ニュージーランド移住記録:みたび

移住は帰らなくてもいい終わりのない旅。人生そのものも旅。そして気づき始めたあの世への旅。旅と夢限定ブログ

タスマニア行:ホバート港散策

2024年09月05日 | オーストラリア:タスマニア

2023年3月のタスマニア3日目


カフェを出て目の前のホバー
ト港周辺散策へ。海ではなく
ダーウェント川に突き出たエ
リザベス埠頭。帆船がよく似
合う古色豊かな端正な佇まい



1804年の開港でシドニーのジ
ャクソン港に次ぐ国内2番目
の歴史を誇る港で、州都の水
の玄関口として、運輸や漁業
だけでなく、南極へのゲート
ウェイ、クルーズ港でもあり

(※漁船、観光船、帆船、クル
ーザーとあらゆる船が停泊中)


オベーションオブザシーズ号
も難なく停泊できています。



「河口近くとはいえ内湾で
と思って、一応調べてみたら

ここは世界屈指の深水港だそ
うでお見それしました~(笑)


停泊中に稼働する展望カプセ
ルは、まるで有人ドローン



世界最大級の豪華クルーズ船
が入港できるということは今
後にも大いに期待できそう。

(※かつて南極を目指した探検
家に捧げられた銅像『南へ』)


『フットステップス』(歩み)
と名付けられられた質素な服
装の4人の若い男女の銅像は
かつて島に送られた流刑囚。

イメージではなく、4人全員
ジョン・ケリー
キャロル・エドワーズ
ジョアンナ・リンカーン
ルーシー・フロスト
という実在の流刑囚でした。


銘板には1803~53年の50年
間で女囚1万3,000人とその子
ども2,000人がこの地に送ら
れたことが銘記されており、

歩みは自由への歩みでした。


オーストラリアの世界遺産の
1つ囚人遺跡群(2010年に文化
遺産登録)、11ヵ所のうち5ヵ
所がタスマニア
にあることが
改めて思い起こされました。


周りの人に交じってぶらぶら
歩いて着いた先は、オベーシ
ョンオブザシーズ号の搭乗口



みんな吸い込まれるように入
っていき、首からパスを下げ
ていない一般人は本来ここま
で来られなかったらしいので
すが、なぜか私たちはスルー


途中何人も制服を着た警備員
がいたのは、そのためだった
のかとここで気づくという。




「ないな」
「ないね」



クルーズに乗り込んでいく人
たちの後姿を見ながら、自分
たちがいつかそれに続く可能
性のなさを、思わず確認した
私たち。人智の及ばない自然
や無作為な日常の営みを垣間
見ることに、旅の楽しみを見
出しているので、旅こそ地に
足をつけたものでありたい。



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