のり屋のバーサン日記

落語に親しみ、犬猫と和む…
何でもないけど、めでたい毎日

ポ~ンと突き抜けてる、志らくの『堀の内』

2012-02-08 15:42:07 | 落語会に行ってきた
立川志らくの独演会に行ってきました。

【志らくのピン 古典落語編】
2月7日(火)開演19時半
@渋谷文化総合センター大和田 伝承ホール

これまで志らく師匠の高座に
何度か接したことがあり、
あまりの面白さに、
いつか独演会に行くぞ、と。

このたび念願かないました。

『転失気』も『堀の内』も
よく前座が演じるネタだけど、
志らく師匠の息がかかると…

こんなにブッ飛んだ噺だったのか~

転失気(てんしき)を知らないのに
知ったかぶりする和尚。
小僧も転失気を知らないと知り、
怒り爆発。

「永平寺に修行に行け~っ」

その後、永平寺の修行(シゴキ?)が
いかに厳しいかの説教が
くどくどエンエン…

フツーの古典の『転失気』に、
そんなくだりはない。
もちろん志らく師匠のオリジナル。
でも、そこが笑える。

『堀の内』の粗忽者も、
驚くと「ポ~ン」と声が出る。

その「ポ~ン」がスパイスになり、
オチにもトドメの・・・

古典に独自のフックを効かせて
バージョンアップさせるところ、
昇太落語(春風亭)に通じるものがあるかも。

親戚の伯父さん(故人)の若い頃にそっくりな、
志らく師匠。
お顔を見てるだけで、
親しみがわくんだよね~

独演会、また行くぞ

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いざ、国芳展へ

2012-02-06 20:42:10 | 大好きな絵
前回の日記のつづき。

ついに辛抱たまらなくなり、
大雨の中、六本木ヒルズ52階で開催中の
【歌川国芳展】に行ってきました。

地震がないよう、
お守りを握りしめながら(大げさ)。

いや~、やっぱ行って良かった~~

数時間では見きれないほど、
国芳師匠(この際、師匠と呼ばせていただきます
の作品がドッサリ。

大好きな美人画コーナーでは、
「キッチリ&ふんわり」の「半襟」を
じっくり堪能してきました。

なかでも「団扇絵」と呼ばれる作品が
モダンでオシャレでオチャメなこと!
(彫師はモチロン、松嶋房次郎!)

こんなイカした団扇が市販されてたなんて、
江戸時代の人たち、うらやましぃぃ~!!

見ても見てもスミズミまで楽しくて、
ため息もれっぱなし。

このまま会場に住みたいくらいでした

が、

そのウットリ気分を興ざめさせてくれたのが、
会場の係員のひとり。
(学芸員ていうの?それともバイトか? 若い女子)

のどがイガラっぽかったので、
ヴィックスなめようとしたら、
ブッ飛んできて…

「ご飲食、禁止です!」

だって。

「ご飲食」って、
ヴィックスだよ?のど飴だよ??

ゲホゴホ咳き込んで、
ハタ迷惑になるよりマシじゃん

(たとえば、劇場・ホールだって「飲食禁止」だけど、
 のど飴やペット茶くらい大目に見てくれるよ)

で、また、この気取ったコドモみたいな小娘係員、
イチイチ杓子定規で目障り

前にいた人も、
作品に顔を近づけただけで、
「(床の)白線より前に踏み出さないでください!」
なんて注意されてた。

作品に触れたわけでもないのに、
バカみたい。

アンタ(小娘係員)が許してくれなくたって、
国芳師匠が許してくれるよ。

という気分になり、
小娘係員がウロつくなか、
意地でヴィックスなめてやりました
や~いや~い、勝った~~

我ながらオトナげないね

幸い地震もなく、
絶対に欲しかった図録もゲット。

今回の国芳展、
前期と後期に分かれていて、
作品の入れ替えがあったのですが、
図録には今日見られなかった
前期の作品も収録されて、
全421作品 見ごたえ充分!

監修の浮世絵評論家・岩切友里子氏の解説も
カユいところに手が届く(?)キメ細かさ。
これで2,500円なんて、
ウソみたいにお得

永久保存版です

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国芳ファンだというのに

2012-02-03 20:26:35 | 大好きな絵
まだ行けてません…

六本木ヒルズで開催されている、
【没後150年 歌川国芳展】
の話です。

六本木までゆっくり出かける時間が、
なかなか取れず…

あと、会場の森アーツセンターギャラリーが
「52階」
というのがネックで

もともと高所恐怖症気味だし。
年が改まったとはいえ、
首都圏もときどき地震があるし。
首の不調のせいで、
震災前から「地震酔い」してた身だし…

そんな葛藤を抱えながら、
数年前に江戸東京博物館で見た、
【ボストン美術館 浮世名品展】の図録や、
手持ちの浮世絵に関する書籍で、
国芳の作品を眺める日々。

多彩な作品を残している天才・国芳ですが、
個人的には美人画がいちばん好きです。

どこが好きかって、
ズバリ「半襟」
(かなりピンポイント

ほかの絵師の美人画とは違う、
独特な半襟なのです。

キッチリしつつ、ふんわり。

マフラーぽくて、着物なのに洋風?
(【ボストン美術館 浮世絵名品展】図録より、
 《梅の魁(さきがけ)》)

国芳のファッション・イラストレーターぶりがわかる。
国芳本人も、そうとうの洒落者だったに違いない。

ほれ。キッチリしてるけど、ふんわり。

カッチョええ~♪
(『江戸猫 浮世絵 猫づくし』東京書籍刊。
 《鏡面美人尽くし 娘と猫》個人蔵)

それらの、
「キッチリ&ふんわり」を見ていたら、
ある発見が

作品の片隅に、
「彫工 房次郎」
と刻まれているのですよ!

《梅の魁》


《鏡面美人尽くし》


【ボストン美術館…】の図録解説によれば、
フルネームは…

松嶋房次郎。

国芳の美人画のなかでも、
全身像ではない、
バストアップ(胸から上)画を担当していた
彫師だそうだ。

髪の生え際など、
繊細な彫りを得意としていた人らしい。

国芳からの信頼も厚かったんだろうなぁ。
わざわざ画面に名前が残されてるくらいだから。

(ちなみに、美人画でも全身像や、
 武者絵、風景、動物モノの作品には、
 彫師名まで刻まれていない)

そんなこんなで、
国芳の半襟に伴い、
彫工・松嶋房次郎にまで興味が広がってしまった。

やはり行くべきか、
歌川国芳展。

たとえ52階でも…

会期終了まで、残すところ1週間。
地震がないことを祈りながら。。。

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日は長くなってるけど

2012-02-02 00:03:46 | 犬猫と和む
夕方5時。

ちょっと前まで、
犬の散歩は4時半には終わらせないと
帰りが真っ暗になったけど…

いつのまにか日が長くなってるね

そのわりに、
日に日に寒くなるけどね。

散歩コース沿いの用水路も、
いつぞやの雪解け水が
凍りっぱなしです

楳図先生(楳図かずおルックの犬娘)、
さぶいから早く帰ろっ


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そろそろ2周年

2012-02-01 11:44:49 | ひとりごと
ブログ開設して、
今月なかばで2周年

本日、アクセス数が10万を突破しました

あ、もちろん、1日分ではなく(あたりまえか)、
開設以来の累計です。

うち半数くらいは、
たぶん存じ上げない方のご来訪かと。
ありがとうございます。

存じ上げてる方にも、
ありがとうございます。

これからも、
ざっくり5パターンくらいの少な~いネタで、
ぼちぼち更新してゆきます。

とりいそぎ御礼まで

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