ニョニョのひとりごと

バイリンガルで詩とコラムを綴っています

5月18日、424回目の「火曜日行動」です。

2021-05-18 17:13:31 | 火曜日
雨が心配されましたが、午後1時から降るという予想を信じて自転車で向かいました。



1ヶ月ぶりの「火曜日行動」です。まだ緊急事態宣言中なので自由参加で行いました。












11時半過ぎには一人二人集まって準備を自覚的に行っておりました。








今日のレポーターはハルモニ会の木村さんです。









写真撮影は今日も松尾さんが頑張ってくださいます。皆さんよろしくお願いいたしますね。










長崎さんの第一声始まりました‼️

☆長崎さん

今日はお昼から雨の予報ですが、火曜行動の間はなんとかもちそうです。
緊急事態宣言が出てからこの一ヶ月の間は火曜バンドの方々など有志で場をつないでおられましたが、久しぶりの火曜行動です。大阪の患者は少し減ったとはいえ、医療は逼迫した状況が続いています。心はつながりながら距離を取り、時間も30分に短縮しての行動です。

今入った速報ですが、本日、入管法の改悪が強行採決されるところでしたが、見送りになりました。つまり、今国会では、廃案になったということです。

この間、入管法の問題点が浮き彫りになってきました。
外国から来た人々を同じ人間とは見なさず、治安の対象としています。
都合のいいときは労働力として使い、病気になったり貧困になったりすれば出て行けということです、この入管法と朝鮮学校に対する差別はつながっています。

5月16日に扇町公園でおこなわれた「入管法改悪反対アクション」では300人が集まり、その中で外国人排斥と朝鮮学校問題がつながっていることがアピールされました。

大阪でもワクチン接種が始まりましたが、コロナ禍による生活苦は深刻なものになっています。朝鮮学校の保護者に多い飲食店業などの自営業は大きな打撃を受けています。そんなこんな中でもクラウド・ファウンディングを使った新しい形での支援の輪が広がっています。朝鮮学校には保健室がない、ぜひ保健室を。こんな訴えが広島から始まり京都でも設置の運動が起こりました。この運動が実を結び、初めて朝鮮学校に保健師の先生が配置されました。コロナ禍の中だからこそ、支援を広げていきたいものです。
















火曜バンドは不滅です‼️火曜バンドの皆さんは自粛期間にも「自主練習会」と称してこの場所でずっと行動を繋いでくださいました。本当にお疲れ様でした。











大野さんがマイクを持たれました。

☆大野さん

この1ヶ月、私も火曜行動に来られませんでしたが、切実な思いを届けることは重要だと思っています。朝鮮学校に通う朝鮮人に対して「日本の学校に通えばいい」という人もいますが、日本の学校では差別的な政策がなされています。

私にもワクチンの通知が来ましたが、予防接種に自衛官が出てくるのはともかく、防衛省の副大臣中山泰秀が大きな顔をしていることに腹が立ちます。彼は朝鮮敵視・中国敵視発言で有名な人物なのです。吉村知事がリーダーシップを取って朝鮮人も日本人も全ての人が安心できる大阪を作っていってほしいと思います。























美術評論家の白凛さんも来てくれましたよ^_^










平石さんがマイクを持たれました。

☆平石さん

しばらくコロナ禍の中で休まざるを得ませんでしたが、この間、福島原発やオリンピックを巡る動きの中で行政の無能さが明らかになってきました。

大阪は東京より患者数が多い状況が続いています。病床も増やすことなく途中で止まっていました。維新政治は無能だといわざるを得ません。維新の議員は公僕であることを忘れてしまっています。いったい何人逮捕者を出すんですか。

橋下氏の朝鮮人差別から始まった朝鮮学校に対する補助金停止から始まり、そのまま松井市長、吉村知事が差別政策を受け継いでいます。もっとまじめに市民のための政治をしてほしい。これからも差別された人々、アジアの人々と連帯して闘っていきます。

























1回目から参加されている中山さんもアピールされましたよ^_^

☆中山さん

1回目から参加しています。いい反応もありますが無理解の反応もありました。

しかし、最近いいことがありました。私は、8月14日に上映が行われるドキュメンタリー映画『私はチョソンサラムです』のポスターを自宅に貼っているのですが、通りがかりにそれを見た方が「そんな活動をされているのですか」と声をかけてくれたのです。

行政は差別をしますが、一般の人は、連帯しています。本来人間は差別を許さないものです。これからも朝鮮学校支援をしていきます。

































お若い菅沼さんもマイクを持たれました。

☆菅沼さん

最近、姜龍一(カン・ヨンイル)さんの『荒野の向こう側』という本を読みました。日本では朝鮮人として差別され、韓国では日本人として差別されてきた自分自身の半生を描いた自伝的小説なのですが、この中で「在日とか、日本とか、韓国とか関係なく、人と人とがふれあうことが大切」という主人公のセリフに感銘を受けました。まさにその通りだと思います。人間として付き合うことが大事なのです。

朝鮮学校に補助金を支給しないのは差別です、吉村知事、松井市長、朝鮮学校への補助金復活、よろしくお願いします。













長崎さんが繋いでくださいます。











白凛さんがマイクを持ちましたよ‼️

☆白 凛(ペク・ルム)さん

いつもは朝鮮学校の小2の息子の保護者として参加していますが、今日は私の同志社大学での研究をまとめた書籍を出版しましたので、それを紹介させてください。

『在日朝鮮人美術史1945-1962――美術家たちの表現活動の記録』という本です。5月24日に出版する予定です。

久しぶりに火曜バンドを聴けてとてもうれしく思います。

最近はイスラエルのガザ地区への空爆が大きなニュースになっています。アメリカでは黒人差別、アジア人差別も起こっています。虫けらのように扱われていい人などいません。これらは対岸の火事ではありません。連帯の気持ちを表しながら、未来に向けてがんばっていきたいと思います。

















最後は大村さんがアピールをされました‼️

☆大村さん

2012年4月17日に始まった、この火曜行動は今日で424回目となり、9年と1ヶ月になりました。1,974年から支給されていた補助金は打ち切られたままです。この9年間、朝鮮学校に対する政策は悪化しています。裁判では、大阪地裁以外は政府に忖度した判決ばかりです。無償化法にも、教育基本法にも違反しています。

ただ,悪いことばかりではありません。最初は暴言が多かったのが、最近は関心を持っている人も多くなっています。

滋賀県の三日月知事は朝鮮初級学校を訪問し、大津市に民族教育が行われていることに敬意を表し、多文化共生の歴史がある学校があることを誇りに思うという趣旨の挨拶を行いました。自治体の長がこのように発言しているのです。それに引き換え、橋下のバッシングとそれを引き継いだ吉村知事ら、コロナ対策でも、自粛宣言を出したり引っ込めたりするだけでなく、心からの府政を願っています。




















クッスンさんが久しぶりに愛のキャンディを運んでくださいましたよ^_^











みんなで最後の歌「勝利のその日まで」を合唱しました。




















約束通りビラ配りなしの30分行動を終え駐輪場に集まりました。













大村さんがTシャツを購入して応援しょうとアピールされました。





















参加者みんなで貴重な書籍を刊行された白凛さんにお祝いと激励の拍手を送りました。










ご希望の方は是非ご連絡下さい^_^


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