だから、ここに来た!

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【ネタバレ】SHERLOCK S3E3 "His Last Vow"【その3】

2014-06-07 | TV/SHERLOCK S2〜
日本でのシャーロック3の放送も佳境に入り、
いよいよ日付変わって今日、「最後の誓い」の放送です。
シリーズ2を原語で見た後、吹替を見た際には
「こういう意味だったのか」と答え合わせをするような感覚で見ている部分もあったのですが、
今回は吹替の言い回しの置き換え方の方に意識が行くようになりました。
ある意味成長…だといいのですが。

日本語にしたらどう置き換えるんだろう?と疑問に思っていた、
例えば「空の霊柩車」で、別の場所にいるシャーロックとジョンの発言を繋げるところなんかは
シャーロック「(ジョンとの仲は)ぜっ」ジョン「こう?」
シャーロック「(依頼人に向かって)お前に浴びせかけたい…」ジョン「おしっこを」
なんていう風に上手く繋げていて楽しかったですね。

Redbeardについてはなんて説明するのか楽しみにしていましたが、
あっさり「三の兆候」で「我が家の犬の"赤ひげ"」と答えてしまっていて少しがっかり。
"Redbeard"ってなんだよ!って考えるのも楽しかったんですけどね。

マイクロフト好きの間では、"I'm living in the world of Goldfish."も
「馴染むなんて不可能だ」という訳になっていて、寂しいという声が多数ありました。
無難な訳だとは思うのですが、あまりに普通でちょっとつまんないですよねw

ところで、もう13時間後には放送されてしまいますが、
ここでの振り返り企画を最後まで終わらせていなかったことに気付き、今更慌てて更新します。
もちろん今回もマイクロフト縛りで。


■CAMへのクリスマス・プレゼント■

胸を撃たれたシャーロックは病院を抜け出し、CAMと密会。
彼の屋敷アップルドアの保管室を見せるよう要求します。
もちろん、引き換えを用意して。



おい、何言ってんだシャーロック!!と世界の傘兄ファンがツッコミを入れたシーンw
そして、



パンチを飲んで熟睡中?のお兄さんから大事なラップトップを拝借。寝顔カワユす。


■プレッシャーポイント■





マイクロフト → シャーロック → ジョン → メアリー と、
それぞれの弱みを繋ぎ合わせ、メアリーの情報を引き換えにすることで、
マイクロフト、つまり英国の国家機密を掌握しようとするCAM。
卑怯ですが、実に賢いです。

そして、このS3で深く掘り下げられた彼らの関係性が、
ここに結実しているのがよく分かります。

お前がいなくなれば胸が裂けるほど辛い、と珍しく弟に告白したマイクロフト、
ジョンとメアリー(と子供)を何があっても守ると誓ったシャーロック、
メアリーが何者であろうと受け入れる決意をしたジョン。
これまでの出来事がまさにここに繋がっていたのだと分かる場面ですね。
この辺り、CAMが賢いというより、このシリーズ自体の作りが見事です。

シャーロックはCAMがアップルドアの保管庫にメアリーの情報を隠しているものだと思い込んでいましたが、
実際は、全てCAMの頭の中。証拠や文書はなく、それを公表するだけで済むというCAM。
これもまさに現代のメディア王的な考えですね。要はそれを世間が信じて広まってしまえば事実かどうかは無関係だという…。

そして、メアリーの秘密を"物質的に"回収不可能になり行き詰まったシャーロックは、
CAMの本当の"保管庫"を破壊するのでした。



"誓い"を守ったシャーロックに、呆然とするジョン。



おそらくパソコンを持ち出されることも、
現場を取り押さえることも計画通りだったマイクロフトも、
弟が実行したことに言葉を失います。





■007×シャーロック■




※自分のtumblrから転載。

「空の霊柩車」で007の「スカイフォール」と同じ屋上シーンが登場したり、
ハドソンさんの口から"Live and Let Die"なんて台詞が出てきたりしますが、
この"a blunt instrument"は「カジノ・ロワイヤル」のMの台詞から引用していると、スティーヴン・モファットが明言しています。
つまり、兄の言う"同僚"はMのことらしいです。

そして、この最後のthe other oneという台詞。
兄弟愛を否定する流れ的に、「もう一人の兄弟」という意味に取れます。
中の人、マーク・ゲイティスは「面白いよね? 面白いよ!」とこのほのめかしを面白がっているようですが、
私は兄弟は2人がいいな。個人的には。



本当は弟がいなくなっちゃったら寂しいお兄ちゃんは、あくまで冷酷に装い、
職場ではブラコンを必死に隠しているようです(笑)。


■最後の別れ■



※自分のtumblrから転載。

珍しく兄に丁寧にジョンと会話する機会を求めるシャーロック。
ところで、このシリーズではあまり傘を持ち歩いていなかったマイクロフトが、
やっとここで傘を持ってますね。
ディオゲネスのオフィスには傘が置いてありましたけどね。
この兄弟のコート姿は絵になります。


■東風■



※自分のtumblrから転載。

このEast Windの件は、どんな風に説明されるのか、
日本の放送が楽しみですが、
ここで表現しているEast Windがシャーロックのことなのか、
それとも、これからやってくる嵐のことなのか、
どちらとも取れるようで。

今生の別れを覚悟して飛行機に乗り込むシャーロック。
私たちも、このままシャーロックとお別れになるのかと思いきや。



思わぬ知らせを受けた兄は、旅立ったばかりの弟へ電話を入れます。





そして、車内のモニターに写し出されるのは…





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とりあえず、ここまで。

ジムモリさんの復活?は驚きましたが、あまり嬉しくは感じなかったというのが正直な感想です。
ジムのこと大好きですし、S2が終わった時点では戻ってきて欲しい!とも思っていたのですが、
それよりも、製作者側の、視聴者を驚かせようとする姿勢ばかりが目についてしまって、
私たちが求めているのは、驚きだけじゃなくて、まずは良質な物語なんだけどな、と。
でも、他の視聴者はこのぐらいの驚きを求めているんでしょうね。私が保守的なのかも。

なにより、ホームズ譚として見ていくと、今回のS3はかなりドラマ独自の世界観になってしまって、
時々S1やS2の、原作を踏襲していた頃が懐かしく思える時がありました。
S3も、聖典のアイデアを織り込んではいますが、
それよりもこの現代版で打ち出した設定の方がインパクトが強くて、
なんだか遠くまで来てしまった感が最後まで拭えませんでした。
…ホームズ家やハドソンさんの過去はそこまで出してこなくてもよかったのになとも思います。
ちょっとミステリアスなくらいがちょうどいいのに。
(それに比べてジョンは全然明かされてないし。ハリーさえ出て来ない。)

私はこのドラマが好きですし、嫌いになりようがないですが、
次のシーズンでまた始めの頃のワクワク感が味わえたらいいなという期待を込めて、
S3をこれからも繰り返し見て行きたいです。
「最後の誓い」の吹替版を見たら、また感想が変わるかもしれませんしね。
それと、Paul McGuiganが戻って来るといいなー。
やはり、彼はこのドラマに必要な人です!
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6月8日更新
上のように言っていたものの…面白かったです、「最後の誓い」。
特にシャーロックが撃たれた後のマインドパレスのシーンは泣きそうに。
実家のシーンの暖かみ。これからの展開が分かるだけに、兄との会話も切なくなります。
何よりメアリーの正体が分かった後のジョン…というよりマーティンの演技。
母国語で見ると、話のリズムもすんなり入ってきて、印象が異なりますね。
モファットの脚本はやっぱり上手い。ジムの件はどうなることやらと思いますがw 何度も見直したいです。
日本語のクレジットの後に登場したジムがよかったですね!
コメント (2)
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【ネタバレ】SHERLOCK S3E3 "His Last Vow(最後の誓い)"【その2】

2014-04-12 | TV/SHERLOCK S2〜
久しぶりに「シャーロック」S3をコミック風に読む、振り返り企画です。
日本でも5月24日 21時からNHK BSプレミアムでの放送が決定し、OAを待つばかり。
リアルタイムでの放送を見た者としても、吹替された日本版がどのような世界観に仕上がっているか楽しみです。

