田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

暮れの大夕焼けに思う/麻屋与志夫

2012-01-11 11:47:28 | ブログ
ブログ6
1月11日 水曜日
ブログです。

●暮れもおしつまった某日、宇都宮にでかけた。
12時9分JR鹿沼駅発。
宇都宮の駅で降りて東口に向かう。
広いコンコースを小走りに走る。
どうにか、ベルモール行きの関東バスに間に合う。

●ユニクロでヒートテックの下着をかってもらった。
かみさんはタートルネックのセーターを二着。

●落合書店でひさしぶりに文庫本を四冊ほどかった。
これがいけなかった。
若い作家の作品がおもしろすぎる。
おかげで、このところ筆が進まずこまっている。
人の作品を読むのは勉強になる。
でもあまりにウマすぎる食事をしたあとでは、日常の食事がものたりなくなる。
そんな感じだ。
夢中で書いてきた『クノイチ48帝都の夜に散る』がかきにくくなってしまった。
ガンバラナクッチャ!!

●鹿沼駅にもどってみる。
西の空が大夕焼けだった。

●この大夕焼けはなんどもみている。
青春の日々、東京からいくたび挫折して鹿沼にもどってきたことだろうか。
故郷の自然はいつもあたたかくわたしをむかえてくれた。
いくら全力で精進しても、作品をかくうえでは、どうにもならないことがある。
結局才能ということなのだろう。

●青春の夢をみごとに結実させた友だちもいる。

●嘆き節ではないが、この大夕焼けをみているうちになみだがほほをつたった。
このていたらくがはずかしい。
どうも年とともに、涙腺がゆるみっぱなしで、おはずかしい。

●青春の傷だらけの痕跡がにわかによみがえってくるのはこういうときだ。

●カミサンは停車場坂の途中にある「蛸屋」で弟たちにおくるお歳暮をえらんでいる。
のどかなものだ。

●わたしはいたたまれず、外に出た。
大夕焼けはいままさに消えつつあった。
太陽は西の山陰にしずんでしまった。

●悲しさと悔いだけがのこっているわたしの人生。

●来年はどんな年になるのだろうか、とかんがえていた。



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