田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

卒塔婆爺 麻屋与志夫

2022-04-10 08:53:11 | ブログ
4月10日 日曜日
生来、出不精。
ひねもす、書斎ですごしても飽きない。
若いときから、家のなかが職場だった。
学習塾だけでも、50年くらいこの家でやってきた。
人と交わるのが下手だ。
文学の話のほかは興味がないのだからしかたないことかもしれない。
街中に住んでいても隠者のような生活だ。
世俗を離れ辺鄙な田園にすんでいると同じような心境だ。
まるで、陶淵明のようだとつくづく思う。

松籟、を聞くのを風雅と心得ている。
残念ながら現実は竹林をふきわたる風音だ。
すぐ裏に「鍵山」と呼ばれている地膨れ山がある。
竹林を吹きわたる風音をききながら書斎にこもっていられるなんて、
「ボクハシアワセダナ」と思うのである。
ただ、すぐ裏に巨大な駐車場ができてしまったので、すこし住みにくくなった。

将来、いっそのこと東京にすもうかとも、思うのだが年齢からも経済力からいっても無理だ。
これが逆だと凄いのですがね。
都会の家を売って田舎にひきこもるのだったら何十倍も広い土地と家に住める。
さらに金は有り余るほどあるということになる。

浅学菲才。このまま静かにこの家に埋もれて老後を暮らし続けることになるのだろう。
北斎の享年と同じ。わたしも爺になったものだ。

先日書き上げた小説はだから「卒塔婆爺」。


麻屋与志夫の小説は下記のカクヨムのサイトで読むことができます。どうぞご訪問ください。
ブログで未完の作品は、カクヨムサイトで完成しています。
カクヨムサイトはこちら

 

  今日も遊びに来てくれてありがとうございます。
 お帰りに下のバナーを押してくださると…活力になります。
 皆さんの応援でがんばっています。