田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

魔闘学園/吸血鬼浜辺の少女外伝 麻屋与志夫

2008-09-04 11:41:40 | Weblog
 ブジでいてくれますように。
 麻屋はこの土地の氏神様。
 今宮神社に祈った。

 この街のどこかにきっといるはずてす。
 どうかケイコを守ってやってください。
 吸血鬼の餌食になど。
 なりませんように。
 おねがいします。

「鹿沼にだけ、なぜ妖気がふきだすのさ」 

「九尾の狐をほろぼし、封印した土地だからだ。
 犬飼一族が玉藻の前、追討にくわわって、この地が戦場となった。
 玉藻を擁して中国からわたってきた幻術を使う九つの部族。
 九つの牙。
 九牙を=この船底形盆地の西の久我の地に封じこめてあるからだ。
 久我の奥にはだから石裂山(おざく さん)があり玉藻が九尾の狐が千年にわたり 封印されているのだ。
 封印するまでには、双方に多くの死者がでた。
 それで、タタラレテいるのだ」
 
 玉藻は吸血鬼の女大将軍なのだ、といおうとして、やめた。
 焼き肉屋のチャンスンみたいだ。

「それって、焼き肉屋の看板のこと」
 とタカコにからかわれそうだ。
 
 石裂山は尾を裂く山。
 九尾の狐の尾が埋葬されているのだ。
 といおうとして、やめた。
「コミックの読み過ぎよ。ゲームのやり過ぎ」
 
 とからかわれそうだ。

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