「こんなバンドが生きのこっていたのか???」
「生きのこっていたんじゃないの」
吸血鬼は。
ヒロシですなんておどけて、デスロック会場ではしゃいでいる。
「われわれは死なないの」
まじっすか??????
なんて若者ことばでききかえしたくなる。
この音響ではヒロシのみみに口をあてなければつうじないだろう。
翔太はヒロシの耳に顔をよせる。
ヒロシがギョッとふりかえる。
「おれに噛みつくきか。おれの血を吸うか?」
立場が逆だ。
大音響のメタルの魂の歌をきいているとおかしくなる。
ともかくバンドのメンバーだって。
扮装の必要のない。
地のままでいける吸血鬼だ。
それが一般のひとびとには見えていない。
みえていないから、怖いものしらずだ。
おどりくるっている。
どうやら。
翔太たちはVと人間の争いのない場所。
緩衝地帯。
ニュートラルゾーンに案内されたらしい。
さらに扉をぬける。
耳を覆っていた音響がピタリとやむ。
「いらっしゃい」
犬森サブロウが黒の給仕服で出むかえる。
「ここでは……争いはナシですよ」
いきり立つ翔太に。
ヒロシがいう。
「そうでしたね。失礼しました」
one bite,please. ひと噛みして!! おねがい。
↓
ああ、快感。
「生きのこっていたんじゃないの」
吸血鬼は。
ヒロシですなんておどけて、デスロック会場ではしゃいでいる。
「われわれは死なないの」
まじっすか??????
なんて若者ことばでききかえしたくなる。
この音響ではヒロシのみみに口をあてなければつうじないだろう。
翔太はヒロシの耳に顔をよせる。
ヒロシがギョッとふりかえる。
「おれに噛みつくきか。おれの血を吸うか?」
立場が逆だ。
大音響のメタルの魂の歌をきいているとおかしくなる。
ともかくバンドのメンバーだって。
扮装の必要のない。
地のままでいける吸血鬼だ。
それが一般のひとびとには見えていない。
みえていないから、怖いものしらずだ。
おどりくるっている。
どうやら。
翔太たちはVと人間の争いのない場所。
緩衝地帯。
ニュートラルゾーンに案内されたらしい。
さらに扉をぬける。
耳を覆っていた音響がピタリとやむ。
「いらっしゃい」
犬森サブロウが黒の給仕服で出むかえる。
「ここでは……争いはナシですよ」
いきり立つ翔太に。
ヒロシがいう。
「そうでしたね。失礼しました」
one bite,please. ひと噛みして!! おねがい。
↓
ああ、快感。
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