さて、改めて申し上げますが、この投稿はマーク・ゲイティス狂の人間が書いているので、
あくまでホームズ兄弟、ホームズ家に特化して触れて行きます。
全部触れたいけど、触れたいことがありすぎるんですもの。
他の大事な部分は他に任せてすっ飛ばしていきますので、その点ご了承ください。


【実家にて】

シャーロックを撃った犯人がジョンの知るところとなる…という、
なんとも重苦しい雰囲気の場面から打って変わって、
突然映されるのは薪を拾うパパの姿。
そして、聞こえてくるのは、憂鬱そうな兄の声。




実家だ! ホームズ兄弟が実家におる!!
まさかこのシリーズで実家が見られるとは思ってもみませんでした。
パパママも第一話だけの特別出演かと思ってたのに!
そして、大事な仕事の書類の上でママが食材切ってるとか、ありそうw





ママにMikeyとかMikeとか適当に呼ばれてる兄。
「私は英国政府の末端に…」とか気取ってる彼も、ここじゃただの息子にすぎない。
なんだか顔まで少年に戻っている気がするw
個人的な願望として、吹替の兄には実家にいるときだけ
「ボクもハッピーなの?」みたいに、ボク呼びしてほしいですw
そしてこの間、妙に大人しい弟が逆に怖いですね。


【ママの経歴】

実家にはジョンと身重のメアリーも招待されていたようです。
メアリーは手にした本をママに見せます。



"The Dynamics of Combustion"、燃焼力学!
第一話でジョンがごく普通と思ったホームズパパ&ママですが、
やはりシャーロックとマイクロフトの才能は母譲りのようです。
パパの方は、そんなママとは対照的なようで…。




パパかわいい(*´ω`*) 愛してらっしゃるのですね。
子供のために数学の道を諦めたママ… あの2人のために…。
頭脳はママから受け継いだとして
あの2人にこの優し気なパパから引き継いだ部分ってあるのかな。
ジョンとメアリーを部屋に残して出てきたパパは2人のただならぬ雰囲気が心配な様子。



何気に父子がしっかり同じフレームに収まっている初めての場面。
やっぱり実の親子はそっくりですね。


【喫煙シーン、再び】

ジョンとメアリーが話し合いをしている頃、
シャーロックはコートを着て何処に行くのかと思ったら、外で兄と煙草吸ってました。
"醜聞"以来の喫煙シーンですね。






ベネディクトはスマウグ(by ホビット)=ドラゴンなのにドラゴンスレイヤーとはこれいかに、
というツッコミをよく見かけたものですが、
製作者はあまり意識していないようです。(しらばっくれているだけかもしれないけどw)

モファットの書く兄弟の会話は洗練されていますよね。
口にはしていないけれど、2人の長年築かれた関係を感じさせます。
ゲイティス兄さんはやけに兄弟を対立させますけどね。
やはり本人の実体験がそうさせるのでしょうか。穿った見方ですけども。

こんなカッコつけてる兄弟ですが、




ボクじゃなくてお兄ちゃんが…ってのもよくありがちな言い訳w


【お兄ちゃんの本音】

実は、弟にMI6からの依頼があるが断わって欲しいと言う兄。
何故断るのかと訊く弟に兄は言います。




兄はこんな事を言ってますが、本音は別にあるようで…。




ここ!!試験に出ます!!(何のw)
こんなに率直に兄が弟への思いを口にするところを見られるとは!
なんて素直で可愛いレアな兄なの!
でも、これも実はワケがあるようで…。



←この立ち姿可愛い。

そうか、マイキーお酒入って酔っちゃってるのかな…。
だけど酔ったくらいでこんな普段言わない事を口にしちゃったりするかしら…
そう思っていたところで、次々と意識を失う皆さん。




酒じゃなくて違うものが盛られていたらしい…。
「ピンク色の研究」で語られていた「クリスマスは大変なんだ…」とは、こういうことなのですね?



納得。

ちなみに、中の人、マーク・ゲイティスさん曰く、
「兄は弟を心底心配してはいるが、それを見せまいと自分を鍛えている。
 それが彼のあり方。何とも近づかない。思うに、彼は自分が傷つくことを知っているんだ。
 あの台詞を言った理由は、薬を盛られたからだよ! 彼はそんなこと言うつもりはないのに。」

とのこと。

分かるよ、マイキー、その気持ち。

続く…。
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【ネタバレ】SHERLOCK S3E3 "His Last Vow(最後の誓い)"【その1】

2014-01-20 | TV/SHERLOCK S2〜
さて、"His Last Vow"です。
第一話と第二話の間は4日間の間が開いていましたが、
第二話と第三話の一週間の間、



こういうツイートを製作陣がしていたというのもあって、様々な憶測が流れていました。
聖典の解釈から行けば、ジョンの妻であるメアリーが死んでしまうという説が一番濃厚ですが、
現代版ではひねりを利かせて、他のサブキャラの誰かが死んでしまうのでは?と噂が流れたり。

特に、傘兄贔屓の私の目によく止まったのは、
トレーラーにも含まれている手術中の患者の手がマーク・ゲイティスの手に似てる、
前の二話でマイクロフトがあんなに登場しているのは第三話での彼の危険の前振りなのでは?
といった推測が流れて気が気ではありませんでした。

"The Sign of Three"で、いいね!ポーズをするメアリーの頭の上には
背景のインテリアが重なって角が生えているように見えるし、
マインド・パレスにいるマイクロフトの背中には背景が天使の羽のように見える、なんていう分析とかね。

ともかく、誰も死んで欲しくない!と固唾を飲んで迎えた最終話だったのでした。
そして、今回のレビューも兄弟しばりです。
本当はもっと語りたいけど、自分に課したのです、ホームズ家だけで書くって。



【兄の強迫性障害】

ジョンがご近所さんを探しに行った麻薬中毒者のたまり場に潜入していたシャーロック。
(もちろんこの元ネタは「唇の捻れた男」)
しっかり陽性反応が出てモリーからキツいおしかりを受けた後、ジョンと共に221Bに戻ります。



「バスカヴィルの犬」ではシャーロックがアスペルガーだと言及されているシーンがありましたが、
兄が強迫性障害であるとはっきり言いきられていることに驚きました。
いや、そんな気はしていましたが、弟が断言したことに驚いたのです。
このシリーズでは今まで語られなかった設定が次々に出てきますね。
傘を常に携帯しているのも、これに関係しているのだろうか。

強迫性障害というと、私はつい「名探偵モンク」のイメージが強いので、
マイクロフトも「ガスの元栓締め忘れたんじゃないかしら…」って不安になることがあるんだろうか…、
などと考えてしまいます。
マイクロフトは元栓を開けることもないか。


【トイレのドアも閉めないで入ったりしてたのだろうか】

ジョンの連絡で駆けつけた兄は、弟の薬物の隠し場所を彼のファンクラブ=アンダーソンたちに探させます。




このあたりも兄弟の家庭の様子が想像出来るやり取りです。
ママに「ちゃんとドアを閉めなさい!」と怒られていたんでしょうね。
おそらく兄の方はドアはぴっちり閉じていたはず。


【英国政府の本気】

弟から、潜入のために薬物に手を出したのはチャールズ・オーガスタス・マグヌッセン(以下CAM)に関する依頼があってのことだと聞いた兄は、
その名前を聞いて顔色を変え、アンダーソンたちに告げます。




こわー。(((;゜Д゜))) なにもそこまで脅さんでも。


【探偵の本気】

兄は、弟とその親友にも、アイリーン・アドラーの時よろしく、手を引けと忠告します。
兄は弟にそこそこ重大な依頼を持ってきたりしますが、
弟が巻き込まれて危ない目に遭うと分かる件に関しては、
こうやってはっきり手を引くようにいいますよね。
つまり、いつも結果が見えているのです。
全部見ると分かることですが、CAMの一件に関しても、
兄には、このエピソードの終了10分前までのことは全て見通せてるのです。
だからこそ、CAMに逆らえば自分に逆らうことになる、と説明するのですが、
弟は耳を貸さず…



そして捨て台詞?を言って痛い目に遭います。




兄弱いw せっかく英国政府そのものとしての凄みを見せたところだったのにw
このあたりは一部の好事家に喜ばれたシーンみたいですw
まあ、"The Empty Hearse"の時のことを考えたら、捻られても仕方ない気はしますけどもね。
そして、ジョンに傘を拾ってもらう兄。



