○8月26日○
前回の来日公演を見てからというもの、
すっかり大好きになってしまったミュージカル『キャバレー』。
ミュージカルというよりドラマ+音楽という印象がある舞台です。
歌はあくまでもキャバレーのショウとして使われていて、
違和感なくドラマに入っていけるし、MCがショウだけでなく、
物語を見つめ続ける本当の狂言回しで、
しかも最後で主役たちよりも作品の背景を明確に体現するのも見所です。
今回のMC役はヴァンス・アヴェリー。
よく聞いたことがある名前のような気がするのですが…
まえにどこかで見たことあるのかも。
ロバート・ダウニー・Jr.みたいな大きな目で、体はガッチリ。
今まであった細身で両性的なMC役の印象とはまた違った、男っぽい色気のあるMCでした。
サリー役は前回と同じくアンドレア・マカードル。
私はこの人の、イタズラ好きの女の子のような、こまっしゃくれた声が好きです。
オリジナルのナターシャ・リチャードソンより好きかも。
前回見た時の感動が強かったので、今回はあんまり感激はしませんでしたが、
それでもこの作品の構成・音楽はドキドキさせられました。
演出に物足りなさを感じることもありましたが、
来日公演だし、長くやってるしね…と無理矢理納得させたりして。
それでも、作品のよさは衰えません!
ただ、アラン・カミングを一目見にいけばよかったとはよく後悔します…。
女大家役のルーシー・ソルッコという人が、役にマッチしていて記憶に残ってます。
クリフ役のマイケル・カリーが好きな人に、彼がどうだったか聴かれたんですが、
私、あんまり覚えていませんでした。(A;`∇^)