オレンジな日々

広島在住のシンガーソングライター&ピアニスト
三輪真理(マリ)のブログです。
音楽大好きな日常を綴っています。

映画『メッセージ』(ネタバレあり)

2021-01-12 | おすすめ映画

お正月が明けて、ちょっと時間があったのでWOWOWで録りためていた映画を観ています。
2016年の公開作品『メッセージ』。
卵か煎餅を立てたような宇宙船のシーンが印象的な映画ポスター。
内容は全然知らなかったんですが、とっても興味深い映画でした。




以下はWikipediaあらすじ(ネタバレあり)です。


【転載開始】

世界各地に謎の宇宙船が現れ、言語学者のルイーズ・バンクス(エイミー・アダムス)、物理学者のイアン・ドネリー(ジェレミー・レナー)、アメリカ軍大佐のウェバー(フォレスト・ウィテカー)たちが調査を始める。

ルイーズとイアンはウェバーらが指揮する宿営地に加わる。そこでの任務は宇宙船の中にいる2体の地球外生命体「ヘプタポッド」の飛来の目的を探ることだった。試行錯誤の末、墨を吹き付けたようにして描かれるヘプタポッドの文字言語の解読がはじまる。並行して、ルイーズは病で死ぬ娘とその母としての自分が登場する光景のフラッシュバックに悩まされる。過去の記憶のように感じられるが、彼女は娘を持ったことがない。

結論を急ぐ政府の要請にルイーズはヘプタポッドの目的を彼らの文字で尋ねると、 『人類に「武器=道具」を与えるために地球に来た』と解釈の出来る返答があった。これを脅威と見なした中国軍は通信回線を閉じ、ヘプタポッドとの戦争の準備を始めてしまう。

ルイーズとイアンは慌ててヘプタポッドと再度対面に向かうが、異星人を脅威と見なした一部将校が、宇宙船に爆弾を仕込み、対面の間で爆発しヘプタポッド対人類の戦端を開いてしまう。異星人の重力コントロールで助かったルイーズとイアンは、ヘプタポッドが最後に残した複雑で巨大なメッセージから、『世界中の協力により、人類にヘプタポッドの何かがもたらせる』と解読するが、もはや世界の研究者との通信回線は途切れてしまい、ヘプタポッドとの戦争が始まる寸前になっていた。

ルイーズは上空から落とされたカプセル状のものに乗り、一人円盤に乗り込んだ。そこでヘプタポッドは地球に来た本当の理由を知る。彼らは3000年後に人類から助けられるため、贈り物をするのだという。ルイーズはヘプタポッドが時間を超越していること、そしてフラッシュバックしていた光景は自身の未来であることも知る。

ルイーズはヘプタポッドの言語を学ぶにつれ、ヘプタポッドのように未来を認識することができるようになっていた。開戦が迫る中、ルイーズは中国軍のシャン上将に電話して説得を試みる。誰も知らないはずの妻の死ぬ間際のメッセージを伝えられたシャン上将は説得に応じ、戦争は食い止められ、再び世界の研究者との通信回線がつながった。世界が一つなったことを察したヘプタポッドの宇宙船は煙のように次々と空に消えていった。ルイーズはヘプタポッドが去った後、パーティー会場でシャン上将と初対面し、彼の説得に必要な携帯電話の番号と妻のメッセージを得るのであった。

撤退する宿営地の脇でイアンがルイーズに結婚を申し込む。その後イアンとの破局や、生まれる娘が早逝する運命を避けられないと知りながらルイーズはプロポーズを受け入れる。

【転載終了】


言語学者である主人公ルイーズはヘプタポッドという宇宙船にいる知的生命体の言語を学ぶうちに、その言語の思考体系になっていく。ヘプタポッドの世界には時制がないので、意識の中で時間を行き来することができる、つまり未来がわかるようになったという設定が面白い。
私たちは知らず知らずのうちに、使っている言語によってその言語の持つ時間の制約に縛られて生きているのかもしれないですね。
脳が程よくマッサージされたようで楽しい映画でした。


SFドラマということですが、もし未来を知っていても人はその運命を受け入れるのか、というような人の心がテーマのような映画にも思えました。
未来を知っていることと知らないこと、どちらが幸せなんでしょう?


前に見た『TENET』といいこの『メッセージ』といい、時間がという概念がキーワードになった映画はいっぱいあります。3次元で生きている私たちにとって時間を自由に行き来したいという願望は永遠のテーマなのかもしれないですね。
もしもタイムトラベルができるようになったら、どの時代に行きたいですか?