ニュース中継 ワールド・時計・見本市よりの中継
看板キャスターのココ山口が得意のポーズで世の問題を一刀両断した。今夜の問題は、容器に残ってしまうマヨネーズをどうやって使い切るかについてパネラー達と熱く議論した。結果、マヨネーズの容器をハサミで真っ二つにした後、その中にマカロニを放り込み、マカロニサラダを作るで全員一致をみた。
「それでは次のコーナーです。話題の現場を毎日中継で繋ぎます。今日はどちらにおじゃましているのでしょうか。現場を呼んでみましょう。よしえさーん」
「はい、こんにちは。今日はワールド・時計・見本市に来ております。リポーターのよしえです。よろしくおねがいします。私の横にいらっしゃるのが会場を案内していただく、腕時計を全身にまとう男として有名な、時(とき)計(はかる)さんです。早速ですが計さん、こちらの時計はどういったものですか」
「こちらはそろばんを大胆にアレンジした、機械式そろばん腕時計です。そろばんをそのまま利用いています。そろばんの玉が西暦、時間、秒、ストップウォッチを表示します。見た目はそろばんを腕に装着する格好になりますので、SF映画の主人公が扱うような、ガジェット感がぷんぷんです。当然そろばんとして計算することも出来ます」
「なるほど。次の時計はどんな時計ですか」
「これはソーラー時計です」
「リストバンドに棒状のものが飛び出ていますね」
「日時計ですね」
「日時計ですか」
「そうです。棒の影で時刻を表示します」
「次の時計は何でしょう。リストバンドに収納されているものを外しますと、聴診器のような形になりますね」
「聴診器に似ていますが、気海(きかい)式時計です」
「漢字は気海式でよろしいのですね」
「そうです。あまりなじみのない言葉ですが、気海とは漢方医の用語で、元気のあつまる海の意、へそ下一寸ばかりの所をさします。要するに聴診器を自分の腹にあてて、お腹のすき具合をもって時刻を聞き取る時計となっております」
「以上、現場からお送りしました。スタジオに返します。さようなら」
看板キャスターのココ山口が得意のポーズで世の問題を一刀両断した。今夜の問題は、容器に残ってしまうマヨネーズをどうやって使い切るかについてパネラー達と熱く議論した。結果、マヨネーズの容器をハサミで真っ二つにした後、その中にマカロニを放り込み、マカロニサラダを作るで全員一致をみた。
「それでは次のコーナーです。話題の現場を毎日中継で繋ぎます。今日はどちらにおじゃましているのでしょうか。現場を呼んでみましょう。よしえさーん」
「はい、こんにちは。今日はワールド・時計・見本市に来ております。リポーターのよしえです。よろしくおねがいします。私の横にいらっしゃるのが会場を案内していただく、腕時計を全身にまとう男として有名な、時(とき)計(はかる)さんです。早速ですが計さん、こちらの時計はどういったものですか」
「こちらはそろばんを大胆にアレンジした、機械式そろばん腕時計です。そろばんをそのまま利用いています。そろばんの玉が西暦、時間、秒、ストップウォッチを表示します。見た目はそろばんを腕に装着する格好になりますので、SF映画の主人公が扱うような、ガジェット感がぷんぷんです。当然そろばんとして計算することも出来ます」
「なるほど。次の時計はどんな時計ですか」
「これはソーラー時計です」
「リストバンドに棒状のものが飛び出ていますね」
「日時計ですね」
「日時計ですか」
「そうです。棒の影で時刻を表示します」
「次の時計は何でしょう。リストバンドに収納されているものを外しますと、聴診器のような形になりますね」
「聴診器に似ていますが、気海(きかい)式時計です」
「漢字は気海式でよろしいのですね」
「そうです。あまりなじみのない言葉ですが、気海とは漢方医の用語で、元気のあつまる海の意、へそ下一寸ばかりの所をさします。要するに聴診器を自分の腹にあてて、お腹のすき具合をもって時刻を聞き取る時計となっております」
「以上、現場からお送りしました。スタジオに返します。さようなら」