The Game is Afoot

ミステリ関連を中心に 海外ドラマ、映画、小説等々思いつくまま書いています。

『リンリー警部』 リブート版製作開始

2024-10-20 | 海外ドラマ
”Lynley”(原題):BBC

4エピソード

いきなりでひっくり返りそうになりました・・・・。
長い、長い間待ちに待っていた大好きな作品です。

エリザベス・ジョージ原作の『リンリー警部 シリーズ』はかなり昔になりますが、大好きで全部読んで
おりました。
又、原作に元ずくドラマ ”The Inspector Lynley Mysteries” も日本で放送されていたことを発見して以来
全部見ておりました。

拙記事『ドラマ化された英国ミステリ小説』その(1)で最初に取り上げた作品でもありましたっけ。

かなり古い作品だったので、何とかリニューアル、リブート版の制作を待ち望んでいたのですが、なか
なか実現せずかなりの時間が経ってしまいました。

そんな中、何気なく見ていたニュースにいきなりの情報が飛び込んできて、もうビックリ!
全く予期していなかっただけに 椅子から転げ落ちそうになりました(又もや 恒例のフレーズ!)

新しいリブート版は未だ第一報ですので、ほんのサワリだけですが、

BBC製作のドラマタイトルは、”Lynley” (原題)、多分4エピソード構成になりそうですが 既に撮影
は開始されているとの事。

で、肝心のキャストですが、
製作/総指揮/脚本はスティーブ・トンプソン(”SHERLOCK”,”VIENNA BLOOD”等を手がけた)← これ
を見るだけでも期待感が膨らむのです。

主な出演は、


トマス・リンリー警部にはレオ・スーター
バーバラ・ヘイヴァース警部補にはソフィア・バークレー
その他、
ダニエル・メイズ、ニアム・ウォルシュ、マイケル・ワークアイ、ジョシュア・シャー

(今後もう少し詳しいキャスティングが分かり次第追記します)





冒頭書きましたように、原作はエリザベス・ジョージのベストセラー
『そしてボビーは死んだ』1988年
『大いなる救い』1998年
『血塗られた愛情』1994年
『名門校殺人のルール』1996年
『ふさわしき復讐』1995年
『エレナの為に』1995年
『罪深き絆』1996年
『隠れ家の死』1997年
『消された子供』1999年
その他日本では翻訳出版されていない作品も含め全部で22作品もある様です。←是非是非翻訳出版お願い!

そして、かなり昔 有難いことに偶然見つけて視聴することができたドラマ化作品は、2001年~2008年まで
6シーズン放送された(日本ではどこまで放送したんだっけ?)大変高評価を受けた作品と言われています。
(打ち切りになった際には番組存続の嘆願書が出されたとの事)
本当に残念だったし、その上に 日本ではその後再放送されないことがもっと残念なのです。

リンリー警部にナサニエル・パーカー、バーバラにシャロン・スモールという配役でした。




↑ 久々のお二人の姿(時の流れを実感・・・)

原作にあるキャラクターは、
トマス・リンリー警部は、絵に書いたようなエリート、
外見もブロンドで目は茶色(だったかな?)、スマートでギリシャ彫刻の様な美形
又出自が飛びぬけていて、アシャートン伯爵の称号を持つ貴族。
ベルグレーヴィアの邸宅に住み、サビルロー仕立てのスーツを着て、ベントレーに乗っている
といった超上流階級の立場でありながら 優秀な刑事でもある。
一見人も羨む境遇のように見えるリンリーも、伯爵としての立場、家族、婚約者等との葛藤がある。

一方相棒となるバーバラ・ヘイヴァースは労働者階級の出身。
私生活でも家族の悩みを抱えている。
あまりにも出自の異なるリンリーに対して偏見を抱いていたように感じるが、次第にいいコンビになっ
ていった(ような記憶が)

何しろ大昔に読んだ作品なので、詳細は霧の中(いつものフレーズ)。でも、大のお気に入りであった
原作とドラマ化作品ですから 他の作品に比べて記憶には残っているのです。

