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こちらの患者さんも早くも8年です。
審美部位へのインプラント治療は難しい、と言われます。
特に抜歯即時荷重インプラントで治すのは、特に難しいとされます。
それで、良く質問を受けます。
どうしてマツゲン先生は綺麗にできてて、しかも長く安定させられてるのか?が分からない、と聴かれるのです。
それに対して、私はインプラントのルール、人の身体の決まりごとを守ること、知ることです、とお答えしています。
でも、なかなか分かりづらい、伝わりにくい、と言われます。
具体的にどうなんですか?と言うのが見えない、私の教え方、答え方が未熟で。
その答えをお見せするのに、この画像が良いかも、と思って、上げてみました。
咬合面から見た画像です。
インプラントポジションは、とても大事です。
審美部位では、特に大切で、歯肉との調和を取ること、が鍵を握ります。
自然な歯並びの中に調和させる、歯肉の繋がりを作り上げるには、こう言う感じに並んで植立しないといけません。
ちなみに、この患者さんだから、この歯肉にできてるんです。
患者さんは全員違います。
歯肉の硬さ、弾力性とのバランスは、一人一人の患者さんに合わせなければなりません。
それは、歯肉を触る、いじることになるので、時には患者さんはお痛みを感じることもあります。
なので、場合によっては麻酔をして、歯肉との調和を取らないといけません。
この処置を、セラミックの被せ物を型取りするのに合わせてしなければなりません。
そして、私の場合、特にセラミックの被せ物を装着する時に、細心の注意を払ってしています。
簡単に言うと、セラミックの被せ物をインプラントに繋げる時に、セラミックが歯肉をどれ位の強さで支えるのが良いのか?を作り上げているんです。
歯肉の状態を精密に見ながらでないとできないので、ライト付きの強拡大鏡5、10倍で見てしています。
それで、歯肉が丁度良く整うだろう、と言う状態を作り出します。
患者さん一人一人に合わせてです。
その感覚を獲得すること、がとても大切です。
あと、患者さんのブラッシング指導もとても大切です。
適度な刺激の磨き方をしないと、歯肉がトラブルを起こすこともあるからです。
そうすることで、この写真のように長期的に安定した予後を獲得できるのです。
参考になれば嬉しいです。