大森インプラントクリニック松元教貢歯科医院腫れ痛みなく早く、骨不足でも骨ができて直ぐに歯が入る幸せのブログ

松元教貢歯科医院は骨が不足で骨造りしても腫れ痛みのとても少なく早く治せる方法をしてる即時荷重インプラントパイオニアです。

インプラントを簡単に治るモノ、と思わせる書き込みに騙されてはいけません。

2019年09月03日 | 患者さんの知らないンプラント業界の話


インプラントの治療回数が少なくて済む、と言う期待を持たせる説明をするHPやブログがあります。

たしかに、元々お口の清掃に熱心で綺麗にしている患者さんなら、たまにはそう言うこともあるのかも知れません。

しかし、ほとんどの場合、歯を失う方は、残念な生活習慣から来ていますから、そこを改善しなければ、この写真のようにインプラントも周囲炎、歯周炎になって失うことになるのです。

インプラントの利点は、決して虫歯にならないこと、そして歯を失った部位に歯が入ること、これだけです。

歯を失う最大の理由である歯周炎に関しては、インプラントは天然歯よりも脆弱であろう、と言われています。

だから、今日の写真のような事例が起きるのです。

そして、歯周炎の治療は簡単には済みません。

日常生活習慣を改善すること、が求められますから、かなりの長期戦をしなければならないのです。

それこそが、インプラントの長期安定の鍵になるのです。

即時荷重インプラントの時代の風潮のためか、余計に簡単に治る、と思わせるモノが目に付くので、とても心配になるのです。

インプラント治療を受けたら、以前よりも更に歯周炎予防に頑張らなければならない、が本当のことです。

インプラント治療を理想の治療であるかのように思い込ませ、自院に誘導するような姿勢は感心しません。

私自身も即時荷重インプラントを2000年からして来た者でパイオニアの一人ですから、自らを律してインプラント治療に当たらねば、と思います。

あくまでもインプラントは天然歯の代替え品です。

本当は自分の歯を生涯守れるのが一番良いことです。

どうしても失ってしまった場合、他の歯に負担を掛けず歯を入れられるインプラントの最大の利点を活かして、そこから先は歯を失わないように生活改善を頑張る、が正しいのです。

インプラントは、それまで入れ歯しかなかった治療方法に圧倒的に勝る方法として登場したモノでしかないのです。

天然歯のようだ、とか、歯が戻って来た、と喜ばれる方もいるでしょうが、まあ入れ歯に比べれば良いかな、程度になることもあるんです。

失望をさせてしまったら、ごめんなさい。

でも、インプラントの限界も知って欲しいのです。

余りにも無責任に安易な情報を振り撒く風潮は、時間と共に改められるでしょう。

しかし、今はなお混沌の時期なのです。

良いこと、残念なこと、両方を知って、最大限に能力を引き出して使って欲しい。

それが私の願いです。

インプラント治療で人生が変わった、ととても喜ばれる患者さんもたくさんたくさんいます。

私も開業して20年以上、インプラント治療を手掛けて25年以上になりますから、心から喜んでくれた方が有り難いことにたくさんいます。

しかし、残念な情報を安易に振り撒く所もあり、それが頭が痛いところなのです。

良いインプラント治療が広まり、幸せな患者さんが増えることを心から願い、このブログを終わります。






本日の親知らず 痛くならない腫らさないように頑張りました

2019年09月03日 | 患者さんの知らないンプラント業界の話



今日の親知らずの抜歯は上下で行いました。

 

このような状態の時には、私は上下で抜かせて下さい、とお願いすることが多いです。

 

これで、下だけ先に抜いてしまったりすると、上の親知らずが傷口に刺さるように当たったりして、痛くなったりするからです。

 

今日の親知らずは、根っこが膨らんでいる形状をしていましたので、歯根自体を2分割にして抜きました。

 

なかなか難しくて手こずったので、明日の状態が少し心配です。

 

明日の麻酔が完全に切れていて、感覚が戻った時に辛くないように祈っています。

 

 

インプラント、歯周再生外科、親知らずの抜歯など、どうしても外科になるのは仕方がない、と言うモノであっても、患者さんにできるだけ痛い思いをさせたくない、辛い思いをさせたくない。

 

そして、嫌な手術だからこそ、1回限りで終わらせて差し上げたい、と私は願っています。

 

それを2003年の恩師ラム先生から授けていただいて、研鑽して来ました。

 

どうしたら痛くない手術をできるのか?腫らさないようにできるのか?1回限りで終わらせられるのか?綺麗に早く治るのか?それだけをひたすら自分の道と信じて。

 

 

今日の患者さんも、無事に治って下さることを心から祈って終わりにします。

 

又、明日ご報告します。