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6年前のちょうど今日、今年急逝した父に抜歯即時インプラントをしていました。
facebookにこの日の思い出と言う機能があり、それで思い出させられました。
父は、高名な整形外科医でしたので、手術に関してはとても厳しく、なかなかやり辛い患者さんでした。
それでも、何とか無事に終わり、最終的なセラミックは半年後に入りました。
半年も掛かったのは、父が来てくれなかったからです。
インプラントがちゃんと骨とくっ付いてくれたのかどうか、も確かめられず、心配していましたが、上手く行って安心したのが懐かしい思い出です。
食べることが好きな父でしたので、最期までこの歯を使ってくれて、良かったと思います。
できることなら、もう少し使って欲しかったな、と残念です。
彼岸明けであることが、父の命日は21日で彼岸の入り頃なので、不思議な因縁を感じています。
父のような高齢者には、時間が掛かる、何回も手術するインプラントの治し方はまず無理です。
命が後少しだからこそ、早く楽に治せること、がとても大事だと思います。
そう言う意味で、父に少しでも貢献できたのかな、と思い出し、これからも早く楽に治せるインプラント治療を推進して行かなければ、と再認識しました。
まだまだ世間一般的にはインプラント手術は大変なモノ、腫れるもの、痛いもの、と信じられています。
うちはそうではありませんよ、と言っても、なかなか信じて貰えませんし、うちで手術受けても腫れた痛い、と言われる方もいます。
残念ながら、患者さんの主観で判断されるのは私には変えられません。
が、それでも業界内で、患者さんのために腫れない痛くない低侵襲な外科、を父が私に命じた使命として頑張って行こう、と誓います。
痛くするなよ、患者さんを思えよ、といつも父は言っていました。
それを、銘じて進んで参ります。