ドラマのナサニエル・パーカーも最初は原作のリンリーとは違う!と何となく取っつきにくかったよ
うに感じたのですが、次第に慣れ(?)と雰囲気と演技力でしっくりしてきた記憶があります。

そんな思い入れの深い作品ですが、
さて、リブート版のリンリー(及びバーバラ)はどんな風になりますでしょうか?
期待と不安(少々)です。

原作者のエリザベス・ジョージ女史は、”BritBoxとBBCの協力によって トマス・リンリーとバーバラ・
ヘイヴァースが再びテレビに登場することをとても嬉しく思います。私のキャラクターがテレビで生
き生きと表現されるのを見ることは本当に嬉しい事です』
と語っています。

撮影は既に8月からアイルランドで開始されたとのこと。

取りあえず第一報ですが、今後続報が出てくると思います。
この作品は大切なので(個人的に)順次追記していきます。

ところで、
今回の作品は、”リブート版”とされている場合と”リメイク版”とされている場合があります。
どちらも微妙に異なるのですが、何れにしても原作の雰囲気を壊さないで欲しいというのが一番の
希望ですね。


(source : BBC, Digital Spy, Telly Visions & etc.)





4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
えー----っ! (Abi)
2024-10-20 12:06:03
何て何て嬉しい情報!あー嬉しい!
大事な大事な録画、この前観たところです。リンリーさんのあのめんどくさい奥さん、何シーズン目かで変わって良かったと思ったら殺されちゃって。
長生きせねば!このシリーズも嬉しいけれどダンカン・キンケイドさんのはTV化しないのですね、何でだろう?もうね、首を伸ばせるだけ伸ばして続報待ってます。
リドリーね、歌の所すっ飛ばして観ました。ちゃんとしたものでした。
返信する
>えー----っ! (Yam Yam)
2024-10-20 14:43:07
Abiさん、
でしょ?でしょ?
もうね、この情報を見たときドキドキしちゃいましたよ。ようやく!ですね。
放送はまだ先の事(日本放送もどうなるやら・・・)ですが、兎に角待ちに待った嬉しいニュー
スです。又追加情報出たらお知らせしますね。

キンケイドさんね~。何故でしょう。ただ、原作も何となく中だるみしてきたような(私見)だ
し、う~ん、難しいところですね。
兎に角、お互いもう少し頑張って生きていきましょう。

リドリー・・・>ちゃんとしたもの・・でしょうね。製作陣を見る限りしっかりした作品なんだ
とは思います。ただね(何度もひつこくてすみません)出演者がどうしても好きじゃないんで、
残念な作品の一つです。(それに歌う必要も無いだろうと←私見)
返信する
グッドタイミング (Lunta)
2024-10-20 17:01:48
まったくの偶然ですが、最近リンリー警部シリーズを原書で読み始めた所なのでこのニュースには驚きました。
ナサニエル・パーカーのTVを先に見ていたので原作のリンリーに違和感を感じてしまったほどですが、今回の方が原作のイメージに近いかな。
ヘイヴァースは原作では気の毒すぎる描写だけど、こちらはさすがに原作通りじゃないようですね。
どんな作品になるか楽しみです。
返信する
>グッドタイミング (Yam Yam)
2024-10-20 19:37:22
Luntaさん、
そうですかぁ、何というタイミング!
ドラマを先にご覧になったんですね? 私は原作を読んだ後(最初に読んだのはもう20年以上前になりま
すか)ドラマを見たので、逆にナサニエル・パーカーのリンリーはなかなかピント来なかったんですが、観て
いるうちに馴染んできましたね。
そうそう、ヘイヴァースはドラマの方が穏やかな描写(ルックスも含め)ですね。
今回のリンリーさんは確かに原作の雰囲気に近いかもしれません。どんな風に出来上がるか心配しつつ
楽しみができました。
返信する

コメントを投稿