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コーラ

2009年07月19日 | もやもや日記



炭酸飲料はあまり好きではなかったのですが、このところ、コーラばかり飲んでいます。

夜中にスタートレックとか観ていると、無性に飲みたくなるのです。

500mlのボトルでは追いつかないので、思い切って1.5lボトルを買ってみましたが、途中で気が抜けてしまって、あまり良くないですね。それに、ペットボトルは処理に困るし、やっぱり缶入りのを買うことにしようかなあ。


コカコーラは、普通のでも、ゼロでも、私はどっちでもいい感じ。ペプ氏のシソはかなりヤバかった……。





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雨の日には

2009年07月18日 | 自作まんが

雨の日には
いつもよりももっと
君を思い出している





し、し、し、湿っぽい~~
もう泣きそうです。なにこの湿度!
最低気温が27度とか、そんな夜がすでに数日続いているとか、これはいったいどういう嫌がらせでしょうか。24時間絶え間なく大汗をかいたりしても大丈夫なものでしょうか。

おまけに、お茶を沸かし過ぎたのか、大昔から愛用していたヤカンの底は抜けるわで、どうもパッとしない近頃の私です。
しかし、あんまりへばっているのも癪なので、過去データをちょっと整理することにしました。




というわけで、こないだ描いた同人誌用のマンガの、色調を変えてみた。
色が違うだけで、↓このくらい印象が変わってしまいます。



冊子版では、右のようなアンティーク調の色合いで、2色刷り風に印刷したので、冊子をお持ちの方には目新しさはないですね。しかし、白黒画像のウェブ版でご覧いただいた方には新鮮かなと思い、ちょっとこちらの2色刷り風のデータも別館の方へ掲載してみました。どんだけアピールすれば気が済むのだ、という感じですが、描くのにとっても時間がかかったこの作品は、私にはかなりの思い入れがあるのですね。辛かった、あの日々……(/o\.)...

えと、そんなわけですから、興味がおありの方、暇だからもう一度読んでもいいという方は、こちらからどうぞ☆

 →→ 不透明記録:層



やあ、しかし、関西の梅雨はいったいいつになったら明けるのでしょうかねー? はやく秋になってほしい。………




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アニメ『銀河鉄道の夜』

2009年07月17日 | 映像(アニメーション)
劇場版アニメ『銀河鉄道の夜』
 監督:杉井ギサブロー
 原案:ますむらひろし
 脚本:別役実
 音楽:細野晴臣
(1985年制作)


《あらすじ》
貧しいジョバンニは、星祭りの夜、親友のカムパネルラと一緒に銀河鉄道の列車で広大な宇宙への旅に出かけ、不思議な体験を重ねていきます。
宮沢賢治世界の集大成的名作『銀河鉄道の夜』。透明な色彩感、幻想的なイメージ、そして文学的香りに満ちた物語。






実は、数年前に購入したまま、なんとなく踏ん切りが付かなくて観られなかった『銀河鉄道の夜』のDVDを、このあいだようやく観ました。猫のやつです。もう大ショックです。もう、あんまり美しいので。


絶対に私が好きそうな作品だから、はやく観ろ! と多くの人から勧められていたこの映画。期待が大き過ぎて、もし万一思っていたようなものでなかったら…などと私は少し心配していたのですが、それはまったく必要のない心配だったことが分かりました。たしかにこれは、びっくりするほど、いかにも私が好きそうな、美しい、繊細なアニメーション映画でした。まさかここまで綺麗に作ってあるとは思わなかった。猫が丸い手でスプーンを掴む、その掴み方とか、彼らがいつも驚いたみたいに目を開いているところとか、背景や小道具のいちいちがあんなに綺麗に美しく描かれていることとか、静かな映像の中に小さな音を丁寧に加えてあるところとか。衝撃的でした。特に背景は、あの塗り方は、素晴らしい。鮮やかなんだけれど、静かな色合い。素晴らしく美しい世界が表現されています。これは参ったなぁ。


物語は、かなり原作に忠実に展開しているようです。原作にあるいくつかの場面を省略したり、かわりに映画オリジナルの設定を加えたりはしてあるようですが、基本的には台詞の細かいところまで、原作とほぼ同じです。

とにかく、絵が美しいです。水晶の砂のプリオシン海岸、明滅する電燈、鳥捕りの周りを飛び回る白い鷺、美しいなぁ。こんなに美しく映像化してあるだなんてなぁ、信じられないな。よく作ったなぁ。とても繊細な表現が次々と繰り出されています。すごいなぁ。

