今月12~14日にNZの北島を
襲ったサイクロン・ガブリエ
ル。東海岸の広範に壊滅的な
被害をもたらし、道路の寸断
や堤防の決壊、土砂崩れや橋
の崩壊などインフラへの被害
は深刻で、多くの人が家や農
場を失い、同じ地で同じ暮ら
しが再開できるのかどうかが
危ぶまれる場合もあります。
数日経って被害の大きさが判
って来るにつけ、毎晩のよう
に、被災地の夢を見ました。
今回もまた水泳の息継ぎのよ
うに何度も目が覚める瞬間が
あり、その度に「夢だった」
と思っては、すぐに泥土が広
がる光景に戻って行き、それ
を繰り返していたようです。
しかし、覚えている限り目に
した光景はドローンにでもな
ったかのような、地上から離
れたものでした。ぬかるみを
歩いたり、人と話した記憶は
なく、報道で見たように泥水
の中に冠水した家々の屋根が
規則正しく並んでいました。
そこにいたという感覚は残っ
ても「自分がその地に立って
いた」感覚がないのは、東日
本大震災の後に見た夢に、よ
く似ていると思いました。
あの時も歩いていた感覚がな
く、漂いながら現場に居たよ
うです。ただし、臭いや息苦
しさの強い印象がありました
が今回はありませんでした。
この12年でドローンが普及し
幽体離脱中の「私」もテクノ
ロジーを真似て、浮遊テクの
腕を上げたのか?いずれにし
ても衝撃を受けた大規模災害
の被災地には飛ぶようです。
衝撃の強さゆえに寝ても覚め
ても被災地のことが頭から離
れず、夢も鮮明に残るのか
今思い返しても東日本大震災
は夢日記を本気で始める契機
の一つになったと思います。
1月以降の雨はオークランドに
も大きな爪痕を残しました。