自分で拾わないところが兄らしいです。


【SherlとMike】

シャーロックが風呂に入ると、部屋に隠していたのがシャツ一枚姿のジャニーンであることが分かります。
「えー! 童貞じゃなかったんかい!」と呆然とした視聴者w
落ち着け!これは「犯人は二人」がベースになっているんだから!
それにしても、やっぱりそれなりの関係ではあるらしいジャニーンは、
シャーロックをSherlと呼んでいることが判明。そして兄のことも、





えええー?(((;゜Д゜))) マイクって! 名前の重厚さ台無しw
ジャニーンは家族に紹介されたことでもあるのでしょうか。
いや、ないか。ご両親が本気にしちゃいますもんね。
シャーロックがそう呼ばせたとは考えにくいから、ジャニーンが勝手に短縮させたのかもしれませんね。


【シャーロックとジョンのPressure Point】

ジャニーンの帰宅後、221BにCAMが訪れます。
彼の目には、対象者のPressure Point(弱点、と解釈していいでしょうか)が見えるようになっているらしく、
シャーロックとジョンのPressure Pointも把握しています。



ジョンのPressure Pointにメアリーがいるのは分かりますが、
それより上に姉のハリーの名前があるのが泣かせます。
ジョンも姉弟仲は良好じゃなくても、姉のことを気にしているんでしょうね。

シャーロックの方はというと、この時点でジョン・ワトソンにアイリーン、モリアーティ、そして前回登場した"Redbeard"にアヘンと出ています。
そして兄の項目に注目すると、M.I.6となっています。
今まで、兄が諜報部の幹部であるだろうということはファンの間でも語られていましたが、
劇中ではっきり示されたのは初めてです。
喜びでちょっと震えましたw


【再びマインド・パレスへ】

CAMのオフィスに忍び込んだシャーロックは
CAMを殺しにきた依頼人のレディー・スモールウッド、と思いきや、
武装したメアリーと出くわし、被弾します。

映像は、弾を受けた直後、その瞬間の彼の思考を映し出します。
マインド・パレスに現れたモリーのアドヴァイスで、どちら向きに倒れるのかが問題だと気付いたシャーロックは、
メアリーの使った銃がどの銃なのかを頭の中で"検索"しようとしますが、
ここで兄がまた登場して、嗜めます。
シャーロックは何故か子供の姿に。






Balance of probability、また出てきた。
子供時代のシャーロックはエピソードを書いているスティーブン・モファットの息子さんですね。
どんどん身内色が濃くなって行く、このドラマ。
ここのシーン、テリー・ギリアム映画みたいな雰囲気だなと思ったのです。
レンズの撮影の仕方もそうですが、悪夢の中のような会話もその理由。
実際には銃がどうのでご両親ががっかりすることなんてないわけですからね。

弟の目から見た兄の姿が、前回以上にはっきり現れている気がします。
命の危険に晒されて、より鮮明に現れているんでしょうね。
「ピンク色の研究」や"The Empty Hearse"の会話でも分かりますが、
幼い頃から兄に「お前は頭が悪い」「ママはがっかりしている」ということを
繰り返し植え付けられていたんでしょう。
ここでは兄の存在は脅威のように写ります。
でも、言っていることは正しい。
背後にあった鏡が割れていないことから、
銃弾は貫通せず、盲管になっていることをシャーロックに分からせます。

【Redbeard】

そして、今度はパニックに襲われそうになるシャーロック。
パニックが死を引き起こすと告げるモリーに、シャーロックはどうすれば?と問いかけると、
兄はパニックに陥るなと忠告します。




またEast Windなんて新しいワードが。(これは聖典「最後の挨拶」の引用ですね。)
今回のマインド・パレスの兄は怖いです。
それだけ、シャーロックの考えている兄が怖いということなのでしょうか。

そうして、シャーロックは自分を落ち着かせる存在を
マインド・パレスの中に見つけるのです。




Redbeardは犬だったか!!! ここでやっと謎が解決。
気になるのは、"The Sign of Three"で兄が何故"「Redbeardを覚えているか?」と訊いたかです。
深読みすると、2人の関係に関わる重大な出来事があるのかもしれませんが、
もしかしたら、慣れない結婚式の場に挑むシャーロックに、
落ち着かせようと"Redbeard"という言葉を言って聞かせたのかも?
その考え方は、あまりにも兄をよく捉え過ぎでしょうか。


【ついにこの2人が顔合わせ!】

残されたジョンへの思いの強さから、なんとか命をつなぎ止めたシャーロック。
ジャニーンの面会の後、病院を抜け出し、姿をくらませます。
ジョンやレストレードは彼の隠れ家をあたろうと、関係者に聞いて廻ります。
もちろん兄の元へも。




Mystrade派が待っていたこの瞬間w
マイクロフトとレストレードが同じ画面に写ることは「ピンク色の研究」でかろうじて遠目で収まっていただけで、
今まで実現していませんでしたからね。
それにしても最後の一枚のこのおっぱらうような手振り。
ちょいちょい、と、さっさと行けとでも言いたげな。ひどいw


つづく…
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【ネタバレ】SHERLOCK S3E2 "The Sign of Three(三の兆候)"【Narrow it down!】

2014-01-16 | TV/SHERLOCK S2〜

"SHERLOCK"のシリーズ3最終話を見終わって3日程経ちました。
前シリーズを見終えた時には
「絶対次のシリーズまで生き残んなきゃ! "空き家"を見なきゃ死ねない!」
という決意を抱いたものでしたが、
今回は、とうとう見終わってしまったな…という寂しさの方が強いです。
2年待ちましたもんね。

第三話の感想はまた後ほどということで、
今回は第二話"The sign of Three"について。
ジョンとメアリーの結婚式の話ですが、今回もツッコミどころが多すぎる、サービス精神溢れる回でしたね。
シャーロックが付添人を務めるという、聞いた感じとても不安になる設定ではありますが、
大真面目に付添人としての役割を全うしようとするシャーロックの姿に胸打たれるものがありました。
もちろん、すべてが順調に行くわけではありませんが…。

本編を見るのが精一杯で、まだScreeningのQ&A等を読み込んではいないのですが、
珍しく、3人の脚本家が全員で書いているエピソードとなっていて、
スティーブン・モファットがシャーロックのスピーチを、
マーク・ゲイティスが事件を、
スティーブン・トンプソンがバチェラー飲みを書いたという情報があります。

全ての感想を書きたいところではありますが、
画像では今回も兄弟ネタのみ触れる事にします。
何しろ私はゲイティス党なのです。

あとひとつだけ言わせて欲しい。
第二話は今までで最高のオープニングでした。




【大人は何の為に服を着るのか】

付添人としての務めを果たすため、
リングボーイのアーチーにも当日の心得を教え込むシャーロック。






もちろんここで思い出されるのは、「ベルグレーヴィアの醜聞(A Scandal in Belgravia)」のあのシーンです。



…なんで服なんて着ないといけないんでしょうかね。
だんだん分からなくなってきたw


【兄のダイエット事情】

前情報で、この回はマイクロフトが予想もしない登場の仕方をするということは読んでいたのですが、
撮影現場の様子から(ゲイティス兄は私服で現場にいたので)おそらく結婚式には参加していないはず…
どんな登場なんだろうかと思っていたら、



甲冑に機械音…これはマイクロフトの自宅ではないか。
もしや…



トレッドミルで走っとる(爆笑)!
この後、ぴょこんと飛び降りる姿だけでも笑いが止まらなかったのですが、



腹叩いてる(爆死)!

