2022年5月のテカポ2日目は
20年前の記憶を辿るドライブ
どころか、29年ぶりの記憶の
再生となりました。ぜひまた
いつか訪れたいと思います。
アオラキ(マウントクック)に
別れを告げてプカキ湖を南下
50kmほどの湖畔の直線道路
途中でクルマが数台停まって
下を見ている人がいる場所が
あり、クルマで下に降りると
ダム湖でもあるプカキ湖から
の放流時間に当たったよう。
上の高台が湖畔の国道80号線
道路の向こう側はプカキ湖
水門が開いていて、轟音とと
もに美しく怒れる水が転が
り落ちて来るかのようです。
白く泡立ち、クリームソーダ
のように清涼なのにミルキー
晩秋の午後の長い黒い影を
かき乱して荒れ狂う白い泡
波立ち、泡立ち
鏡のように静かだったプカキ
湖での太平の眠りから覚まさ
れたことを怒っているよう。
水門の後にはU字型の歩道が
あり反対側に出てきました。
水路の幅が広がると波が静ま
り、一面の青白い泡、泡、泡
転がり落ちる中で包み込んだ
空気がどれだけあったことか
さらに下って行くなかで泡も
消え、またアイスブルーに。
この先では釣りをしている人
もいて、水門を越えて魚も転
がり落ちて来るのでしょうか
山の高低差を利用した北島の
放流とはまた違う南島の光景
別の水門も見つけましたが、
稼働していませんでした。
午後の柔らかな陽を受け、一
段と静かで穏やかなプカキ湖
NZ一長いサイクルトレイル、
アルプス2オーシャントレイル
(全長300km以上)の道の一部
ここまで映りこんでいるとは
青の世界の安らぎを胸に
夕方のテカポに戻りました。