また、ジョバンニやカムパネルラが劇中、「けれども」「けれども」と言うのが、私は好きです。「お母さんは、ぼくをゆるして下さるだろうか」とか、なんて美しい会話だろう。こうやって人の声で語られると、宮沢賢治の言葉の美しさが、ますます引き立って聞こえるということに、あらためて気づかされます。映画の終わりには、『春と修羅』の序文が読み上げられるのですが、私はそのあまりの美しさに、少しぼんやりしてしまいました。



 わたくしといふ現象は
 仮定された有機交流電燈の
 ひとつの青い照明です
 (あらゆる透明な幽霊の複合体)
 風景やみんなといつしょに
 せはしくせはしく明滅しながら
 いかにもたしかにともりつづける
 因果交流電燈の
 ひとつの青い照明です

 ――『心象スケツチ 春と修羅』序(宮沢賢治)


なんて美しいんだろう。言葉が、どうしてこんなに美しくなるのでしょう。ただその字面や音の響きが美しいだけではなく、それがもたらすイメージも、意味も、すべて、あまりに美しい。美しい。美しすぎる。こんなに美しいものがあるなんて、ほんとうだろうか。こんなに透明で美しいものを重ねることができる、宮沢賢治という人は、ほんとうに何者なのだろうか。

ところで、『銀河鉄道の夜』の原作ですが、推敲を重ねられたこの作品には、別バージョンがあるらしい。現在一般的になっているストーリーとは、いくぶん違った展開なんだそうで、それは、ちょっと読んでみたいな。


というわけで、私としては、この映画によって原作から受けた印象を激しく損なわれるといったようなことはありませんでした。主人公が猫として描かれているのも、猫好きの私にはたまらない魅力です。
素晴らしく詩的な映像と音楽。実に美しい世界でありました。



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2009年07月15日 | 自作まんが






2、3年前に描いた1ページ漫画を、ちょっと気が向いたので修正してみました。いや、何と言うか、暇つぶしに……。色を塗り直したり、輪郭を整えたりしたので、元のものよりもいくぶん綺麗になったと思います。

こちらはまだ、雨の季節なんです。
そちらもまた同じように雨の季節だと思っていたのですが、もしかしたら、もう違うでしょうか。それに、もしまだ同じように雨の季節だったとしても、たぶんどこか、いくらか違うところがあるんですよね。


と、うわ言のようなことをつぶやいてみる。。。
あれ? でも、最近は雨が降らないな。もう梅雨は明けたのかしら…。





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「山岸由花子はシンデレラに憧れる」

2009年07月14日 | 読書日記ー漫画


荒木飛呂彦『ジョジョの奇妙な冒険』
-第4部 ダイヤモンドは砕けない-
文庫版23、24巻 収録
(集英社文庫)




《あらすじ》
山岸由花子は、どうしたら大好きな康一くんの心を得られるかで悩んでいた。そこへ通りかかったジョセフ・ジョースターが、町でみかけたエステの店を教えてくれる。“《愛と出逢うメイク》します” と看板をかかげるその店へ、彼女は行ってみるのだが――

《この一文》
“その性格なんだよ……
 その性格……
 なんか好きになっちゃって……”




第4部「杜王町」シリーズのなかでも、私がとりわけ好きなエピソードが、この「山岸由花子はシンデレラに憧れる」です。私はもう、由花子さんのことが、のたうちまわるくらいに好きだ! ラブ・ロマンス的要素の少ないジョジョのなかにあって、珍しく直球で恋愛を扱っているエピソードです。私はこれを定期的に読み返したくなるので、さっきまた読み返してみたのですが、やっぱりのたうちまわるくらいに面白い!


山岸由花子さんは、とても美人の女子高生。クレイジーなくらいに激しい、攻撃的な性格。スタンドは、変幻自在にその長く美しい髪を操る【ラブ・デラックス】。
この由花子さんというのが、もう魅力的でたまりません。どっちかというと(というか、はっきりと)怖い性格なのですが、康一くんに対してはとても一途で、その一途さがまたなんとも……! 由花子さんの着ている制服も、素晴らしく素敵なデザインなのも、また魅力的です。


以前、私が文庫版をまだ持っていなかった頃、漫画喫茶で「由花子さんの登場するエピソードだけ読み返そう」と思って探したら、どこかの誰かも同じように考えたのか、由花子さんの出てくる巻だけそっくり無くなっていました(しかも、その後ずっと無くなったまま! 持ち逃げか?)。まあ、何と言うか、そういうわけで、由花子さんというのは、おそらくある種の人間を強烈に惹き付けるタイプの女の子なんですね。たぶん。