先日ロンドンで見たゲイティス兄(以下ゲ兄)が2月まで出演している舞台「コリオレイナス」で、
貴族に不満を募らせる民衆を、胃袋に反乱を起こす他の臓器に例えるシーンがあったのですが、
(未だにレビューを上げていません…m(_ _)m)「コリオレイナス」についてはこちら
そこでもゲ兄は腹を両手でポコポコ叩いていたので、
空前の腹鼓ブーム到来!と一人でウケておりました。

それにしても、この姿、なんか、ちょっと、見たくなかった(笑)。
こんなのIce Manじゃないっ(笑)。
でも自宅にこれだけのマシンが揃っているところはさすがだ…。

ついでに今まで若干気になっていた、兄の体毛事情も明るみに。
ゲ兄は毛深いことで(一部には)よく知られていますが、
マイクロフトは勝手に全身ツルツルイメージがありました。
でも、これ見ると中の人そのままですね。



胸毛もあった。そうかそうか。
…すみません、偏ったチェック項目でした。

そして、息切れ気味の兄の元に、式場の弟から電話が入ります。



どうせウォークアウトしてたんだろ、とすぐに見抜かれてしまいますが。


【一時代の終焉】





(自分のTumblrから転載。)

この兄の沈黙に対する弟の反応が好きです。
ジョンとの蜜月は終わり、それを前向きに捉えようとする弟に対する、
自分は隠しても分かっているという、微笑みと沈黙でしょうか。


【ケーキ、カラオケ、御歓談】

そして、式にはかたくなに出席しようとしない兄は弟に忠告します。





こんなに執拗に周りとの関係を絶たせようとする兄の忠告はなんなのでしょうか。
馴染めないだろう弟を心配してのことなのか、
周りと関わりを持つことを避けるという自分の方針を弟に押し付けているのか。
兄が心配するほど、弟は馴染めていないわけではない気がしたのですが。
とりあえず、体質改善を図る兄は式に出ないで、ケーキを避けた方がよさそうです。

ところで、minglingってゲ兄が言うと、響きから何かいかがわしい言葉のように聞こえます。
勝手な印象ですw
そしてこの電話のシーンのベネさんの瞳の美しさ。吸い込まれそう。


【海賊のことかと思いきや…】





思わせぶりに兄が言いだした"Redbeard"という言葉。
「ベルグレーヴィアの醜聞(A Scandal in Belgravia)」の終盤の台詞から、
おそらく子供時代、シャーロックが海賊になりたかったというエピソードに関わることだろうと予測出来ましたが、
その真相は第三話で明らかになります。
ただ、シャーロックと"Redbeard"の間に何が起こったのか、という点に関しては、
今後もう少し深い話が出て来るのかもしれません。出て来ない可能性もあるけど。


【マインド・パレスの理想化された兄】

披露宴で乾杯の音頭を取るシャーロックでしたが、
この披露宴と、死者の名を騙って複数の女性と一夜だけのデートを重ねる
"かげろう男"に関する依頼に接点があることに気付きます。
そして、彼の頭の中にある裁判所のような場所で、この披露宴と事件との関係を掘り下げようとします。











このシリーズでは"the balance of probability"という言葉を、
兄の口からやたら聞いた気がします。
日本語にすると、「蓋然性の均衡」。
簡単に読むためには「考えられること、ありうること」という風に訳せばいいでしょうか?
実は「ピンク色の研究」でシャーロックが既にこの言葉を使っていました。

"Either way, the balance of probability is the murderer has her phone."

そもそもは民法の中の用語のようです。

シャーロックの頭の中の"マインド・パレス"は「バスカヴィルの犬」で言及されてからどんなものであるのか
ファンの間でも興味を引かれる"場所"として注目されていましたが、
今回のシリーズでさらに取り上げられることになります。
シャーロックの頭の中に、彼のメンターとしての兄が存在することに、嬉しくなってしまいました。
前回のエピソードを見て、さらにこのシーンを見ると、
弟が兄の訓練で推理力を磨いて育ったことがよく分かります。
(さっきの腹出してた人とは別人のような裁定者姿です。)

メンターとしての兄は混沌とした情報を統括するために現れ、弟を真相へと導こうとしますが、
披露宴を仕切っているシャーロックにとって、
探偵と付添人の同時進行はさらに混乱したものになっていきます。



そして、ようやく不可解な依頼が、計画的な殺人に関わるものだと気付きます。




「マーダーじゃなくてマリッジって言おうとしたんですよー」
と誤魔化すシャーロックに、誰が"かげろう男"なのか絞り込んで突き止めるよう、
頭の中の兄が急き立てます。





過度にプレッシャーを受けたシャーロックは自分にビンタ。
そして自分を導くのは兄ではないと悟るのでした。




この流れで見ると、シャーロックは結局兄の忠告に背いて、
ジョンと関わることを選んだ、とも受け取れます。
兄は片思いか… 可哀想w
マインド・パレスではなく、リアルな世界で自分の能力を引き出してくれるジョンの存在が、
もはや彼にとって欠かせない存在になってしまってるんですね。
そして、失っては困る明確な"弱み"にもなってしまったという…。

危なっかしい弟をコントロールしようとする兄と、
かつての同居人を親友として一生守ることを誓った弟、
そして、親友は…

この関係性が次のエピソードの軸となるわけです。
そして、次がまた兄弟萌えが激しいエピソードなんだなー(笑)。

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【ネタバレ】SHERLOCK S3E1 "The Empty Hearse(空の霊柩車)"【ご兄弟の小競り合い記録】

2014-01-11 | TV/SHERLOCK S2〜

旅日記を放置した状態ですが、
それというのも、SHERLOCKのシリーズ3が始まってしまったからであります。
毎日仕事中も食事中も入浴中も寝る前も、
寝ても覚めてもシャーロックのことだけを考える毎日。

今現在、第二話"The Sign of Three"まで放送されましたが、
第三話"His Last Vow"の放送が日曜に控えております。
ジョン役のマーティン曰く、今まで読んだ中でベストなスクリプトとのこと。

また、昨日(現地1/9)に行われたBAFTAでの上映会を見た方々の感想では、
「開いた口が塞がらない、手の震えが止まらない程の衝撃展開」
ということらしいので、私も恐怖に恐れおののいております。
何しろ、第三話の脚本はスティーブン・モファットなのですから。
真打ち登場、と言っても過言ではないでしょう。





以前、このブログでは「ベルグレーヴィアの醜聞(A Scandal in Belgravia)」のUK放送後、
コミック風にツボった箇所を取り上げた記事を投稿していました。
今回も、面白かったところをピックアップして投稿しようと思っていたのですが、
第三シリーズは思いの外ツッコミどころが多いので、全部取り上げるのは大変…。

そんなわけで、ひとまず、日本のマーク・ゲイティス狂のひとりとして、
今回は、マイクロフト(及びその弟 ←主役だよw)の小競り合いを中心に取り上げることにしました(笑)。

S3はとにかくマイクロフトが"おいしい"わけですよ!
中の人が繰り返し「マイクロフトはtoo muchなほど登場する」と言ってるのを聞いてはいたのですが、
予想以上に美味しい場面ばかりな事に喜びを隠せないのでした。
第三話がどうなるのかは、分かりませんが…。若干やな予感。

そんなわけで、完全にネタバレな内容なので、もちろん未見の方は閲覧に注意願います。





















【異例の潜入活動】

シャーロックの死から2年経ち、かつての友人たちが彼の死を受け入れ始めた頃、
異国で拘束され、拷問を受けるシャーロックを眺めていたのは…



セルビア語まで習得して弟を迎えにきた兄貴。
ロンドンどころか、ペルメル街から出られない出不精野郎じゃなかったんかい。
それも、弟を助けに来たというよりは「ロンドンの危機だからそろそろ手を貸せ」という用件。
そのくせ、わざわざお前のために危険を犯して潜入したのに、感謝はないのかと弟に礼を求める。
まったくこの兄貴という人は…。



うん、楽しんでると思いますよ。


【ちなみにセルビア語の取得にかかった時間は…】



2、3時間で鈍ってるということは、
若かりし頃の兄貴の言語習得能力はいかばかり…。


【とりあえず兄は何でも把握している】



ジョンがディナーを予約している店も、置いているワインの銘柄も把握済。
弟がアレといえば、分かってやらなければならないのが兄の役割なのです。(たぶん。)
それにしてもこの2人、顔は似てないけど、横顔シルエットがどちらも美しい。


ところで、ちょっと主旨からズレますが、私の今回の喜びポイントと言えば、


アンシア帰ってきた!
私、あえて好みのShipと言うとMystrade派というよりはMythea派なので、
この再登場の仕方はとても嬉しかったです。
上司と会話を交わしていないのも、私のようなファンの妄想を適度に壊さずよかったです(笑)。
そしてこの上司の、ジョンの資料を弟に渡すようアンシアに指示するこの手振り。



