のり屋のバーサン日記

落語に親しみ、犬猫と和む…
何でもないけど、めでたい毎日

時代の余命宣告

2018-10-13 00:41:10 | ひとりごと
身近では父が亡くなり、
著名人もバタバタと…
今年は例年より訃報が多い気がする。

今週は中学時代の英語教師、
T先生が亡くなられた。

同級生の母上でもあるT先生からは、
何がどうして、
そんなにお褒めいただいたのか、
今となっては肝心の記憶がないが、
excellent という、
最高の評価をいただいたことがある。

後にも先にも、ほかの教科でも、
大人になってからの人生でも、
こんな自分に、
excellent なんて評価をくださったのは、
今のところT先生だけだ。

その割に英語は上達せず、
先生に合わせる顔もなかったが
卒業後も母校のイベントなどでお会いすると、
気さくに話しかけてくださった。

「あなたのクラスの人たち、
何人も会ったけど、
あなたがいちばん若いわ!」

10年ほど前、そう言われたときは、
ホンマかいな?と思ったけど、
教え子にお世辞を言うような
先生じゃなかったので嬉しかった。

時代の変わり目を象徴するかのように、
自分という人間を
形づくってくれた人たちが、
次々と旅立って行く。

先程、お風呂に浸かりながら、
NHKラジオをつけたら、
こんな言葉が聞こえてきた。

「来年4月30日に平成が終わり、
いよいよ時代も余命宣告を受けました」

うわぁ…
平成時代にやり残したこと、
少しでもやらないと。
でも、今からじゃ何をやっても
間に合わん!笑。

そういえば平成になった日、
体調を崩しベッドに伏せていた。
(当時、仕事が多忙を極め、
体調のいい日なんてなかったが)

小渕さんが掲げる「平成」を
実家から小1時間かけて、
駆けつけてくれた両親と、
寝室のテレビで見たのを憶えている。

へいせい???
引っかかりのない年号だね…
とか3人で笑いながら。

その両親も最早、
この世にはいない。

平成時代の残務処理は、
なし崩し的に次の時代に
繰り越すことになりそうだが、
新元号発表の日は、
とりあえず元気でいたいです。笑。


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