【エステ シンデレラ】の店主 辻彩さんの魔法(正確にはスタンド能力)によって、康一くんの心をとらえた由花子さんは、しかし「30分ごとに口紅を塗る」という辻彩さんとの約束を破ってしまったために、大変なピンチを招いてしまいます。

ここからがこのエピソードの山場です。私はこれを何度読んでも泣きそうになってしまいます。実に美しい物語です。シンデレラという童話のモチーフを活かしつつ、由花子さんの激しすぎる純情と、それをもう一段階広く、一歩先回りして彼女を理解し、受け入れている康一くんの格好良さを織り交ぜて、素敵な恋物語に仕上げています。やっぱり荒木先生は一流のストーリーテラーですね。盛り上がるわ~。

「杜王町」では、他のシリーズよりも恋愛要素が多いような気がしますね。私は、吉良が川尻になったあと、忍に惚れられて、忍が猫草に攻撃を受けた時に、他人には冷淡なはずの吉良が思わず「忍!!」と叫んでしまう場面も、転げ回るほど好きです。吉良は、川尻浩作になってからの方が私は好きだなー。ルックス的にも。人間味が出てくる点でも。


と、読んでいない人には、以上の話は「なんのこっちゃ」という話ですね。でも、要するに、私はジョジョが好きなんです。ああ、面白い。なんて面白いんだろう!

第4部は、実はまだ文庫版をコンプリートしていないので、がんばって集めねば!!




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『ちくま文学の森6-思いがけない話』

2009年07月13日 | 読書日記ーその他の文学

編者:安野光雅/森毅/井上ひさし/池内紀
(筑摩書房)




《収録作品》
夜までは…室生犀星/改心…O・ヘンリー/くびかざり…モーパッサン
嫉妬…F・ブウテ/外套…ゴーゴリ/煙草の害について…チェーホフ
バケツと綱…T・F・ポイス/エスコリエ夫人の異常な冒険…P・ルイス
蛇含草…桂三木助演/あけたままの窓…サキ/魔術…芥川竜之介
押絵と旅する男…江戸川乱歩/アムステルダムの水夫…アポリネール
人間と蛇…ビアス/親切な恋人…A・アレー
頭蓋骨に描かれた絵…ボンテンペルリ/仇討三態…菊池寛
湖畔…久生十蘭/砂男…ホフマン/雪たたき…幸田露伴


《この一文》
“それから長いあいだというもの、きわめて愉快な時にさえも、あの「かまわないで下さい! 何だってそう人を馬鹿にするんです?」と、胸に滲み入るような音をあげた、額の禿げあがった、ちんちくりんな官吏の姿が思い出されてならなかった。しかもその胸に滲み入るような言葉の中から、「わたしだって君の同胞なんだよ。」という別な言葉が響いてきた。で、哀れなこの若者は思わず顔をおおった。その後ながい生涯のあいだにも幾度となく、人間の内心にはいかに多くの薄情なものがあり、洗練された教養ある如才なさの中に、しかも、ああ! 世間で上品な清廉の士とみなされているような人間の内部にすら、いかに多くの凶悪な野生が潜んでいるかを見て、彼は戦慄を禁じ得なかったものである。
  ――「外套」(ゴーゴリ)より ”




「思いがけない話」というだけあって、ここに収められた短篇は、いずれも思いがけず口をあんぐり開けてしまうような、意外な面白い作品ばかりでした。

モーパッサンの「くびかざり」、ブウテの「嫉妬」、サキ「あけたままの窓」、芥川「魔術」、江戸川乱歩「押絵と旅する男」、アポリネール「アムステルダムの水夫」、ビアス「人間と蛇」、アレー「親切な恋人」、ホフマン「砂男」、と収録されたおよそ半分の作品については、私はすでに別の本でも読んだことのあるものなのですが、これらの作品は何度読んでもやっぱり面白い! という類いの短篇なので、今回も楽しく再読しました。特に芥川龍之介の「魔術」は最高に面白い。あの切れ味! 鮮やかな描写! わなわなしますね。

ここで初めて読む作品のなかで、私が特別に衝撃を受けたのは、以下の3作品。

O・ヘンリー「改心」、ゴーゴリ「外套」、久生十蘭「湖畔」。この3つは、本当に口がアガガガガとなって、あまりの面白さに最後まで一気に読み通してしまうレベルでした。無茶苦茶に面白い。信じられない。というわけで、それぞれについての簡単なまとめ。

*改心…O・ヘンリー

ジミー・ヴァレンタインは金庫破りの罪で服役していたが、赦免される。釈放された彼は、とある町でラルフ・スペンサーと名前を改め、靴屋を始め、靴屋は繁盛し、町の銀行家の娘との婚約も果たす。成功と幸福が約束された彼の前に、しかし思わぬ危機がおとずれ……というお話。

とにかくもう、今となっては見え見えのベタな展開なのですが、なんか格好いい。今までに制作されたこの手の格好いい系のドラマなんかは、こういうのがベースになっているのでしょうか。物語の結末のあまりのクールさには、もう爆笑です。格好よすぎ! 決まりすぎていて笑えるのですが、しかしやっぱり格好いい。王道ですね! わーい!


