”Zen”
BBC One 2011年初放送
3 エピソード
このところ面白そうなドラマが少なく、古いドラマをあれこれ検索してしていましたら 偶然見つけ
て 何の事前情報も調べず観始めたドラマです。
(ただ、ルーファス・シーウェルが出てる!って事だけで・・・・)
何となく観始めたものの、これが予想外の面白さでした。
原作はマイケル・ディブティンのアウレリオ・ゼン シリーズ(読んだ事は無いのですが・・・)
シリーズは11作書かれている様です。
ローマ警察殺人課の刑事アウレリオ・ゼンを演じているのはルーファス・シーウェル
(『女王ヴィクトリア』ではメルバーン卿という美味しい役でイメージチェンジ、又BBC版の『蒼ざ
めた馬』でも主演しています←このドラマは以前コチラでご紹介しましたが、今の時点では日本放送
は未定です)
又、殺人課チーフの秘書であるタニア・モレッティーを演じるのは『007 カジノ・ロワイヤル』で
ボンド・ガールのソランジュ・ディミトリオスを演じたカテリーナ・ムリーノ。
BBCが製作し、主な出演者も英国俳優なのですが、内容はイタリアの物語です。
勿論英語なのでチョットばかり違和感もあるのですが、英国ドラマとして過去には「刑事ヴァラン
ダー」(スウェーデン)や「警視メグレ」(フランス)等他国の物語もありますしね。
何となく古めかしさを感じさせる音楽、少しくすんだトーンの画面作り、ローマで撮影されているの
で異国情緒も感じさせながら、次第に”英国”製作の”イタリア”ドラマと言う違和感も薄れてきます。
キャストは、
アウレリオ・ゼン : ルーファス・シーウェル(殺人課の刑事)
タニア・モレッティー : カテリーナ・ムリーの(殺人課チーフの秘書)
レオ・モスカーティー : スタンリー・タウンゼント(ゼンの上司)
アメディオ・オルシーニ・コロナ : ベン・マイルズ(内務省の役人)
ジルベルト・ニエッドゥ : フランチェスコ・クイン(ゼンの友人)
他
ローマ警察殺人課のアウレリオ・ゼンは汚職警官が多い中、誠実で潔白な人物として知られ、
署内では微妙な扱いを受ける事も。 妻とは別居。母親と同居している30代後半のベネチア人。
刑事であった父親もアウレリオが子供の頃殉職している。
各エピソード共にミスリードが幾つも組み込まれ、小どんでん返し、大ドンデン返しに翻弄され
ますので ネタバレはなしにしてほんのチョッピリ概要だけ。
E1:「血の復讐」
実業家ファソの殺害容疑者であるファバローニが突然自供を覆し無実を主張した事により、警
察の威信、内務省の役人であるアメディオの介入等相反する命令に悩みながら捜査を続ける
ゼンの周囲にも過去の事件で彼に恨みを抱くギャング親子の魔の手が伸びる。
セクシー美人のタニアを巡り、誰が最初にモノにするかで賭けが行われる署内でもゼンは興味
を示さない(一応)
E2:「愛憎と陰謀」
高名な貴族のはみ出し者であったウンベルトが深夜デヴェレ川に架かる橋から飛び降り自殺を
した。
当直でもないのに何故か現場に呼び出されたゼンの元に再び内務省のアメディオが現れ、迅速
に事件を処理する様に命じられる。
調査を進めるゼンはウンベルトがある秘密組織と係っており、その秘密を売ろうとしたところを
他殺された可能性があると気付く。
しかし、その証拠が消え 警察署内部の者が係わっている可能性もある。
自殺か他殺か・・・。 警察と内務省の板挟みになるゼン。
事件には「カバール」と呼ばれる秘密結社の影が見え隠れする。
この回では、ゼンさんは何とタニアと急接近。
又、上司のモンカーティーが心臓発作で倒れる。
