観てきました。
話題の映画『君の名は。』。
10代、20代が大感動、みたいな様子だったのでこれは観てみようかと思い立ち。
感想は、、うむ、なるほど。という感じ。
ここからはネタバレあります。
千年ぶりとなる彗星の来訪を一ヶ月後に控えた日本。山深い田舎町に暮らす女子高校生三葉は憂鬱な毎日を過ごしていた。
町長である父の選挙運動に、家系の神社の古き風習。小さく狭い町で周囲の目が余計に気になる年頃だけに、都会への憧れを強くするばかり。
「来世は東京のイケメン男子にしてくださーい!!」
そんなある日、自分が男の子になる夢を見る。見覚えのない部屋、見知らぬ友人、目の前に広がるのは東京の街並み。
念願だった東京での生活を思い切り満喫する三葉。
一方東京で暮らす、男子高校生瀧も、奇妙な夢を見た。行ったこともない山奥の町で、自分が女子高校生になっているのだ。
繰り返される不思議な夢。そして明らかに抜け落ちている、時間と記憶。そして二人は気付く。
「私/俺たち、入れ替わってる!?」
以上、公式サイトより転載。
映画「転校生」や「秘密」、など、入れ替わりを扱った物語はあるけど、この「君の名は。」の面白さはそこにタイムスリップが絡んでいるところ。ある意味映画「バックトゥーザフューチャー」や「ターミネーター2」「時をかける少女」的なのです。
「出会うことのない二人の出逢い。運命の歯車が今動き出す」
というキャッチコピーの真の意味。
それは入れ替わっている二人の時間軸に3年というギャップが存在しているということ。つまり入れ替わっている17歳同士の二人は違う時間軸に生きていたということ。
そこがわかった時「へえ〜〜」ってなってくるわけです。
実際に存在する東京と、想像上の糸守町。
口神酒という風習、巫女に代々伝わる夢のお告げ、隕石落下により消えた町。そこで死んでしまった三葉と3年後の瀧がなぜか出会う。
ノンフィクションとフィクションが上手に混じって、観てる私たちをトリップさせてくれる。
これが実写版のハリウッド映画ならあんまり新しくはなかったかもしれないけど、これがアニメということで意外にリアル感を増すというか意外にすんなり入り込めるんですね。
好きなシーンは違う時間軸に生きる三葉と瀧が宮水家の御神体のある山の尾根で黄昏時に出会うシーン。
「たそがれ=誰そ彼」の時間は、時間軸が曖昧になるという設定。
時空を超えて出会った二人が過去と現在を書き換える。
人生ってある意味「パラレル・ワールド」。
今生きてる人生と別の時間軸がもしかしたらあるかもしれないって誰もが一度は思うこと。違う時間軸にもし生きられたら、あなたは誰と出会い何を選ぶんだろう。
人生って決まってるようで実は決まってない。
今日選ぶことを自分が変えれば明日はガラッと変わってしまう。
そんな真実に誰もがそろそろ目醒めてもいい頃かもですね。
「君の前前前世から僕は
君を探しはじめたよ
そのぶきっちょな笑い方をめがけて
やってきたんだよ」
(RADWINPS「前前前世」より)
こちらのサイドストーリーも面白そうです。
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田中 将賀,朝日川 日和,「君の名は。」製作委員会,新海 誠 | |
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