この偉そうな態度がたまらん(笑)。


【理想と現実】

ジョンとの予想外の?再会を終えた弟を尋ねる兄。



そうですね、頭脳派兄弟の知的なお遊びといえばチェスですよね。
と思いきや、



子供用のゲームじゃねえか!(笑)
このオペレーション・ゲームというのは海外ではメジャーなおもちゃなようです。
箱に男性の絵が描かれていて、体の穴の空いた部分から心臓やら臓器やらをピンセットのようなつまみで取り出す。
取り出す時に穴の縁に触れると音が鳴ってアウト。
マイクロフトは外枠に触れちゃったんですね。
でもこの2人、会話しながら全く手元を見ていなかった気がするのですが、
鳴らさずによくここまで続けられたな。


【三つ子の魂、百まで】




シャーロックの兄の真似が可愛い。
昔からこの2人の関係が変わらなかったことが分かる会話で心和みます。
この後の会話で、他の子供と会うまで、
2人して「シャーロックはバカだ」と思っていたと言っていますが、
兄は弟が賢いということを昔から十分分かっていた上で、
自分より出しゃばって欲しくない気持ちがあったんでしょうね、
この顔の表情を見るに(笑)。

弟の方は、バカだと思いこんでいた自分より
よっぽど他人の方がバカだと知って、
率直に「たいていの人間はバカだ」と言ってしまうような、
こんな感じの高機能社会不適合者になってしまったんでしょうな。


【英国金魚鉢説】

それでも、何人かの友達に恵まれるようになったシャーロックに対して、
いつまでも"ぼっち"らしい兄は、
「たいていの人間はバカだ」というような言い回しではなく、
彼独特の表現を使います。



この発言を聞いて、マイクロフトの周りに金魚が泳いでいる様子が目に浮かんで笑ってしまいましたが、
放送後に沢山金魚関連のファンアートが見られてどれも可愛かったです。
それにしてもなんで金魚なのでしょうか。未だに釈然としません。
なにかしらの引用だったらどこかで見かけると思うのですが。

そして、弟の不在期間に兄が変わることが出来たかというと…



2年じゃ何も変わらなかったようです。


【HAT DEDUCTION!】

オペレーション・ゲームを終えた後、
弟は依頼人が忘れた帽子を取り出し、昔のように推理ゲームをするよう兄に促します。
これは! 「青い紅玉」の帽子の推理か!
しかもマイクロフトと一緒に推理となると
「ギリシア語通訳」に出て来る兄弟の推理対決の引用とも言えます!
待ちに待ってたこのシーン!

実際にマイクロフトとシャーロックの推理シーンが出てきたのは、
"The Great Game"で朝帰りしたジョンを一瞥して
「ソファーだ、シャーロック。寝たのはソファー」
と見抜いたシーンがありましたが、がっつり"対戦"するところは初めてですね。

久しぶりだろう?と話を振られて、
パスされた帽子をスンと嗅いだマイクロフトは一言、



このひと嗅ぎで大体の情報は分かっていらっしゃいます。
で、忙しいとか言いながらも…



…ついつい推理を披露しちゃった様子。
この「○○以外は全く分からない」という言い回しは"ホームズ"独特の話し方ですよね。
全く分からないといいながら、ほとんど分かってるじゃねーか!とツッコミ入れたくなる。
そもそも忙しいなら弟の部屋でオペレーション・ゲームしてる場合じゃねーだろ。
…つまり忙しいというのは方便ですね。


【2年越しの仕返し】

このシーンで兄弟は見事な推理の応酬を披露しますが、
弟は帽子の持ち主が孤立したひとりぼっちの人間であると推理し、兄がそれを見逃していると指摘します。
兄は、言及しなかったのは、持ち主が変わっていて孤立してはいるけれどもそれを気にしていないからだと主張します。
その説明を聞いた弟はその分析を素直に「そのとおり」と認めるのです。
急に自分の意見を認めた弟を不思議がる兄に、弟は問いかけます。



兄は自分が孤独だと言われているのだと気付き、否定しますが、
弟は一歩踏み出して目前の兄に訊くのでした。



ここでもちろん思い出すのは"A Scandal in Belgravia"のバッキンガム宮殿のシーンですね。



ここに仕返し完了w


【それでも影響しあうロンドン最強の兄弟】

こうやってあえて兄の真似をしてみせる弟ですが、
この他にも、弟は無意識のうちに兄を真似しているようです。
アンダーソンに自分がどうやって死を偽装したのか説明した弟(左)は、
兄がかつて飛行機事故を偽装する作戦を明かした時と同じ言い回し(右)を使っています。



諍いし合っている兄弟ではありますが、
お互いに影響し合い、時には手を組む事でこれまでもロンドンの脅威に直面してきたのでしょう。
そうして、モリアーティは完全に破滅を迎えることになったわけです。



2人で打ち合わせる様子を見、嬉しくて思わず涙ぐんでしまいました。
(そして全裸よりエロいと一部で評判の(笑)、マイクロフトのウェストコート姿。)

ところでこの2人がモリアーティから逃れるために実行した作戦の名前ですが…



ラザラス? ラザラスって…



この人のことですか??


【ホームズ家の真実】



これを読んでいる方はS3を見ているという前提で書いていますが、
221Bを訪れているこのご夫婦を見て、始めに「あれ、これはベネさんのご両親ではないか…!」
と驚いたのですが、まさにそのまま、役柄としてもご両親役だと分かってさらに驚きました。
まさか両親が登場するとは思っても見なかったです。
それも、あんな社会に馴染めない兄弟の両親とは思えない、
ごく普通の、ロンドン旅行を楽しんでいる旅行者でもある、一般的なご両親。
思わずジョンも一言。



何故ごく普通のご両親からこんな兄弟が生まれてきちゃったんでしょうか…。
大変ご苦労なさったでしょうに。お察しします。

ですが、兄弟は兄弟で両親との交流は苦労をするらしく、
ご両親をレミゼに連れて行ったマイクロフトは、電話でシャーロックに助けを求めます。
もちろん弟もそんな場所に行くのはごめん被りたい様子。



そんなにレミゼがイヤなのか?という疑問も見かけましたが、
それ以前に、観光客や一般人の会話が飛び交う中にいること自体が兄にとっては苦痛なんでしょうね。


そういえば去年の5月に、ベネディクトさんの出ている「スター トレック・イントゥ ダークネス」のプレミアで、
ゲイティス兄さんとベネさんのご両親が一緒に写真に収まっていましたね。

今までこのお三方で写っている写真は見た事なかったので珍しいショットだなーと思っていましたが、
振り返ってみると"ご家族"だからだったんですね!
このエピソードを見た上で見直すとより素敵に見える画像です。



…そんなわけで、「中の人が書く時にはマイクロフトはあまり登場しない説」等もありましたが、
第一話から兄弟の関係をより深く知る事の出来るエピソードとなっていたのでした。



"The Sign of Three"へ続く…?

コメント (7)
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SHERLOCK Series 3 'The Empty Hearse(空の霊柩車)' 撮影終了

2013-05-11 | TV/SHERLOCK S2〜
Sherlockの第3シリーズの撮影が始まってから、
撮影の様子を毎日チェックされてる方も、ネタバレを回避しようと必死な方も多いと思います。
私はどちらかというと前者の方。

そして先日、日は経ってしまいましたが、
とうとう第3シリーズ第一話、コナン・ドイルの原作では「空き家の冒険(The Empty House)」に当たる
'The Empty Hearse'の撮影が終了。

旅行記も書き終わってしまい、最近は撮影の話題ばかり気にしていたので、
どんなニュースがあったのかを振り返り、ざっくりまとめてみます。
公式(BBCや製作陣)に発表されていない情報以外はここには載せません。
が、興味のある方が飛べるように、ネタバレのリンクは載せています。
細かい撮影場所も、黒く反転させて見えないようにしてあります。
ここだけを見ている分には、ストーリーや謎解きに関わる点は触れていませんが、
レギュラー出演者の出演有無も知りたくないし、
ゲストが誰なのかを臭わせるような情報にも敏感に反応するという方はご注意願います。

また、このブログは製作者&出演者&'The Empty Hearse'の脚本家である
マーク・ゲイティス狂の私が書いておりますので、
意図的に?彼に特化してまとめているかもしれません…
ご了承ください…m(_ _)m


