のり屋のバーサン日記

落語に親しみ、犬猫と和む…
何でもないけど、めでたい毎日

いざ、国芳展へ

2012-02-06 20:42:10 | 大好きな絵
前回の日記のつづき。

ついに辛抱たまらなくなり、
大雨の中、六本木ヒルズ52階で開催中の
【歌川国芳展】に行ってきました。

地震がないよう、
お守りを握りしめながら(大げさ)。

いや~、やっぱ行って良かった~~

数時間では見きれないほど、
国芳師匠(この際、師匠と呼ばせていただきます
の作品がドッサリ。

大好きな美人画コーナーでは、
「キッチリ&ふんわり」の「半襟」を
じっくり堪能してきました。

なかでも「団扇絵」と呼ばれる作品が
モダンでオシャレでオチャメなこと!
(彫師はモチロン、松嶋房次郎!)

こんなイカした団扇が市販されてたなんて、
江戸時代の人たち、うらやましぃぃ~!!

見ても見てもスミズミまで楽しくて、
ため息もれっぱなし。

このまま会場に住みたいくらいでした

が、

そのウットリ気分を興ざめさせてくれたのが、
会場の係員のひとり。
(学芸員ていうの?それともバイトか? 若い女子)

のどがイガラっぽかったので、
ヴィックスなめようとしたら、
ブッ飛んできて…

「ご飲食、禁止です!」

だって。

「ご飲食」って、
ヴィックスだよ?のど飴だよ??

ゲホゴホ咳き込んで、
ハタ迷惑になるよりマシじゃん

(たとえば、劇場・ホールだって「飲食禁止」だけど、
 のど飴やペット茶くらい大目に見てくれるよ)

で、また、この気取ったコドモみたいな小娘係員、
イチイチ杓子定規で目障り

前にいた人も、
作品に顔を近づけただけで、
「(床の)白線より前に踏み出さないでください!」
なんて注意されてた。

作品に触れたわけでもないのに、
バカみたい。

アンタ(小娘係員)が許してくれなくたって、
国芳師匠が許してくれるよ。

という気分になり、
小娘係員がウロつくなか、
意地でヴィックスなめてやりました
や~いや~い、勝った~~

我ながらオトナげないね

幸い地震もなく、
絶対に欲しかった図録もゲット。

今回の国芳展、
前期と後期に分かれていて、
作品の入れ替えがあったのですが、
図録には今日見られなかった
前期の作品も収録されて、
全421作品 見ごたえ充分!

監修の浮世絵評論家・岩切友里子氏の解説も
カユいところに手が届く(?)キメ細かさ。
これで2,500円なんて、
ウソみたいにお得

永久保存版です

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