田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

ブラッキーのマーキングは領土防衛なのでしょうか? 麻屋与志夫

2017-12-09 06:58:53 | ブログ
12月9日 Sat.

●戦争がない。戦時中ではない。ということは、街猫の心配に、浮き身を窶すことができる。そういうことだと思う。とるにたりないことを気にかけて、周囲と平和に過ごしていけることだと思う。つくづく、いまのこの国の平和のありかたさをあじわっている。

●あとは、次の世代にわたしたちの越しかたを書き残して置く。そんな仕事がわたしには残されている。入試が記述式を取り入れるということが確定した。大歓迎だ。文章の書けない若者がおお過ぎる。

●ペーパーの本を読んでもらわないと、いかに凄惨な、悲惨な生活をわたしたちが余儀なくされたか。戦争と言う悪魔の蹂躙に身をさらした、わたしたちのその当時の生活はわかってもらえないだろう。野坂昭如の「火垂るの墓」などを読んでみてください。

●さてまだ浴室の周辺には妖気が漂っている。人間の歳にしたら百歳になろうという、九番目の命を使っていきのびているブラッキ―のマーキングのニオイが満ちていた。ブラッキ―の生命の強かさを感じます。生きていくためには、マーキングをして自己の領土を主張することがたいせなのでしょうか。わたしにはわかりません。

●多少の力を備えたものなら、迫りくる害意は阻止したくなる。ブラッキ―が「白」を害意と受け取ってしまっているのでしょうか。わたしにはわかりません。

●きょうも、北関東の北端の小さな田舎町に冬の日が訪れようとしています。








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猫宿の「白」にブラッキーがここはわたしのテリトリーよとマーキング。  麻屋与志夫

2017-12-09 00:29:43 | ブログ
12月9日 Sat.

●夕暮れてから、激しい北風が吹いて雨になった。「白」のことが心配で裏庭のデッキを見に行く。白は妻がつくってあげた発泡スチロ―ルの猫宿にいた。さらに三方を防風のためにスチロ―の板でおおった。白はスチロールの箱のなかでまどろんでいた。

●洗面所と浴室のあたりが、猫のマーキングのニオイで臭い。犯人は白かと思ったが、そんなわけはない。白は猫宿が気にいったのか、廊下に上がりこんでこなくなった。

●さてはブラッキ―のシワザかと気がついた。

●このところ、白のことばかり気にして世話をしている。ブラッキに気づかれないように、離れに来る引き戸は閉ざして置くのだが、やはりわかるのかな。なにかそわそわしているとおもったら、この始末だ。ヤラレタナ。

●わたしたちの愛情が白だけにそそがれていると勘違いしているのだろう。

●そんなことはないよ。ブラッキ―とは20年共棲しているじゃないの。
●つまらないこと心配しないで、今夜はゆっくりとパパとネヨウナ。


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