□□□□□□□□□□【2013/3/11】□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

ついに始まった!とファンが沸き立ったのはこの一声。

(現地時間では11:19)

「ついにS3の読み合わせが始まった…!(((;゜Д゜)))」
やったー\(^▽^)/というよりは、ついに待ちわびたこの日が来たという、武者震いのようなものを感じたものですw

「ところで、読み合わせ中のシャーロックとジョンの写真はUPしないの?」
と思ってたところで、意外にも?BBConeのアカウントからこんなお茶目な写真が。



マーティンその目は…!?
ファンはその後、このマーティンを"マスカッティン"等と名付けて可愛がっていましたw
ちなみに、現地ではマスカットとは言わず、grapesと言うようで、twitter上では
#ReplaceSherlockQuotesWithGrape
なんて「シャーロック」の台詞をグレープに置き換える、というタグも出回りました。
たとえば"You are the grapest man I have ever known."とかw

いよいよ撮影が近づいた喜びの中、この数日前には
S1、S2で2本ずつ演出を担当したPaul McGuigan監督が「フランケンシュタイン」の撮影のために不在という、
残念な報告もありました。



まさに、Paul McGuiganあってこそSHERLOCKが成功したといっても過言ではない程、
ドラマの世界感を見事に作り上げた監督だけに寂しくなりますが、
新しく、Jeremy LoveringとColm McCarthyが演出を担当することが発表されました。
(Colm McCarthyはスティーヴン・モファットが書いたドクター・フーの第7シーズン"The Bells of Saint John"も監督しています。)


□□□□□□□□□□【2013/3/12】□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

the South Bank Show Awardsに出席したベネディクト・カンバーバッチが
「マーティンと僕はあと2シリーズの出演に同意しているよ」と発言した、
とのニュースが流れました。
シーズン3の撮影が始まっただけでも興奮のルツボなのに、
その上シーズン4の契約の話まで出て来るとは。軽くパニックに。

また、美術監督のArwel Wyn Jonesがtwitter上でこんな画像を公開。



シャーロックの友達「ビリー」と、シャーロックの兄上(の中の人)。

□□□□□□□□□□【2013/3/17】□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□


(現地時間では20:26)


(現地時間では22:19)

製作陣はカーディフでの撮影へ向けて準備中。


(現地時間では22:23)

出番はまだらしいモリーもエールを送っています。

□□□□□□□□□□【2013/3/18】□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

とうとう撮影開始!
この日は待ちに待った第一話のタイトルが明かされました!


(現地時間では8:11)

'The Empty Hearse'
そのまま読めば「空(から)の霊柩車」。
'The Empty House'に引っ掛けつつ、意味深でストーリーを深読みさせる…
なんと絶妙なタイトルでしょうか! 今までで一番魅力的なタイトルではあーりませんか!

□□□□□□□□□□【2013/3/19】□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

撮影の話題ではありませんが、
この日は'SHERLOCK'がRTS Programme Awards 2012 - Drama Series部門を受賞しました。



□□□□□□□□□□【2013/3/21】□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□


(現地時間では20:20)

この日は屋内での撮影だったみたいですね。

□□□□□□□□□□【2013/3/23】□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

撮影も5日過ぎ、しばしの休日に入る前に、
Cumberbitchesへのイースターのプレゼントが。


(現地時間では15:08)

このシャツはまぎれもなくベネディクトの!

これを撮影したマークのファンとしては、舞台の'55 Days'でわざわざ進んで?胸元を開けて共演者と記念撮影していた彼だけに、
ベネディクトに「はい!もっと襟を開いて!」と指示を出してるマークを想像していたのですが、
どうやらこの画像はモニター越しに撮影したものらしいので、隠し撮りかと思われます。


□□□□□□□□□□【2013/3/25】□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

Portland Square, Bristol, Newportでの夜間撮影の日。
屋外撮影ということもあり、初めて撮影の目撃情報があちこちから入るようになりました。
おなじみのコートに身を纏ったシャーロックがついに公の場に。
それも非常に興味深いゲストとの共演が明らかになったことで、ネット騒然。

当初はあくまでシークレットのゲスト出演者であるのかと思われましたが、
翌日には情報サイトやエンタメ紙上でもそのニュースが駆け巡り、
嫌でも目に入るようになりました。
例えばこれはDigital Spyの記事(15:09)。

結局、BBC oneも公式ページで
「(マーティン・フリーマンのパートナーである)アマンダ・アビントンが
 シャーロックとジョンの生活に重大な影響を与える役で参加」
と発表します。



それだけ影響大と言えば、彼女の役はどう考えても
ジョンの妻となるメアリー・モースタンとしか考えられませんが、
真相は現時点ではまだ判明しておりません。


【ネタバレ厳重注意リンク集】※責任持たんかんね~。(`・з・)
アマンダの撮影の様子はこんなシーンこんなシーン
動画だとこんな感じこんな感じ
また、今回の撮影でジョンの姿も話題になりました。
何故って? ショックを覚悟でどうしても見たい方はこちら



□□□□□□□□□□【2013/3/26】□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

これも撮影とは少し異なる話題ですが、
シリーズ2の第三話「ライヘンバッハ・フォール」で、
自殺したシャーロックがどうやって生き延びたか、という、
ファンもあれこれ考えているセオリーを、
「奇術探偵ジョナサン・クリーク」のアラン・デイヴィスが解決したという記事が出ました。

それというのも、彼は「ジョナサン・クリーク」で同じように自殺の偽装を取り上げており、
ざっくりと読むと、落下した男をネットのついた穴で受け止め、穴は芝の覆いで塞ぎ、
飛び降りた男はそこで死んだフリをするという内容なのですが、
それを読んだマーク・ゲイティスの感想はこうでした。




□□□□□□□□□□【2013/3/29】□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

この日はカーディフの"Cardiff Crown Court"で撮影。
このドラマでの名脇役である、レストレードとアンダーソンの登場!
UPされた画像を見たファンは皆「アンダーソンかっこよくなっちゃってどうしたの!?」
「レストレードがより渋くなって帰って来た」と話題騒然w
ここでの台詞も、なかなか面白いことを言っていた様子。
シャーロックを信じていなかったこの2人。
生きていることを知った後にどんな態度に出るのか、見物ですね。

【ネタバレ注意リンク】
撮影の様子はこちら。

Gatissianの私としては、撮影現場で欠伸をしているマークの無防備画像で得した気分になれましたw

□□□□□□□□□□【2013/4/1】□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

チェルトナムのレストラン'The Daffodil'で撮影。



ベネディクトとマーティン、アマンダの、入りの姿が地元BBCのニュースで流れました。

Sherlock filming in restaurant


レストランの中で談笑するギークメガネのマークの姿も。
帰り道は思うように行かなかったようですね。↓



こちらにも少し写真があります。

□□□□□□□□□□【2013/4/2】□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

チェルトナムのSpencers Cafeでの撮影。

現場入りするベネディクト。
この日のマーティンはマフラーで顔を隠しながら現場入り。
アマンダは髪をまとめてドレッシーな装いだった様子。


□□□□□□□□□□【2013/4/3】□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

South Walesにある"Hensol Castle"での撮影。
ここは内装外装合わせて撮影にしばしば使われる場所で、
「シャーロック」でもすでにある場所の内装として使われています。

現財務大臣のGeorge Osborneが撮影現場を訪問したという、
BBCウェールズのニュースに撮影の様子と大臣と話すスティーヴン・モファット&マークが映っています。
何を話しているのか、マークの手振りが気になりますw



大臣をこの2人が囲んでいると、調理方法の相談しているように見えるよね、とはファンの方々の意見。
キャスティングするなら被害者にする? 悪役にする?という相談にも見えなくもない…。


□□□□□□□□□□【2013/4/5】□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□



金曜の夜は"ホラーナイト"と称してホラー映画を鑑賞してるマークですが、
撮影地カーディフにはソフトを持って行かなかった模様。
フォロワーから見るべきYouTube上の映画を募って、
この日はテレンス・フィッシャー監督、ピーター・カッシング主演の「血に飢えた島」をチョイスされたようです。




