こちらの患者さんの経過報告です。
抜歯即時植立、即時荷重インプラントで手術させていただいて、早1ヶ月と1週間が過ぎました。
元の状態はこのレントゲンの状態でした。
歯根が外傷で折れてしまって、残念ながら残すことはできません。
それで、色々とインプラントのことを勉強され、何処で治そうかと探されて、私の所に来て下さいました。
こちらが手術直後です。
唇側の骨は失われてしまっていますので、再建治療、骨造成GBRをしています。
歯茎も痩せてしまうと審美性を損なうので、慎重に処置をして、歯茎の高さが隣りよりもやや持ち上がっている状態になるようにしました。
とても精密で、丁寧な手技を必要とします。
で、私はそれほど器用な方ではないので、ご覧のように10倍の拡大鏡とかに明るいライトを付けて、処置を行っています。
精密で丁寧に処置を行うことで、腫れたり痛んだりはさせません。
手術した翌日でこのお顔の感じです。
これなら仕事を休むこともないですし、日常生活にも差し支えが殆ど出ません。
世間では、まだまだインプラント手術に対する恐れがあり、腫れるんじゃないかとか、痛んで大変な思いをさせられるんじゃないか、とか疑われてしまいます。
しかし、少なくとも私の所では、患者さんに辛い思いをさせないように、生活に悪影響が出ないように、細心の配慮をしています。
その代表的な例の一つが、強拡大鏡と付属のライトです。
但し、この拡大鏡をしている写真は、申し訳ないのですが手術時の写真ではなく、通常の歯科治療の時のモノなので、それはお断りしておきます。
手術時に特別にするのではなく、普段からしているモノです。
手術時には、立てこんでいるので、写真撮る暇とかはありません。
普段からしているから、身体の一部として使いこなせる、と言うことの方が重要だ、と思っています。
まあ本音で言えば、然程器用ではなく、ちゃんとした成果、結果が出せるようになりたかったから、必然的に使うようになった、と言うだけのことなんですが・・・
私は自分が治療させていただく全ての患者さんに、最高の成果、結果を得ていただきたいので、この取り組み方は終生続けるつもりです。
ちなみに、10倍の拡大鏡でする手術と言うのは、医科の世界ではマイクロレベルの手術で、細い血管とか神経とかを繋ぐ再建手術のレベルだそうです。
滅多に医科の手術でも10倍のルーペは使われない、と聴いています。
顕微鏡ならもっと倍率の高い20倍とかあるそうですが、それだとインプラント手術の場合、見る為に意図的に手術野を広げないといけないので、私は敢えて自分の体を酷使して術野を覗き込むやり方をして、本当にこれで手術出来るんですか?と言う狭い範囲内で手術することにしています。
だからこそ、このような成果、結果が出せているんです。
日常生活に影響がない、仕事を休まなくても良い、そう言うインプラント治療を提供することを自分の使命として、頑張っています。
インプラントしたいけど、悩んでいる、と言う方、一度ご相談にお越し下さい。
ご一緒に、より良い解決方法を考えましょう。