昨日は早春塾で、長谷川先生が武田先生に代わってレクチャー、アドバイスして下さいました。
長谷川先生のレクチャーの聞いていて、凄く自然に入ってくる感じで、自分はつくづくぺリオ屋さんなんだなー、歯周病治療を主に手掛けて治そうとして頑張っているDRなんだなー、と実感してしまいました。
即時荷重を手掛けて12年、抜歯即時植立は15年以上とインプラント関連の術式で離れ業をやって来ているせいか、私のことをインプラント屋さんだと思っている同業者の方、患者さんが非常に多いのですが、私自身は長谷川先生のお話に凄く親近感を持ってしまうのでも分かる通り、歯周病治療をやっている歯医者なんだ、と感じています。
別の顔として、最初の師匠が総義歯の大家であったので、総義歯専門家と言う顔もありますが、今現在としては歯周病を専門的に治したい、再生歯周治療にこれからの仕事を捧げたい、と願っています。
私の目指す歯周再生治療は、インプラントを主とするものではなく、歯を残す為の強力な助っ人として位置付け、歯を残す為の補強として使いたいのです。
その為に、即時荷重インプラントも存在しており、従来の歯周病治療では歯周病治療がかなり進んでから初めてインプラントに取り掛かる、と言う固定概念がまだまだ凄く強くあるのですが、それを根本から変えて行くもの、として臨床を深め、確実な成果を残し、広めて行こう、と願っています。
そういう面で、昨日の長谷川先生のレクチャーは非常に親近感が持てるものであり、私自身が目指して来た方向性が合っていた、私の考えていたこと願っていたことが間違っていなかったんだな、と嬉しくなったのです。
私が最近強く考えていることは、歯周病で揺れて来たり、ポケットが深くなって問題となる部位は、患者さん自身にとって噛み易いところで、所謂噛み癖の部分だろう、その部位が良く使われるが故に先に駄目になってしまって、揺れて来たり、ポケットが深くなっているんだろうな、と言うことです。
だからこそ、そういう特異的な部位こそ、抜歯即時植立、即時荷重インプラント治療を成功させることで、相当に早く治すことが可能になるだろう、と考えていますし、現実に自分の患者さん達の治り方の早さを見ていると、当っているんだろうな、と感じているのです。
即時荷重インプラントを使いこなすことで、最大の問題をサッサと解決出来るから歯周病の方も早く綺麗に治る、そう言う手応えを私は得ています。
そう言う歯周病治療+インプラント治療を思い付いて、手掛け始めて10年以上に成ります。
それと言うのも即時荷重インプラントが非常に上手く行き続けていたので、これなら、歯周病の問題を抱えている歯を支えられるのじゃないだろうか、そうすることで歯周病の治療成果を確実に出来、早く得ることが可能になるんじゃないだろか、と考えたのです。
結果は、私の予想を超えて上手く行き、これは凄い、と自分でも感動して、その道にまい進する、歯周病を治すことに一所懸命になることに成ったのです。
なので、今私は歯周病を治すこと、再生させることに自分の使命を感じ、遣り甲斐を見出して仕事をしています。
言うなれば、即時荷重インプラントも抜歯即時植立も私にとっては出来ることが当たり前のものなので、それを如何に歯周病再生治療に活かすのか、に私は燃えているのです。
即時荷重インプラントに関して言えば、ストローマンSLAインプラントを35N以上で植立出来ていれば出来ることですし、抜歯即時植立は、99%以上出来るものです。
治癒期間を劇的に短く出来るこう言うインプラント治療方法を用いることで、歯周病再生治療もスムースにかなり早く治せるのです。
長谷川先生のような高名な歯周病専門家の方が、全く同じ方向を目指し、色々と取り組まれているのを見ることが出来て、昨日はとても嬉しかったです。
インプラントは残存歯を助ける為のもの、出来る限り自分の歯を残す、その為のインプラント。
勿論、歯周病を確実に治せる実力が必須なのは言うまでもありません。
歯周病治療もしないで抜歯してインプラントすれば治せる、と言う考え方では全くありません。
歯周病を治す上で、インプラントを最大限に活用する、そう言う概念です。
その上で、最小限の介入、最小回数の手術、最小の手術でも従来の手術と変わらない成果、と言う患者さんにとって優しい、痛くない腫れない辛くない治療を目指しているのです。
かつては賛同者なんて殆どいなくて、変人、気違い、嘘吐き扱いをかなりされて来ました。
それも昔だったから、仕方がないことだったのでしょう。
しかし、今日漸くこうして賛同者、実践者が出て来てくれているのを見て、本当に嬉しく感じました。
この道を更に深く極める。
私は頑張ります。