ニュージーランド移住記録:みたび

移住は帰らなくてもいい終わりのない旅。人生そのものも旅。そして気づき始めたあの世への旅。旅と夢限定ブログ

ハワイ行:コナで見つけたNZ

2018年01月22日 | ハワイ:ハワイ島

2017年3~4月ハワイ旅行記
20本書いたところでホッと
していてはいけない


まだ10本以上ありそうで、
がんばらないとー


カイルアコナでの朝食
の後にやってきたのは

コナ史学会博物館


でも、そういう名前の博物館
があるわけではなく、
コナ史学会の博物館や催し
が周辺に集まっています。


史学会はコナに入植した
イギリス人グリーンウェル
一家の博物館に、さまざまな
ものをプラスしコナの歴史を
今に伝える貴重な活動を行っ
ている歴史愛好家団体です。


その旗艦となっているのが
H.Nグリーンウェルストア博物館
1870年に入植者の日用品店
として建設されました。

「これって、ケリケリの
ストーンストアじゃん

思わず2人で同時にハモって
しまうほど似ていました。


ケリケリのストーンストア 

1836年に完成した現存する
NZ最古の石造りの建物。
宣教師が設計しオーストラリ
アの流刑囚が建設するという
当時ならではの組み合わせ
宣教師たちの食物貯蔵庫
として造られたものです。


例によってな~んの下調べも
ないままフラりとやって来た
のでヘンリー・ニコラス・
グリーンウェルが1850年まで
にこの地にやってきたイギリ
ス人だと知ってビックリ


ヒロで見てきた古い建物はサトウ
キビやパイナップル・ブームで
建てられた20世紀初頭の建物で、



スパニッシュ・コロニアルだの



アールデコだの

世界的に流行ったスタイル


そこにそれよりも半世紀も古い
イギリス風な石造りの建物が
忽然と現れたので、NZから来た
身にはただただ驚きでした
かつて栄えたNZの地方都市を
訪ねてきたかのよう(笑)



1930年頃のグリーンウェルストア

他の建物がアメリカ風かトロピ
カル風なので石造りは特異。
コナに現存する最古の建物で
ハワイでも屈指の古さだそう。


そこで見つけたグリーンウェル
のイギリスの生家

18~19世紀初頭の家でしょう。


「まるでケンプ・ハウス

NZのストーンストアの隣にある
のがケンプ・ハウスで1822年に
建てられた宣教師の住居です。
ここは増築を繰り返したので、
渡り廊下は後付けかも
渡り廊下がなければそっくり


博物館の前は崩れた石がその
ままになっていました。



1850年にグリーンウェルが
建てた自宅跡

1960年代に取り壊されたそう。


その奥がかつてのストア、
今の博物館。



家はこんな建物だったそうで、
まさにイングリッシュコテージ

今でもNZの地方に行けば
お目にかかれそうです。


思わずNZのマンゴヌイ
ミルベイの家を思い出しました。

ペニー・コテージ


グリーンウェルの家の絵は



マンゴヌイのラサール・
コテージにそっくり

トタン屋根の錆び方まで
似てませんか(笑)


ラサールは1830年頃に
マンゴヌイに入植していおり
グリーンウェルがコナに落ち
着いたのとほぼ同時期


当時は大勢のイギリス人が
一攫千金を夢見て
太平洋をウロウロ
してたんでしょうね~


グリーンウェルの家にもストア
にもハワイの原木コアが
ふんだんに使われたそう。

これもNZのカウリと一緒。
コアも帆船のマストになる
ほど高級材だったそうです。


コアで作った家具



NZでもあらゆる手段を講じて

切り倒され運び出されたカウリ


まるで木の悲鳴が聞こえて
くるかのような光景



その強さ、美しさ、希少さ
ゆえに繰り返された悲劇
カウリのテーブル

ハワイでも同じことが
起きていたんですね~💦


入る前から感慨と動揺

そしていよいよ中へ



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