オレンジな日々

広島在住のシンガーソングライター&ピアニスト
三輪真理(マリ)のブログです。
音楽大好きな日常を綴っています。

JK 『君と僕~そして僕達Hiroshima 2007』in LIVE Cafe Jive

2007-02-12 | ライブ・コンサート

JK 『君と僕~そして僕達Hiroshima 2007』を観にLIVE Cafe Jiveへ。
私の大好きなギタリスト梶原順さん(順さま)と広島のミュージシャンのジョイントライブ。
出演は、梶原順 (G)、 小田原政広 (G)、 福田康作 (G)、 前田順三 (B)、 吉岡洋充 (Ds)、 因幡由紀 (Vo)という面々。
ホントにサイコーに楽しいライブでした。それでは軽くライブレポをします。

ライブのスタートは順さまと小田原さんのアコースティックギターデュオから。
パットメセニーのアルバムに入っているヘンリー・マンシーニの曲をゆる~い感じで。
続いてはベースの前田さん、ドラムの吉岡さんが加わって、ハービーハンコックの曲。これが・・また良くて・・。
吉岡さんのブラシがなんとも気持ちよ~くしてくれるんですよね。かゆいところに手が届くというのはこんな感じ。

ここから順さまと小田原さんがギターをエレキに持ち替えて、小田原さんのすごくカッコいい曲で『キューバンナイト』(いつも何故か『吸盤ナイト』と聞こえてしまい、1人で心の中で笑いそうになってしまう曲)。
そして、順さんの曲で『Jive』。これはジャイブでセッションするために順さまが書き下ろしたという曲。実は私、譜面をもらって持っているんですよね~~~。(でも、実際あんまり役に立たないけど(苦笑))。
このエレキの2曲が、特にもう、もうサイコーでした。
順さまのエレキってホントに久しぶり。アコースティックもそれなりにいいんですけど、順さまのエレキソロのオラオラ~~~っていう感じは、すっごくセクシーで男らしくて、素敵なんです。
低音から高音まで、ボリュームもフレーズも響きも。あっぱれ!!って感じで。
あ~~~生きててよかったって気分にさせてくれるギターです。

続いてはギターが小田原さんから福田さんに変わって、福田さんのオリジナル曲とディープ・パープルの『HUSH』。
いや~~~。福田さんのヴォーカルすごいです。まさにロック!!すっかり店中が熱くなったところで前半終了。

後半はヴォーカルが因幡由紀さんに変わって、キャロルキングの『タペストリー』というアルバムから名曲をどんどん聴かせてもらいました。
因幡さんのヴォーカルは初めて聴いたんですけど、私の大好きな大貫妙子さんにも似た響きを持ったソフトな歌声で、引き込まれてしまいました。とっても素敵でした。
そしてラストは全員でキャロルキングの『ユーガッタフレンド』。
世界の素晴らしい名曲を素晴らしいプレイヤーの演奏で生で聴く。こんな喜びがあっていいのかしら、って改めて思いました。

音楽ってすごい。
悲しくて情けなくて死んでしまいたいような気分の夜も、必ず生きる力をくれる。

昨日聞いた話。
阪神大震災に見舞われた神戸の町で、復興の最中に教会で開かれたクラシックコンサートの話。
食べ物も住むところも満足にないようなそんな場所で、そんな人たちに音楽は無力だと思いつつも、自分たちに出来ることはこれしかないからと音楽家たちが集まって開いたクラシックコンサート。
最初に演奏された『G線上のアリア』で、多くの人たちが涙したといいます。

人が生きていくのに、きっと音楽っていうのは底知れない力があるんだとやっぱり思う。
音楽って、もしかしたら愛のひとつの形なのかもしれない。
私も音楽をやる人間の1人として、やっぱり、なんか頑張っていこうって思いました。ありがとう。