INSPIRATION | |
Paul Zollo,丸山 京子 | |
アミューズブックス |
以前作曲家の野口義修先生に薦められて買ってた本です。
買ったのは随分前だったんだけど、最近ようやく手に取って読み始めました。
ボブ・ディラン、キャロル・キング、ポール・サイモン、バート・バカラック、マドンナ、・・20人のソングライターたちが何を考えて何を思いついて曲を作ってきたのか。
この本には自分にとってヒントになる言葉が溢れています。
そんな中で、ピート・シーガーの言った「ソングライターは皆チェーンの鎖のようなもの。」という言葉が印象的。
自分にとって曲を作る意味はきっとコレなんだと思います。
それがどんな曲であっても、世に出たがっている曲を世に出す。
多分、私は音楽にとっての媒体で、私という体を通って生まれたがっている音楽を出すために生きているんだなあと改めて感じます。
太古の昔から、ミュージシャンとはそういうものだったんでしょう。
そして一つの鎖になって、この世界をどこかに導いていく役目を担っているんでしょう。
しかし、このインタビュー本を読んでると、どこかまるで深い森の中に連れて行かれるようです。
ソングライターって詩人だなあ・・ってつくづく感じるひととき。
いい音楽のためにこれからも精進します。
これはピート・シーガーの有名な『花はどこへ行った』です。