私育った環境が環境でしたので、本当に大変な方々を間近で幼い頃から見て来ていて、そう言う方は1週間前に惨殺された方々とかと同じような方々で、犯人の言葉ではないかもですが、何故こんな仕打ちを神様は為さるんだろう、と思って来ました。
先天的に障碍を抱えている方、後天的に事故、病気とかでそうなってしまわれた方、本当に大変な方々がこの世の中にはいらっしゃる。
そして、皆一所懸命に生きておられる。
大変です、そう言う方々は生きて行くのが・・・
でも、だからと言って犯人のように死なせた方が幸せ、なんて考えは一切持ったこともないですし、そう言う危険極まりない思想は唾棄すべき、嫌悪する思想だと思ってます、当たり前ですが・・・
で、この仕事していると、心病んでる人、患者さんが来られたりする。
そう言う方は、自分の不幸感で一杯なんです。
悲劇のヒロイン症候群、と私は良く言っているのですが、病気に罹って大変だった自慢とか、身体の何処かが悪いのが自慢みたいになっている感覚、と言うか・・・
失礼ですが、構ってチャンでしかないよ、と感じて仕方がないんです。
自分は不幸、心も下向き、マイナス思考。
そう言う人には、本当に大変な人達の所にボランティアで一度行って見て欲しい、と本気で思っています。
絶対に行かないでしょうが・・・自分の不幸感で手一杯でしょうから・・・
厳しい言い方すれば、歯科疾患はほぼ日常生活習慣病、です。
つまり、そこまでのご自身の手入れ、口腔内への関わりが低かったことの結果が今に来ている、と言えるでしょう。
それを、不幸が降り掛かった、と言う感覚でしか捉えられなくて、問題が起きたのを解決することにも日常生活習慣に目を向けることもなく、歯医者に掛かればそれで終わりになる、と信じてる・・・
それって、ちょっと如何なもん?じゃないでしょうか。
自分は知らない、気が付かなかった、と言うことで歯科疾患に罹ることを不幸感でしか捉えられない、自分が招いたことなんだ、原因は自分なんだ、だから、自分が頑張らないと、と思えないで、不幸が降り掛かった悲劇のヒロイン、と言う感覚はちょっと違うんじゃないですか？と思ってしまうんです、私。
運命の悪戯で、本当に大変な境遇にいる、自分に全く責任なくてとんでもない障碍を負ってしまった、と言うもっともっと本当に大変な方が沢山沢山いるんです。
そう言うことに思い至らないで、悲劇に浸るヒロイン、私大変なんです症候群、の人は苦手です。
私は冷静に比較をしてしまうので・・・
この仕事向いてませんね・・・小不幸に浸るなら好きにしてて下さい、が正直な感想です。
本人にとっては、真剣に大変、と言い張るんでしょうけど、本当に大変な方と比べたらどっちが大変ですか？
自分で好きなこと出来てて、仕事して、毎日ちゃんと生活出来て、それで歯のことだけで不幸・・・
本音で、歯くらいのことですよ、と思えないんでしょうか、と申し上げたいです。
この仕事は、時に凄く患者さん救えることもありますけど、そんなのは自慢もしたくないし、救えて当たり前だと思ってます。
だから、逆に救い難い人物に出会うと、本当に悔しくて仕方がない。
自分で言うのもなんですが、私は外科手術させたらその低侵襲さに置いて右に出る人物はいないだろう、と自負しているDRです。
言い換えるなら、私が手術しないで他でしたら、きっと腫れたり痛んだり大変な思いしますよ、何回も切られたり張ったりされますよ、と思ってます。
ここまで来るのに、並大抵ではない修練、修行して来てますから、私。
そりゃ大変だったんです。
世間は逆風の嵐。
でもって、教科書なんかないし、教えてくれる所も先生も周囲にはいませんから、全部独りきりで編み出して、解決する方法を見付けて来たパイオニアですから。
正確に言えば、恩師ラム先生がいますが、サンフランシスコなんで簡単に会えませんから・・・
結局、私のはラム先生の考え方、やり方をヒントにして、自分独りで編み出して来たもの、言い換えるなら世界中何処探したってある筈がないんです。
私が創って来たモノだから。
たった一人で創造して来たモノですから、私無名ですし、業界でも知られてないですよ、まだまだ。