□□□□□□□□□□【2013/4/9】□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

公認ファンサイト"Sherlockology"を通じて、「重要なお知らせ」と題し、
製作者スー・ヴァーチュからのメッセージが発信されました。



その内容は、
ロンドンでの撮影が近づいており、
製作者と出演者が私たちファンの愛情と献身に感謝し、期待に応えられるよう努めること、
また、撮影日程は過酷であり、ファンと接する時間があまりないことを理解してほしいこと、
画像やネタバレ、撮影場所については投稿しないで貰えると嬉しいとのことが書かれています。

ウェールズの撮影だけでも様々な情報や憶測が流れているだけに、
屋外のロケが多くなるであろうロンドンでの撮影は、
さらに見学者も増え、ネタバレ情報も溢れかえることを予想してのメッセージでしょう。

分かっていながらも見に行って報告をしてしまうファン、
そして、その情報を探しにいってしまう私のような海外のファン…。
現代人に情報を制限する、という我慢の能力はないのかもしれない…。
せめて撮影が邪魔されず、順調に進んでいって欲しい…。
極東から祈るばかりです。

□□□□□□□□□□【2013/4/9】□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

そして、ロンドンでの撮影日。
221Bのある、SPEEDY'S前での撮影です。

シーズン2の放送前よりも注目を浴びているだけに、
撮影を見に来るファンも多いんだろうなーとは想像していましたが…



これは多すぎだろw



現場入りするベネディクトとマーティン。

【衣装すら見たくない方は若干ネタバレ注意リンク】
こちらは撮影の一コマ。

ベネディクトが持っている'I'm the Real'の紙には、
「僕はツイッターにはいません、これからもやらないよ」と書いています。
ニセモノが度々現れていることに本人も煩わされているのでしょうか…。

またこの日は、イヤホンを目に当てたベネディクトの写真が話題に。
'マスカッティン'と対抗するシャーロック。なんてお茶目な!とBitches大騒ぎ。

□□□□□□□□□□【2013/4/10】□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

夜間のSPEEDY'S前での撮影。
この撮影には、アマンダも参加しています。

このシャーロック、めっさカッコ良くないですか!?
お気に入りの一枚です。

□□□□□□□□□□【2013/4/11】□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

Charing Cross駅、Westminster駅での撮影。

マーティンが食事をとっていないというファンに
'hey it's a fucking free pizza'といってピザを振る舞った、という話題が席巻。
この日の天候は悪く、マーティンはファンに
「酷い天気なのは僕が悪いんじゃない、モファットのプランが悪いんだよ」と言ったとか。

また、この日に第2話のタイトルが発表されました。



「4つの署名」ならぬ「3つの署名」!
脚本はSteven Thompson、監督は「ドクター・フー」や"Ripper Street"のColm McCarthyが担当。

□□□□□□□□□□【2013/4/12】□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

バーツでの撮影。


【ネタバレ厳重注意リンク】
あの人も現場に来ていたようです。

□□□□□□□□□□【2013/4/13】□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

ロンドン、'バーツ'での撮影。



ここでこの話の最重要事項である「ライヘンバッハ・ヒーロー」での、
シャーロックの死の偽装の種明かしとなる撮影が行われていました。
ネタバレされたくないファンなら最も目に触れたくない情報。

Tumblrでも垂れ流し状態で、見るつもりなかったのに見てしまったっ!OTL
という方も多かったはず。



【ネタバレ厳重注意リンク】
シャーロック落下の秘密の片鱗を知りたい方はこちら(リンクはDairymail)へ。
こんな愉快な画像があると、見たくなくても見ちゃいますよねー。


□□□□□□□□□□【2013/4/14】□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

ロンドン、'バーツ'での撮影。

この日、待ちにまったマイクロフト登場!
現場にはスタッフとして私服で立ち会っていたマークですが、
ついに出演者として三つ揃えのスーツ姿で現場に現れました☂
私ゃこの日をどれだけ待ちわびたことか(涙)。


(写真のソースはここですが、他のネタバレがあるので見に行くのは注意が必要。)

ちょっとリバウンド疑惑のある兄上w

マイクロフトが現れただけでなく、
現場には重要なキャラクターが登場していました。
その人物がマイクロフトと話すシーンが撮影されていましたが、
これがかなり衝撃的でした。

【ネタバレ厳重注意リンク】
具体的には、こういう2ショットです。
ものすごくカッコイイ!でも公で声を大にして言えないこの辛さ!
そしてこの人物の着ている服装が… ああっ!口にしたいのにここでは語れない!



また公式に発表されていませんが、あるゲストが重要な場面で出演していることが分かりました。
この人が出ている、ということだけで「ライヘンバッハ・フォール」の謎解きに関わっている、
ということが分かってしまうだけに、この存在は放送まで隠しておいた方がよさそうな気がしますね。

【ネタバレ厳重注意リンク】
詳細を知りたい方はこちら

□□□□□□□□□□【2013/4/15】□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

ロンドン、'バーツ'での撮影。



この日が最終日。
撮影監督のSteve Lawesのアカウントでこの日のカチンコが紹介されていました。



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Congrats to Andrew Scott & Steven Moffat!!

2012-05-28 | TV/SHERLOCK S2〜
英国旅行記をちょっとお休みして、英国アカデミー賞(BAFTA)の話題を。
日本時間で28日早朝3時からBAFTAテレビ部門の授賞式が開催されました。

我らがSHERLOCKからは主演男優賞にベネディクト・カンバーバッチ
助演男優賞にマーティン・フリーマンアンドリュー・スコットがノミネートされており、
その他、作品としては視聴者の投票で決まるYouTube Audience Awardsにもノミネート。
さらに、英国のテレビ界に卓越した脚本で貢献した功績を讃えて、
脚本家のスティーブン・モファットがSpecial Awardsを受賞することが決まっていました。

授賞式にはBenedictとAndrew、(Martinは撮影の為に欠席)
Moffatとプロデューサーで奥さんのSue Virtue、
Mark GatissとパートナーのIan Hallard、Irene Adler役のLara Pulverが出席。
(Rupert Gravesも会場にいたようですがSHERLOCK組ではなかったみたい。)

ララ様のドレス姿、ゴージャースだあ(*´∀`*)♪

BBCで授賞式の模様が放送されましたが、
実際の授賞式から1時間遅れての放送だったので、
Twitterで前のめりに結果を知りつつ、放送を見るような不思議な状況。
結果はシャットアウトして放送だけ見ようかと思ってましたが、
やっぱり我慢出来ずにTwitter見ながら授賞式の映像を見ていました。

結果は、助演男優賞はアンドリュー・スコットが受賞!
やったー!!ヽ(´∀`)メ(´∀`)メ(´∀`)ノ
マーティンは去年受賞していたので、今年はアンドリューならいいよね…と
誰もが願っていたはずなので、本当に嬉しいことです!!



シャーロックを死に追いつめる最悪の犯罪者を演じたとは思えないこのモジモジとしたキュートな姿!!w 胸キュンです。
本当ならThe Great Gameの時点で受賞してもよかったんじゃないかと思うくらい。
インタビューの興奮した様子も微笑ましいです。
自分のマイク持ってるのに、途中から完全に使うの忘れてるしw



そして、Special Awardsのプレゼンターには、Benedictと"DOCTOR WHO"のMatt Smithが登場!
SherlockとThe Doctorの夢の共演!
Moffat自身も開口一番、
「シャーロック・ホームズとドクター・フーが僕に賞をくれるなんて!素晴らしいね!」と言ってます。



モファットはBAFTAの技術系の賞、Craft Awardsでも今年は"A Scandal in Belgravia"の脚本家として受賞しています。
どこまで神々しくなってしまうのでしょうか。
でも、本当に彼の脚本は他の追随を許さない程、ダイナミックでエモーショナルで、圧倒的に面白いし、
彼の脚本を愛する私たちまで、なんだか鼻高々な気分にさせられますね。

このモファットのコメント、彼らしくもったいぶった話し方がイラっと来ますがw
聖典の"The Final Problem"から、ワトソンがホームズについて書き記した
"I shall ever regard as the best and the wisest man whom I have ever known."
を引用し、
「私が今まで会った中でも、最高で最も優れた人物」とマーク・ゲイティスを、
そして「今まで結婚した中で、最高で最も優れた女性」と奥様のスー・バーチュを紹介していたのが感動的でした。
今まで見たことのない程の弾けるような笑顔のスーさんが印象に残ります。


