田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

俳句四句

2008-01-12 20:25:21 | Weblog
1月12日 土曜日 小雨
●冬の雨が降りだした。満目䔥条とした野を歩いた。見渡す限り枯れ草色の風景の中をひとりぼんやりと歩いた。このところ根をつめて原稿書きをしているので冷やかな雨をほほに感じながらの散策はたのしかった。寂しくもあった。

●このあたりは、母に死なれたとき茫然自失、ただただ涙を流しながらあるいた枯野だ。そのころ作った句を再録した。

●冬木立ち亡き人を呼ぶ声も枯れ
 物書きの一生落ちアユ黒き川
 おちば時雨かそけき音のきわまりて
 黒猫の影だけわれに慕い寄る


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