でも、私の低侵襲手術の成果は自分が一番良く分かってます。
腫らさないし、痛がらせませんから、私。
逆に、何ともなさ過ぎることのトラブルに悩まされること、結局患者さんが原因のトラブルばかりで、本当に困ってるんです。
で、ラム先生の患者さんとの比較で自分は全然駄目だなー、とガックリ。
さらに追い打ち掛けるのが、こころさんの患者さん・・・
人知れず編み出した技を駆使して、何処にもない低侵襲外科手術行ってて、精神的にも肉体的にも物凄く負担が大きいんです。
孤高の大変さは、普通に安穏と生活している方々には決して分からないでしょう。
そして、言いたくはないですが、私健常人ではないですから・・・
30前に劇症肝炎で死に掛けて、3%の生存率で助かったけど肝臓には正常細胞30%もないと言われてますし、その後も肩関節骨折したり、腕の神経炎で激痛に悩まされたり、免疫力とかに問題あるらしく風邪引けば回復時間掛かるし・・・
でも、私は仕事必死でしてます。
だって、私にしか出来ない仕事がそこに沢山沢山あるからです。
替わりがいれば頼みますよ、私は。
自分より腕の立つ恩師の故今間司先生とかがご存命なら、迷わず頼みます。
だけど、現時点では頼める人がいない。
いないんです、本当に。
毎手術毎手術他では出来ない、と言う方をお引き受けしていますし、患者さんは皆さん違いますから、毎回毎回創意工夫して必死で低侵襲を達成している、のが真の姿です。
そんな仕事しているので、嘆いているようにこころさんの対応までは正直荷が重い。
そちらはそちらで専門家の元に行って下さい、です。
そして、本音では最初に書いたようにもっと大変な人のことを知って欲しい、考えて欲しい、です。
不幸感に包まれるのが好きなら、私なんて幾らでもネタはあります。
痺れて回復しない身体、内臓系も上記のように肝臓に問題抱えているので弱いですし、毎年のように風邪と供に副鼻腔炎で難聴患ってますし、産まれた時斜頸で軽いですが奇形でしたし、100%な健康な所なんて、私にはないです、30の頃から。
でも、私は気にしません、そう言うこと。
出来ること、しなければならないこと、すべき使命のこと、にしか関心がありません。
不幸感なんて感じる暇もないし、感じたくもない。
誰だって何かしらの問題抱えてるし、もっと大変な人がいることを幼い時から見て来ましたから。
だから、こころさんは構ってチャンですよね、と感じてしまうんです。
やっぱり根本的にこの仕事向いてない、と思ってしまいます。
私は、どんな境遇、環境、状態であろうと、その中で全力で自分の出来ることは自分で頑張ること、出来ることにフォーカスする人、が大好きです。
歩くのすらやっとでも、自分の足で歩こうと頑張る障碍者の方、両足失くして車椅子になってもバスケに燃える方、視力を失っても勉強して東大にまで行ってしまう方、凄い方がいるんです、沢山沢山この世の中には。
そう言う人見てて、こころさんは恥ずかしくならないのかな？と思う。
医療人としては失格かも知れませんが、本音です。
なのに、私にしか出来ない仕事が待ってるから、しなければなりません。
腫れたくない、痛むのは嫌だ、最初から綺麗な歯が欲しい、歯周病も治して欲しい、その時だけでなく長持ちするように治して欲しい、手術はしたくない、するなら1回だけ、早く治して欲しい等々、患者さんは素人さんだから無茶苦茶言いますよ、それはそれは。
何処かの馬鹿みたいに、全部歯抜いてシンプルにAll何たらにすれば良い、なんて根性腐らせたくない。
これは、私の矜持プライドですから。
自分で自分追い込んで苦しい仕事しているのは嫌いですが、仕方がないです。
自分しか出来ないんですから。
人それぞれ、自分にしか出来ないこと、自分じゃないと出来ないこと、に集中して頑張るしかないんです。
こころさんは不幸感に浸ってないで、何が出来るのか、どうしたら良いのか、に意識をフォーカスして、考えを改めて欲しい、と切に願います。
たとえ、なかなか届かないとしても、私は何時か分かってくれるか、と期待捨てないで祈り続けます。
最後の最期の希望は絶対に捨てたくないから。