さて、肝心の主演男優賞はというと…
"Appropriate Adult"のDominic Westが受賞。

思わず、"Noooooooooooooo!!!!"
と叫んでしまいましたw
私はひたすら"SHERLOCK"を応援しているだけで、"Appropriate Adult"を見てはいないので、
Dominic Westの演技がそれほど良かったんだと思うしかありません。
それに、SHERLOCKはシーズン3もあるので、これからも受賞するチャンスはあります。
きっとおあずけくらってるだけなのです。あんまり凹むのはナシにしましょう。

ちなみにDominic Westは受賞コメントで、
「妹はベネディクトを応援していた」と語って笑いを取っていますw
それを受けて、ベニーさんがカメラ目線で"Sorry! Sorry!"と言っているのを見て、
もーなんでとらせてあげられないんだっ!と余計思ったりして。

BAFTAs: Dominic West wins Leading Actor and jokes about Benedict Cumberbatch losing


残念なことに、シャーロックは圧倒的優勢だと思われていたYouTubeAAも受賞を逃しました…。
ニュージーランドにいるマーティンはどう思ってるんでしょうねー。




嬉しいニュースと残念なニュースが半々のBAFTAでしたが、
とにかくアンドリューとモファットの受賞を心から祝福しようではありませんか!


【追記】
BAFTAのレッドカーペットでのインタビューによると、
シーズン3の幕開けとなる物語"The Empty House"はMark Gatissが担当するようです!!
[ソース]
まだ聖典からどのように変わった話になるかは未定で「頭の中」にあるそうですが、
"The Hounds of Baskerville"で見せたような遊び心あるシーンや台詞がしょっぱなから見られる…!!
期待が膨らみます!!!
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KEEP CALM AND BUY DVD

2012-03-31 | TV/SHERLOCK S2〜
こんにちは。ご無沙汰しております。
またまたご無沙汰していたのは、ただダラダラとお尻を掻きながら横になっていただけではなくて、
一応理由があったのですが、それは後ほど。



ところで、とうとう決定したようですね、「シャーロック」日本版DVDBDの発売日!
2012年7月6日(金)だそうです。
おおー!めでたい!と思ったのもつかの間…







たっけえ!!(((;゜Д゜)))



いや、割引で安くはなっているけれども。
DVDの定価が9,975円て!!
以前DVD関連の仕事をしていた私ですら
こんな高額な海外ドラマのDVDの値段は、なかなかお目にかかれたことがないですよ。

アマ○ンの仕様の表示だけでは詳細は分かりにくいですが、
今のところ、特典の詳細は出ていないようですね。
それとも全く入っていないのか…。

あ、比較的仕様の表記がしっかりしている紀伊国屋書店forest+で確認してみたら
しっかり特典DVDと記載されているので、メイキングやコメンタリーをちゃんと入れてくれているかも分かりません。

そうはいっても、高いよなあw
購入については、あまり早急に判断するよりは、
今後の詳細(他のサイトの掲載状況含め)を待ちながら、
夏になるまでじっくり悩んで決めた方がよさそうですね。
特に特典に関しては、発売元でもギリギリにならないと分からない場合もありますから。

「値段がなんだっていうの! 私はもう予約するわ!」「シャーロキアンは有無を言わずに買いでしょう!」
って方もおられるんでしょうな…かっこいいなあ。
なかなか勢い良く決断は出来ないもんです。







でもね。
私だってちゃんと決断するときだって、あるんですよ。
例えば、
「1ヶ月間、英国へ旅に出る!」とか。



そう、突然ですが私、ロンドンを中心にさすらいの旅に行ってきます。
齢○十歳ひとり旅、つまり、はじめてのおつかいw

学生の頃から何度も渡英しようと考えたことはありましたが、
「いつか行きたいなー、へへへ。」なんて言ってるだけでした。
でも、そんな自分にはもーうんざり!
行きたいなら、行けるなら、行け!と、現在の自分が、過去の自分の背中を押した感じです。

とはいえ、皆様ご存知のとおり、英語が拙い私。
海外も、学生時代にカナダで数日ホームステイを経験したきりなので、かなり不安ではありますが、
「いつか喋れるようになったら」なんて言ってたら多分一生行かないのです。
喋れないからこそ、恥をかけ。痛い目に遭ってこい! と思うのです。
でもやっぱり怖い。相当ビビってます。

このブログも、またしばらくは間が空いてしまうかもしれませんが、
無事に戻ってきたら、読んでいただいている皆さんに、
いつもよりも少しだけ充実した記事を読んでいただけるんじゃないかなと、思っています。
そのためにも、真剣に、目を見開いて、初めての生の英国を見てきたいです。

とにかく、無事に戻ってくることが一番の目標ですね。
もちろん、出かける前に残す言葉はこれで決まり。



LATERZ!!!

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SHERLOCK S2、いよいよ"滝"放送が迫る…

2012-01-14 | TV/SHERLOCK S2〜
さて、SHERLOCK専用のブログというわけではないのですが、SHERLOCKの話題ばかり書いています。
UK時間で1月1日、日本時間で1月2日早朝にとうとうSeason 2 第一話
「A Scandal in Belgravia」が放送されました。
言わずもがな原作の「ボヘミアの醜聞(A Scandal in Bohemia)」をモデルとしています。

簡単なあらすじは、
Season 1の後、"ネット界の寵児"として知られるようになったシャーロックとジョンが、
マイクロフトから呼び出され、さる高貴な人物が写った写真(のデータが入った携帯)を奪うというもの。
物語の骨格やエッセンスは聖典を受け継いでいますが、
セクシーで刺激的な演出に加えて、例によってモリアーティの影もあり、そこに別の事件も絡んだりと
最後まで息をつかせぬ展開です。

以下のリンクに第一話で印象的なシーン&笑えるシーンを少しだけ集めてみました。本当は他にもいっぱいあるけどね…。
もちろん完全にネタバレOKな方のみどうぞ。
本筋には触れていませんが、まだご覧になっていない方はすぐに本国のDVDも発売されることですし、
楽しみのために覗かないでくださいね。
【ネタバレ注意】SHERLOCK S2E1「A Scandal in Belgravia」Favorite Scene

あとi Movieの練習がてらfan videoも作ってみたw
実は失敗作ですが、もったいないからアゲてみました。
恋愛ドラマみたいに見えるw
これもスポイラー含むのでご注意を。



8日は「The Hound of Baskerville」も放送されました。
情熱的な演出にあふれた第一話に比べて、こちらは直球勝負の現代ホームズ譚といった印象。
the Baskervilles、ではないのがミソですね。
バイオ・ミステリーの要素だけでなく、クスッと笑わせる絶妙な会話にあふれていて、
ミステリー作品&ホームズらしさという点でこちらの方が支持されるかもしれない名作です。

そして15日はとうとう「The Reichenbach Fall」
心の準備はまだ出来ていないのに…


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【ネタバレ注意】SHERLOCK S2E1「A Scandal in Belgravia(ベルグレービアの醜聞)」Favorite Scene

2012-01-12 | TV/SHERLOCK S2〜
SHERLOCK 第二シーズン「A Scandal in Belgravia(ベルグレービアの醜聞)」で印象に残ったシーンと台詞をピックアップしました。
筋に関わることには基本的に触れていませんが、
ご覧になっていない方は、回れ右でお願いします。



















*ボズウェルにいちゃもんをつける探偵*
その1


その2

その3

その4


*マイクロフトの拉致方法*


*シャーロックのTPO*




*God Save The Queen*



*宮殿で兄弟ゲンカ*
その1


その2



その3



*依頼人が分かった時のジョンのリアクション*


*シャーロックよりジョンの方が危険人物である理由*


*Sherlock acts human being.*




*ジョンが女性に薦める衣装*


*防御の合言葉!*


*実の家族より家族らしい人たち*



*アイリーンの絶妙なメールのタイミング*





*宮殿でケンカしていた兄弟とは思えないクールなシーン*





*恒例のゲイ疑惑ネタ*




*No Mrs. Hadson, No Baker Street*


*くしゃみしたのかと思った*



*ジムがつけた兄弟のあだ名*



*シャーロックの将来の夢*



*最後に、アイリーンの行く末を聞いたジョンの今まで見せたことないようなシリアスな表情。*
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