大森インプラントクリニック松元教貢歯科医院腫れ痛みなく早く、骨不足でも骨ができて直ぐに歯が入る幸せのブログ

松元教貢歯科医院は骨が不足で骨造りしても腫れ痛みのとても少なく早く治せる方法をしてる即時荷重インプラントパイオニアです。

人の一生と歯科治療、インプラント治療の関わり

2012年06月08日 | 日々のインプラント臨床の話

歯は人の一生の中でどれだけ大事なものなのでしょうか?

我々は職業柄、歯は人生の中でとても重要なものである、と信じています。

実際に、その考え方に賛成して下さって、チャンと治された患者さんのそれからの人生を傍らから拝見させていただいていると、非常に幸せそうで、我々にこの幸せを出来るだけ広めたい、と思わされるものがあります。

しかし、世の中には歯科の存在価値、インプラント治療が高額であると言うことで、色眼鏡の見方で見られる方がいるのも事実です。

結局、その方の人生の中での歯への価値観、どれだけ重要なものである、と考えているのか、で左右されるものである、と結論するしかないようです。

これでは、今日のブログは終わってしまいますので、多少歯の価値観、治療することが意味があると言う説得を試みてみます。

歯があることの有り難さは、失い始めた時に初めて気がつくものです。

ここが非常に難しい所で、虫歯にしろ歯周病にしろ、実は然程の痛みなく静かに深く進行する病気である、と言う理解が全く為されていない、と言う大きな問題点があるのです。

虫歯、歯周病が痛くない病気である、と言うと馬鹿な、と反論されるのが殆どでしょう。

しかし、本当に虫歯、歯周病は痛くない病気なのです。

だからこそ、深刻になるまで何事もない大丈夫だと患者さんが信じている間に、病状が進み、痛みが出だしたりして気が付く頃にはかなり悪くなっているのです。

患者さんは痛み出して初めて病気であることを知るのですが、実はそのもっともっと前から虫歯、歯周病は始まっているのです。

気が付かないうちにかなり進んでしまっている、だから恐い病気なのです。

体の病気で例えるなら、癌や肝臓病、糖尿病などに例えられるでしょう。

患者さんは癌は痛い病気だ、と信じているようですが、それは相当に進行してしまって神経とかの組織を侵し始めるからで、それまでは痛むことは殆どないのです。

癌は痛くないうちに命を危うくする位進んでしまうから恐い病気なのです。

肝臓病も糖尿病も似ています。

患者さん自身が調子が悪いな、と自覚症状が出る頃には相当に進行してしまっています。

患者さんは、病気は悪いものだから痛むもの、異変を感じ取れるもの、と信じているようですが、それは全くの間違いなのです。

そうでなければ、どうして思う病気にいきなり倒れる方が絶えないのかが理解出来ないでしょう。

誰しも、自分の生き死にに関しては真面目でふざけている方はいない筈です。

にも関わらず、病気で大変な思いをされる方は絶えません。

残念ながら、今の医学でも症状の出ない病気まで把握して命を救えるレベルには到達していないのです。

今は医学、科学が進んでいるから、と言って科学万能のような夢物語を抱いている方が増えています。

しかし、現状はまだまだ全然未熟なものでしかなく、人は必ず死ぬ行く過程にある生き物でしかないのです。

そんな状態が実態なのです。

自覚症状もなしに進行してしまう病気が如何に恐いのか、何となくで良いので少しでも理解していただければ有り難いです。

なので、歯科の病気虫歯、歯周病を真面目に捉えることは、自分自身の体の中の感覚、健康に自主的に、主体的に関わることを意味し、体全体への健康にとても大きく寄与することが出来る、それを信じていただきたいのです。

実際に、歯科治療をしている時に、歯茎の反応とか、色々な治療の反応を診ていると、何か普通と違う方が確かにいます。

そう言う方の特徴は、何故か治り難いことなのです。

他の方同様に一所懸命に我々は治療しています。

なのに、反応の悪い方が確実にいます。

そう言う方を拝見していると数年、早い方は1年後に何がしかの病気を発症していることがとても多いのです。

その為に悲しい経験をさせられることも何回もありました。

この患者さんは心配だ、と我々で気が付いて、医科に紹介しても見付けられないことばかりです。

そうこうしている内に、入院しますで、帰らぬ人になった方もいます。

それだけの病気を抱えていても、自覚症状が出るまで検査でもCTでもMRIでも見付け出せないのです。

現代の医科の技術の限界なのでしょう。

ところが、そう言う方々でも、歯科の治療をしていると、反応の良し悪しで異常を見付けられることがあるのです。

ですから、私は歯科治療こそ本当の主治医である、年齢を超えて何時までも関わり続けられる唯一の医療である、と提案したいのです。

医科は一般的に異常がないと、受診もしません。

それでは遅いのです。

しかし、歯科なら患者さんとずっと関わり続けられます。

そして、歯が健康ならば、体も健康だ、と言う相関関係は確かにあるのです。

誰も病気になりたいと願う人はいない筈です。

ところが、ちゃんとした体の守り方を知らない方ばかりです。

その点は我々の広報活動不足もあります。

歯科が、長くその患者さんと関わることで体の変化を早めに気が付く、そう言う時代こそが本当に患者さんにとって有益な医療が提供される時代でしょう。

 

そして、補足ですが、今の歯科医療にはインプラントと言う、従来の歯科治療ではなかった、歯を復活させる、と言っても過言ではないものも出て来ています。

最近では、低侵襲手術で痛くもないし腫れもしない、楽な治療で、直ぐに綺麗な歯が入る、と言う治療を出来る私のような者も現れています。

これは宣伝ですが・・・

 

如何でしょうか?

歯科の人生に置ける位置付け、知られていなかった価値観、分かっていただければ大変に嬉しいです。

上手に歯医者を利用して、何時までも健康に長生きして欲しいのです。

それが我々の心からの願いです。