ゼンの別居中の妻が現れ、正式に離婚して欲しいと申し出る。
E3:「欲望の渦」
富豪で大臣の親友であるルッジェーロの誘拐事件が発生。
内密に接触した弁護士は射殺されてしまう。
ゼンに反感を持つ新任の課長ヒューバと共に再び内務省に呼ばれたゼンはブッジェーロを生き
て取り戻す為誘拐犯と交渉する役目を任せられる。
クセのあるミレッティー家の人々に翻弄されながら誘拐犯との交渉を開始するゼン。
タニアは夫と離婚裁判が決裂。
この回でゼンは絶体絶命のピンチに陥り、ハラハラさせられます。
しかし・・・・。
と、最後は予想外の展開で思わずホッとしたり、ニヤリとさせられますね。
それにしても、このゼンというキャラクターが非常に興味深く、誠実で堅物と言われながら、一方
ではしっかり落としどころを押さえていて、最後はキチンと決着を付けている。
良い人なのか、やり手なのか良く分からないけど、兎に角真摯に捜査をしているのは間違いな
い刑事なのでしょう。
なかなか魅力的な人物です。
自分で何度も強調する”ベネチア人”であるという点は、”ベネチア人”の特性が分からないので、
”ローマ人”との違いが分からないのですが・・・・。
原作は11作あるとの事でしたので、続編を期待したかったのですが残念ながら3エピソードのみ
で終わっている様残念です。
濃いめのルックスでイタリア人としてもあまり違和感のないルーファス・シーウェルは、最初に書
いた様に 「女王ヴィクトリア」でのメルバーン卿でイメージチェンジを感じた方も多いのではな
いかと思いますが、かななかとクセになる俳優さんです。
この後、BBC版の「蒼ざめた馬」の日本放送を待つばかりです(サラ・フェルプスの脚本には一縷
の不安もありながら・・・)
BBC One 2011年初放送
3 エピソード
このところ面白そうなドラマが少なく、古いドラマをあれこれ検索してしていましたら 偶然見つけ
て 何の事前情報も調べず観始めたドラマです。
(ただ、ルーファス・シーウェルが出てる!って事だけで・・・・)
何となく観始めたものの、これが予想外の面白さでした。
原作はマイケル・ディブティンのアウレリオ・ゼン シリーズ(読んだ事は無いのですが・・・)
シリーズは11作書かれている様です。
ローマ警察殺人課の刑事アウレリオ・ゼンを演じているのはルーファス・シーウェル
(『女王ヴィクトリア』ではメルバーン卿という美味しい役でイメージチェンジ、又BBC版の『蒼ざ
めた馬』でも主演しています←このドラマは以前コチラでご紹介しましたが、今の時点では日本放送
は未定です)
又、殺人課チーフの秘書であるタニア・モレッティーを演じるのは『007 カジノ・ロワイヤル』で
ボンド・ガールのソランジュ・ディミトリオスを演じたカテリーナ・ムリーノ。
BBCが製作し、主な出演者も英国俳優なのですが、内容はイタリアの物語です。
勿論英語なのでチョットばかり違和感もあるのですが、英国ドラマとして過去には「刑事ヴァラン
ダー」(スウェーデン)や「警視メグレ」(フランス)等他国の物語もありますしね。
何となく古めかしさを感じさせる音楽、少しくすんだトーンの画面作り、ローマで撮影されているの
で異国情緒も感じさせながら、次第に”英国”製作の”イタリア”ドラマと言う違和感も薄れてきます。
キャストは、
アウレリオ・ゼン : ルーファス・シーウェル(殺人課の刑事)
タニア・モレッティー : カテリーナ・ムリーの(殺人課チーフの秘書)
レオ・モスカーティー : スタンリー・タウンゼント(ゼンの上司)
アメディオ・オルシーニ・コロナ : ベン・マイルズ(内務省の役人)
