ニュージーランド移住記録:みたび

移住は帰らなくてもいい終わりのない旅。人生そのものも旅。そして気づき始めたあの世への旅。旅と夢限定ブログ

ハワイ行:内田博物館

2018年02月01日 | ハワイ:ハワイ島

今年ももう2月ですね。
2017年3~4月の生まれて初めてのハワイの旅行記
なんとか9ヵ月遅れの1月中には終えたかったのですが


終わるどころかどんどん長くなり
最初の訪問先ハワイ島からすら脱出できず(笑)


初めて訪れる場所は見るもの聞くものすべてが新鮮で
ついつい長くなってしまいます


もうしばらくお付き合いを



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H.Nグリーンウェル・ストア博物館を出たあと、すぐそばの

コナコーヒー・リビング・ヒストリー農園


リビング・ヒストリーですから、生きた歴史
過去を再現するのではなく保存したままの展示です。
かつての典型的な日系コーヒー農園が見られる貴重な場所。


通称「内田ファーム」と呼ばれているそうですが

受付兼おみやげコーナーには見事な毛筆で書かれた
内田博物館


キャビネのドアは全て洗濯板
ここからしてアガる昭和生まれ(笑)
(※生家は生まれたときから洗濯機だったけれど)


庭ではロバが草を食んでいました。

かつては重要な輸送手段でした。
カワいい~


パパイヤ



パイナップル



バナナ

他にもアボカドやマカダミアナッツも。


菜園

青々した新鮮な野菜


えっいきなりコーヒー



青い実がびっしりなっています。



農園の中に立つ内田家

一家は1925年にコナにやってきて翌年にこの家が完成。
そのわずか3年後には大恐慌
大変な船出だったことでしょう。


ちょっとした生垣も自然で実用的

目隠しにもなって花や緑が目に優しい。


素朴な木目に映える植え込み



和風にアレンジされた素敵な玄関

実用のための番傘や下駄が実に美しい


一歩中に入るや、そこはもう

日系「大草原の小さな家」(笑)


初めて訪れたのに胸が苦しくなるような郷愁



私は過去世のどこかで移民だったことがあり

ほの暗い家の中から眩い外を眺めていたことがある
と根拠はなくても確信してしまうような光景。
NZでも同じような事を何度も経験しました。


貧しく大変だったけれど、一家で団結して生き抜いた人生

家族のありがたみが骨身どころか生まれ変わっても残るほど
深く深く刻まれた過去世だったような気がします。


それ以外、初めての光景に目が潤んでしまう理由がわかりません。

ここは台所で、大きな蒸し器


農園に持って行くお弁当の袋

丈夫な米袋を再利用


このタイムマシーンのようなものは

オーブン
何を焼いていたのか?


煮炊きは釜で。

暑いハワイの家の中で、火を使うことは重労働
キッチンの風通しは何よりも重視されたそうです。


寝室

日本から引っ越してきたときに持ってきた柳行李
子どもの頃に生家で見たことがあります。


日本で見慣れた規格とは違う小さな布団



天井はトタン屋根の熱が下りてこないよう

白い布で覆われていました。奥はタンス


外ではコーヒー豆干しの実演

ホシダナ(干し棚)と呼ばれ


棚の下にはローラーがついていて

女子どもでも屋根の下に出し入れできました。


コナは午後になると雨が降るので、その時だけ

豆をしまえるように日系人が考案したものだそう。


1960年代生まれぐらいの日本人であれば

初めてであってもどこか懐かしい内田家
1994年まで実際に家として使われていたそうです。


私もいつか、どこかで

大草原の小さな家に住むローラだったのか(笑)


行けてよかった



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