぼ手遅れ、と言うことなのです。
自覚症状が乏しく、深く静かに進行する、だから、歯の病気、歯周病とかは特に怖いのです。
こう言う病気をサイレントディジーズと言います。
サイレントディジーズに対しては、自己管理で対抗するしか方法がないのです。
今日の結論ですが、インプラントはブリッジ、義歯より数段優れているもので、生涯義歯とかで悩まされない人生を遅れる可能性が非常に高い治療方法、人工物ですが、やはり限界がある、と言うことなのです。
何事に置いても、過信は禁物である、と言うのは、永遠の真理です。
高額であるとか、最先端の医学であるとか、ではないのです。
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23:46 from Keitai Web [ 9 RT ]
タバコ吸いながら歩く奴の中に、外側に火向ける馬鹿野郎がいる。子供の目の高さに近いこと分かってない。馬鹿野郎だ。事件が起き、被害者が出ない限り悪習慣は改まらないのだろう。失明させたら一億は下るまい。皆が不幸になる。だから、タバコなんて撲滅させるべきだ。せめて火は手の平に包め!馬鹿
23:52 from web [ 1 RT ]
タバコ吸うなら自分で全て毒ガス吸え!周りに撒き散らすな!ネットで検索してタバコ吸いの肺の画像見てみろ。kinen.sabujiro.com/damage2-1.htmlこれがタバコの害だ。頼むから自分1人で死んでくれ。他人巻き込むな。
23:57 from web
タバコ吸っているとこうなる。例外はない。hirama-byouin.or.jp/muen/books/200…真実から目を背け、今は大丈夫だから、で周りに迷惑を掛けるな!
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今日学会が終了した後、少し時間があったので、品川でウッディ・アレンの新作、ミッドナイト・イン・パリ見ました。
良い映画でしたね。
一度パリに行ってみたくなりました。
タイムスリップして、黄金期のパリで現代に名を残す偉大な芸術家達と交流する話です。
個人的にはダリが好き、何か凄く雰囲気出していて、良い感じでした。
こう言う雰囲気の邦画では、異人たちの夏、と言う名作がありますね。
片岡鶴太郎が凄く、物凄く良かった。
鶴ちゃん大好きになりましたもの。
ウッディ・アレンは更に続けて、ロンドン、ローマと舞台移して、素敵な映画見せてくれるらしいし、又楽しみが増えました。
その時代、場所を生きている人間を描き、何か元気を貰えた気がする、そんなオシャレな感じの映画です。
機会がありましたら、是非見て下さい。
私は、映画が本当に好きで、その時時間が空いていると、その時間で見れる映画を無条件で見る、と言う習慣を持っています。
好みで見てしまうと、嗜好が出て意外な感動を得られなくなるので、変に選ばないんです。
でも、恐怖系と、スプラッタ系は絶対に見ません。
素敵な思いをしたいから映画観るのであって、怖い思いしたくないし、怖がりなので、その手の映画は絶対に見ません。
好む人の心理が分からないですね、全く。
ですから、バトルなんとかは絶対に見ませんでした。
中学生同士が殺し合うなんて、馬鹿げた設定大嫌いです。
下らん。
子供は次代を託す大事な存在、そんな異常な遊戯の題材にするな!です。
あの映画は永久に抹殺して欲しいです。
作るなら、醜い政治家同士が殺し合うとか、役人とか、ヤクザとかにしてくれ、です。
こう言う金儲けになりそうなら、何でもかんでも題材にする風潮が、大々嫌いです。
何か今のインプラント業界見ているみたいで、虫酸が走ります。
狂っている時代の象徴的な感じがします。
今は狂騒の時代で、誰も自分以外を信じていない、悲しい時代です。
そんな時代の中、今日の映画とか鶴ちゃんの映画とかは、やっぱり人って良いな、と思わせてくれる力があります。
こうして元気を貰って、明日から頑張れるんです。
それが映画とか、芸能の力ですよね。
私はそう信じます。
PS:だからエヴァなんたらも大嫌いです。気分悪くなる。気分良いのは独り善がりで作っていて、金儲けしている庵野だけですよ。馬鹿馬鹿しい。馬鹿にされているのに気付くべきです。