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『赤線』をやっと観て…

2004-08-13 | movie/劇場公開作品
プチエンゼル…時代がかってます。
前々から観に行くつもりだった『赤線』を見に行きました。
場所は渋谷のライズX。出来たばかりの映画館です。
ここがまた面白い劇場で、一階に10数席、
螺旋階段を上がって二階に10数席という小さなところ。
古い小劇場みたいな雰囲気で、面白い。

『赤線』自体も演劇畑の役者さんが多く出ていて、
普通に映画を観にいくよりも贅沢な気分になったりして。

作品に関して言うと、まず役者が面白すぎる!!
別にコメディでもなんでもないのに、笑いをこらえるのに必至でした。
荒川良々が喋っただけで笑えてきてしょうがない。
観にいく目的だった野田秀樹もいつもどおり滑稽な演技で、
期待を裏切らないなこの人!!と嬉しくなりました。

全く知らないで見たのですが、
監督の奥秀太郎さんはNODA-MAPの『2001人芝居』の映像を担当していた方で、
『エリザベート』でもスタッフをしていたとか。
デジタル映像なので、映画になれている人間から見ると、
始めはなんだか違和感があるのですが、
見ているうちにその今までにないシュールな世界、鋭利な映像世界に引き込まれて行きます。
赤い色が目の前を染めて、もう、自分まで後戻りま出来なくなりそうな…。

もしかしたら、私が『2001人芝居』に非常に感動したのは、
この監督の映像のおかげだったりして。
あと、この映画は音楽も独特で、
(音響重視な)ライズXのいい音響で見ると気持ちよかったです。
コメント
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