*外套…ゴーゴリ

万年九等官のアカーキイ・アカーキエウィッチは、そのずたぼろの外套を思い切って新調することにし、努力と節約の結果、立派な、一番上等な猫の毛皮の、身体にぴったりの外套を手に入れた。生涯でもっとも誇らしいこの外套を、彼はしかしお祝いの帰り道で奪われてしまい……というお話。

これはたまげました。今ごろになってようやく「外套」を読んだのかと、自分でも呆れますが、途中まで読んだことのあったこの作品を、かつてはどうして途中で投げられたのか理解できないほど、恐ろしく魅力的で、思いがけなく、胸が苦しくなるような驚きと悲哀に満ちた凄い作品でした。まあ、何と言うか、はっきり言って凄い。凄いスピード感。特にクライマックス周辺の、突然幻想味を帯びる盛り上がりと意外性には、ほんとうにびっくりしました。凄く面白い。いやー、驚いた。開いた口が塞がりませんでした。たまげたなぁ。


*湖畔…久生十蘭

貴族の家柄で、英国留学中に決闘で受けた弾痕によりただでさえ恐ろしい容貌をいっそう恐ろしいものにしてしまった《俺》は、誰かに愛されたいと願いながらも、生来の鬱屈した強い猜疑心のためにそれを得られないでいる。だが帰国して後、若く美しく、心根も朗らかな少女 陶と出会い、彼女を妻とするのであったが、相変わらず素直になれない《俺》はその冷酷さが原因で裏切られ、彼女を殺し、湖に沈めるのだが……というお話。

異常に興奮しました。異常に面白い。もうどうにかなりそうです。
久生十蘭の「湖畔」は面白いらしいという話は聞いていたのですが、予想よりもずっと面白かったです。なんという激しい愛の物語。いや、主人公と陶の愛の顛末も面白いのですが、この作品の面白さはそれだけではないですね。とにかく、意外性が随所に満ちているのが、たまらなくこの作品を面白くしています。

ストーリーの意外性はさることながら、登場人物の設定もまた、読み進むにつれてその意外性が明らかになっていきます。性格はひねくれ、容貌魁偉であると自己について告白する主人公が、実は作品中でもっとも素直で単純、優しく公平な人物であったり、天真爛漫、美しく清らかで儚げな存在であると思われた陶が、実はかなり情熱的で実際家だったりするというこの意外性。これらをすべて主人公が一人称で語るのですが、それがまた物語を生々しく鮮烈なものにし、かつ結末の清々しさを激増させているようでした。うーむ、面白い! 面白い! 2度も繰り返して読んでしまったほどです。


うーん。やっぱり面白い物語には意外性というのがかなり重要な要素であると、あらためて実感しました。ええ!? とびっくりさせられる快感を味わうのが、物語を読む楽しみのひとつでありますね。ふふふ。



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ボツまんが

2009年07月12日 | 自作まんが



このあいだ描いたけど、あまりに面白くなかったので、続くはずだったのが続けられなかった1ページ連作予定のマンガ。ヒヨコの兄弟 ノルとディックが出てきます。

でも、完全にボツにするのはもったいないので、もう少し練り直して別の作品として完成させたいところです。幻想的な内容にできるといいなー。



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団子をつくってみた

2009年07月11日 | 手作り日記

上新粉を買って来て、手作り団子を作ってみました。
ぬるま湯を加えながら、耳たぶくらいの柔らかさまでこねて、棒状に伸ばしてから適当な大きさに切り、団子状に丸めます。沸騰したお湯の中へ投入して、浮かび上がってからしばらくゆでて、冷水に上げて冷ましたら出来上がり。簡単、楽しいですね。


だんご、だんご、だんご、だんご♪

だんご、だいかぞく♪


という一度聴いたら忘れられない独特なテンポの歌があるのですが、それを脳内でループ再生しながら、団子を丸めました。なんという、ほのぼの土曜日。

私の田舎では定番だった「水だんご」という夏のお菓子があるのですが、緑色のきな粉をかけて食べるこのお菓子が大好きな私は、出来上がった手作り団子にもきな粉をかけることにします。いただきます。

