ドリーム
これは実家の倉庫の中から出て来た1本のカセットテープ。
これは私が13歳の時に作曲して演奏、録音したテープ。どっかに置いてるとは思ってたんですが30年以上ぶりに出て来てびっくり。早速聴いてみるとなんか結構いい出来映え。
これは実はYAMAHAの開催のジュニアオリジナルコンサート(JOC)に出品した曲のテープです。JOCは1972年に始まってもう40年も続いてるYAMAHA主催のコンサート。結構ハイレベルなコンサートで、あの塩谷哲さんや上原ひろみさんを始めとする錚々たるJOCの出身の音楽家の顔ぶれを見ればJOCがどんなにすごいコンサートだったかわかってもらえると思います。
子供の頃YAMAHAの音楽教室に通ってた私はおそらく初期の頃から毎年JOCに作品を応募していました。しかし地方予選は通過するものの全国大会にはいつも届かず。憧れの合歓の郷での全国大会は遠い夢でしたね。今や押しも押されぬ作曲家となられた大島ミチルさんや西村ゆきえさんと同世代だった私は、いつも子供ながらハイレベルな人たちに圧倒されていました。
音楽家になる夢、ピアニストになる夢、自分がそれほどすごい才能ではないと知りつつも「いつか夢を叶えたい」というふつふつとした思いを言葉にできないまま曲にしたんだなあと思います。この曲でも全国大会に出場する夢は叶わなかったものの、何故か後にYAMAHAの教材に採用されることになったという記念の1曲です。
Facebookでそのことを書いたら聴きたいと言って下さる声も多かったので思い切ってYou TubeにUPしてみました。せっかくなのでライセンスフリーの写真を使わせてもらってイメージ動画を作ってみました。こちらです。
どうでしょうかねえ。
曲も演奏も拙い部分はありますが13歳にしては頑張ってたと思いますね。
ドリーム=夢。
音楽大学ではない大学に行き普通の仕事をして結婚して子供を産んで、普通の母親になっても、どうしても捨てきれなかった音楽家になるという夢。
そして今、再び夢を叶えるために音楽の道へ戻っています。
自分の夢はいつからでも何歳からでも叶えていいんだと思いますね。
この曲を作った頃の私への答えはこれから出したいと思います。
ますます頑張ります!!
ところで余談ですが、JOCでは自分で曲を作曲して演奏するだけではなく、本番の舞台の上で会場の人から渡されたメロディでその場で即興演奏をするという心臓が飛び出そうに緊張するコーナーがありました。今でもあれを思い出すと心臓がキュンとなります。
こちらに子供たちが演奏してる実際の演奏の動画が紹介されていたので見てみて下さいね。ピアノとエレクトーンのアンサンブルとかすごいですよ。
これだけの演奏を簡単な打ち合わせだけでやってしまうんです。
半端なくハイレベルです。
40年続くこのコンサート、今年もハイライトコンサートが全国各地であるようです。
ちなみに広島は7月31日にアステールプラザ大ホールで開催だそうです。未来の大作曲家の卵たちの演奏をぜひ目撃しに行かれてみては?詳しくはこちらです。