アダムとイブに残す言葉 詩
言葉の鱗で全身を鎧ってきた。
幾重にも いくえにもウロコを重ねて
全身をうろこで鎧っている
それが北斎の享年になったら
ホロホロと剝がれていく
I LOVE YOU
愛してらあな
このぶよぶゆ
肉のかたまり
万葉のむかしから
言の葉でわたしたちは
全身を飾りたててきた
像 花にあらざる時は夷狄
心 花にあらざる時は鳥獣
芭蕉さんだっていってるよ
言の葉があって花がある
葉も花もみんな言葉なんだよ
みんな みんな言葉なんだよ
このぶよぶゆした肉の塊を
言葉を鎧として 守るのだ
戦争があるのは敵のぶよぶゆ
肉をほろぼすためなんだよ
人間なんかたいしたものじゃない
全身をはやく言葉でおおいかくせばいい。
ほら わたしたちの始祖が
アダムとイブがイチジクの葉で隠したように
全身を言の葉で隠せばいいのだよ
ブヨブユした醜いものが
みえないようにしようよ
そうすれば
わたしたち
神になれる
戦争もない
だって
ほら ほら
神様が
いってるよ
始めに
言葉ありき
わたしなんか
ぼろぼろ
全身を鎧ってきた
言葉の鱗が
剝げ落ちてきた
ショウガナイヨナ
画聖北斎の享年なんだから
でも でもだよ
まだ 言の葉で
身を包むことはやめないよ
やめたらいまは
ひからびて
骨皮筋衛門
醜いからだ
晒すことになるもの
だから遺言かくには
まだ いかないんだ
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幾重にも いくえにもウロコを重ねて
全身をうろこで鎧っている
それが北斎の享年になったら
ホロホロと剝がれていく
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愛してらあな
このぶよぶゆ
肉のかたまり
万葉のむかしから
言の葉でわたしたちは
全身を飾りたててきた
像 花にあらざる時は夷狄
心 花にあらざる時は鳥獣
芭蕉さんだっていってるよ
言の葉があって花がある
葉も花もみんな言葉なんだよ
みんな みんな言葉なんだよ
このぶよぶゆした肉の塊を
言葉を鎧として 守るのだ
戦争があるのは敵のぶよぶゆ
肉をほろぼすためなんだよ
人間なんかたいしたものじゃない
全身をはやく言葉でおおいかくせばいい。
ほら わたしたちの始祖が
アダムとイブがイチジクの葉で隠したように
全身を言の葉で隠せばいいのだよ
ブヨブユした醜いものが
みえないようにしようよ
そうすれば
わたしたち
神になれる
戦争もない
だって
ほら ほら
神様が
いってるよ
始めに
言葉ありき
わたしなんか
ぼろぼろ
全身を鎧ってきた
言葉の鱗が
剝げ落ちてきた
ショウガナイヨナ
画聖北斎の享年なんだから
でも でもだよ
まだ 言の葉で
身を包むことはやめないよ
やめたらいまは
ひからびて
骨皮筋衛門
醜いからだ
晒すことになるもの
だから遺言かくには
まだ いかないんだ
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