ジルベルト・ニエッドゥ : フランチェスコ・クイン(ゼンの友人)
他
ローマ警察殺人課のアウレリオ・ゼンは汚職警官が多い中、誠実で潔白な人物として知られ、
署内では微妙な扱いを受ける事も。 妻とは別居。母親と同居している30代後半のベネチア人。
刑事であった父親もアウレリオが子供の頃殉職している。
各エピソード共にミスリードが幾つも組み込まれ、小どんでん返し、大ドンデン返しに翻弄され
ますので ネタバレはなしにしてほんのチョッピリ概要だけ。
E1:「血の復讐」
実業家ファソの殺害容疑者であるファバローニが突然自供を覆し無実を主張した事により、警
察の威信、内務省の役人であるアメディオの介入等相反する命令に悩みながら捜査を続ける
ゼンの周囲にも過去の事件で彼に恨みを抱くギャング親子の魔の手が伸びる。
セクシー美人のタニアを巡り、誰が最初にモノにするかで賭けが行われる署内でもゼンは興味
を示さない(一応)
E2:「愛憎と陰謀」
高名な貴族のはみ出し者であったウンベルトが深夜デヴェレ川に架かる橋から飛び降り自殺を
した。
当直でもないのに何故か現場に呼び出されたゼンの元に再び内務省のアメディオが現れ、迅速
に事件を処理する様に命じられる。
調査を進めるゼンはウンベルトがある秘密組織と係っており、その秘密を売ろうとしたところを
他殺された可能性があると気付く。
しかし、その証拠が消え 警察署内部の者が係わっている可能性もある。
自殺か他殺か・・・。 警察と内務省の板挟みになるゼン。
事件には「カバール」と呼ばれる秘密結社の影が見え隠れする。
この回では、ゼンさんは何とタニアと急接近。
又、上司のモンカーティーが心臓発作で倒れる。
ゼンの別居中の妻が現れ、正式に離婚して欲しいと申し出る。
E3:「欲望の渦」
富豪で大臣の親友であるルッジェーロの誘拐事件が発生。
内密に接触した弁護士は射殺されてしまう。
ゼンに反感を持つ新任の課長ヒューバと共に再び内務省に呼ばれたゼンはブッジェーロを生き
て取り戻す為誘拐犯と交渉する役目を任せられる。
クセのあるミレッティー家の人々に翻弄されながら誘拐犯との交渉を開始するゼン。
タニアは夫と離婚裁判が決裂。
この回でゼンは絶体絶命のピンチに陥り、ハラハラさせられます。
しかし・・・・。
と、最後は予想外の展開で思わずホッとしたり、ニヤリとさせられますね。
それにしても、このゼンというキャラクターが非常に興味深く、誠実で堅物と言われながら、一方
ではしっかり落としどころを押さえていて、最後はキチンと決着を付けている。
良い人なのか、やり手なのか良く分からないけど、兎に角真摯に捜査をしているのは間違いな
い刑事なのでしょう。
なかなか魅力的な人物です。
自分で何度も強調する”ベネチア人”であるという点は、”ベネチア人”の特性が分からないので、
”ローマ人”との違いが分からないのですが・・・・。
原作は11作あるとの事でしたので、続編を期待したかったのですが残念ながら3エピソードのみ
で終わっている様残念です。
濃いめのルックスでイタリア人としてもあまり違和感のないルーファス・シーウェルは、最初に書
いた様に 「女王ヴィクトリア」でのメルバーン卿でイメージチェンジを感じた方も多いのではな
いかと思いますが、かななかとクセになる俳優さんです。
この後、BBC版の「蒼ざめた馬」の日本放送を待つばかりです(サラ・フェルプスの脚本には一縷
の不安もありながら・・・)
観られないですか? ゴメンナサイm(__)m
拾い物って感じで面白かったですよ。Huluは無料お試しって無いのかしら?
どこかで放送してくれると良いですねぇ。