うーむ。何と言うか、これは団子ですね。いかにも団子という感じ。でもこの団子にはきな粉よりもみたらしとか餡子のほうが良かったかなー。団子の歯ごたえに対して、きな粉はやや負けてます。よし、団子はまだ大量に余ってるから、明日は餡と一緒にいただくことにしましょう。

だんご、だんご♪




*ちなみに「水だんご」とは、こんなお菓子。

 
水だんご:北陸の和菓子(←参照:知られざる北陸の食 より)


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エア腕立て

2009年07月10日 | 自作アニメーション


筋トレ シリーズ その2
【白いネコのエア腕立て】

えっさ。ほいさ。

まず地面と垂直に立ち

両腕を真っすぐにのばします

そして、グッと手前にひきよせたら

今度はバッと空気を押し出すように!

それ! えっさ! ほいさ!




鉛筆風に絵を描けるツールを使って、パラパラGIFアニメーションを作ってみました。
うーん。懐かしい感じがして楽しいですね。
20分で出来たヨ~!


ところで、エア腕立てって何か意味あるの?
いや、何も意味ないよ!




…とまあ、そんな感じです。
ほんとはもう少し綺麗に表示させたいのですが、ファイルの適切な書き出し方が分からないのでありました。えっさ。ほいさ。




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『ナンセンスの機械』

2009年07月09日 | 読書日記ー実用

↑【ゆで卵をつくる時の自動時間計測機】


ブルーノ・ムナーリ 窪田富男訳(筑摩書房)



《内容》
イタリアの多才な芸術家ブルーノ・ムナーリによる、《学生時代、友人たちを笑わせようと思って、ただそれだけの理由で、描いたものである》愉快な機械の数々。


《この一文》
“赤海から雨をたっぷり含んだ雲をいくつか連れてきたまえ。赤海から雲を連れてくることが困難な場合は、臨時措置として、わが国の雲、とくにロンバルディア平原かヴェスヴィオ山の雲を利用してもよいはずだと思っている読者のいることも、ぼくはちゃんと承知している。どちらにしても、この機械が動くことはたしかだ。
  ――【雨を利用してシャックリを音楽的にする機械】より ”




先日、ちょっとした偶然から、私はブルーノ・ムナーリという人のことを知りました。最初は、火のついたロウソクの側に置かれた檻に、耳を澄ました猫が入っているというユーモラスな絵に惹かれたのですが、どうやらこの人はとても面白い人らしい。

この『ナンセンスの機械』には、13個の愉快な機械について、文章とイラスト両方で読者を楽しませてくれます。そのどれもが軽快なユーモアに溢れた、鮮やかで心浮き立つような、思わずにやりとしてしまうような仕掛けの、楽しいものばかりです。『ピタゴラスイッチ』のピタゴラ装置にもっと動物的要素を加えたというか、レーモン・ルーセルの『ロクス・ソルス』に登場する奇妙な発明品に、可愛らしいイラストを付けたというか(と言うものの実は私は『ロクス・ソルス』はまだ途中までしか読んでませんが)、何と言うかそういう感じです。


全ての機械は、まず番号付きでその機械の各部分についての説明があり、装置全体の図解イラスト、最後に「ノート」として部品のいくつかに関する詳細な補足説明など、という形式で掲載されています。これが面白い。

たとえば、【ゆで卵をつくる時の自動時間計測機】で重要な役割を果たすカタツムリのマリア・ルメーガ女史は、元新聞記者で、そのころに女史がいかに工夫を重ねて新聞を売ろうとし、しかもそれらのすべてが徒労に終わってしまったことを嘆いたりもしている悲しみのカタツムリであるということが延々と説明されていますが、そういうどうでもいい設定が面白いですね。

他には【目覚時計をおとなしくさせる機械】、【疲れた亀のためにトカゲを使ったモーター】、【怠けものの犬の尾をふらせる機械】など、いったい何のために必要なのか理解不能な機械が目白押しです。しかし、それらをじっくりと眺めていると、機械としては確かに機能することが分かりますし、何か生活というものが突然楽しく美しいものであったことに気づかされないこともないような気もしてきます。

人は発明ということをわりと好むものだし、そういうものを目にすると、どういう仕組みになっているのかついつい気になってしまうものです。しかもそれには必ずしも「もっと便利に、もっと速く!」という目的があるばかりではなく、「もっと楽しく、もっと美しく!」という方向性があったって、別に構わないんじゃないだろうかと思えてきました。うーむ。これは盲点でしたね。

というわけで、ものごとを別の見方で見てみたい、ものごとを出来るだけ面白いものとして考えてみたいときには、これはうってつけの一冊ではないでしょうか。




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